SparkyLinux
ってことで SparkyLinux ですが、こちらも PC-FREEDOM ではすでに何度も紹介しており、特に 32 ビット版は PAE 非対応プロセッサでも動作してくれる、なかなかのやり手でございます。
別記事と動画で、もう少し詳しく紹介しておりますのでぜひそちらもご参考にしていただければと存じます。
SparkyLinux も Debian をベースとして、軽量なデスクトップ環境の Xfce や LXQt で構築されております。
Debian の安定版をベースにした「Stable」と、Testing 版をベースとした「(Semi-)Rolling」が提供されていますが、32 ビット版は「Stable」エディションでのみです。
また 32 ビット版は、LXQt デスクトップと MinimalGUI (これはウィンドウマネージャの Openbox のバージョン) 、それとデスクトップ環境を持たない MinmalCLI が用意されています。
もちろん CLI が最も軽量で高速に動作するのですが、コダシマは GUI 環境が無いと使えません。
ってことで、BunsenLabs と同じく Openbox で構築された MinimalGUI をテストしてみました。
が、ココでもトラブル…。
起動しません。
ずっと、この画面がループします。
ブートオプションとかが必要なのかと思い、いじりましたがループから抜け出せませんん。
「どうしよう…」とかも思いましたが、こちらは心当たりがございます。
心あたりがあるのは、インストールメディアを作成する際に Rufus を使ったのですが、「詳細なドライブ」のプロパティにある「古い BIOS のために修正を追加 (パーティションの拡張、並び替え、その他)」これのチェックが必要だったのではないか?ということです。
先程は特に何も考えずに書き込んでいたのですが、この Qosmio は PAE 非対応の化石レベルの 32 ビットパソコンです。
新しいわけがないです。
ってことで、インストールメディアを作り直すのですが、せっかくなので LXQt を試してみることにします。
LXQt もデスクトップ環境にくくられますが、ウィンドウ・マネージャーは BunsenLabs や MinimalGUI と同じく Openbox です。
きっと軽快に動いてくれるはずです。
ということで、「詳細なドライブ」のプロパティにある「古い BIOS のために修正を追加 (パーティションの拡張、並び替え、その他)」にチェックを入れインストールメディアを作り直します。
…どうやら上手くいったっぽいのですが、起動までにとても時間がかかり、フリーズしてしまったのかと思ってしまうくらい時間がかかりました。
最低でも 3 分くらいは待つ余裕がないとダメですね。
ってか、LED ランプがチカチカしていなかったら間違いなく強制終了していたやつです。
無事に起動したのですが、Welcome 画面がなんだか残念なことに…。
ちゃんとインストールしたら治るのかしら?
ライブ環境でテストしようと思っておりましたが、待ってばかりいたので、もうさっさとインストールしてしまいます。
ちなみに SparkyLinux のインストーラーは、他の Linux でもよく見られる Calamares というインストーラーです。
んで、こちらも一通りの設定が終わり、インストールが始まると、ウィンドウが真っ暗に…。
なぜ?
シークバーとかが見えないため、インストールの進捗は USB メモリの LED ランプとパソコンの激しいファンの音が頼り。
LED ランプがチカチカしなくなって、パソコンのファンも静かになればきっとインストールが終わっているはず。
いくら 32 ビットパソコンとはいえ、オペレーティング・システムのインストールは 30 分もあれば終わるはずです。
30 分の休憩だと思って、気長に待つことにいたしました。
が、突如として文字が現れました!
知ってる!コレ!
インストールが終わったときに出るやつ!
この文字が出たということはインストールが終わっているため、インストーラーのウィンドウを閉じても大丈夫です。
とか言ってるそばから、再起動ボタンが表示されました。
はい、再起動。
…画面が暗くなってから電源が切れるまでが長かった。
やっぱり、最低 3 分は待たないといけません。