キーボード選びの基準

今こそ自分に合う最高のキーボードを探せ!iClever G03 有線RGB日本語配列メカニカルキーボード

キーボード選びの重要性として講釈を垂れましたが、根本的にコダシマは「安くても使いやすければ…」、というか「安くて使いやすい」のが良いと思っているので、メンブレン式とかパンタグラフ式とかの安いものをいろいろと使ってきました。

といった具合に、人それぞれ価格重視だったり、性能重視だったり、見た目重視だったり、キーボードを選ぶ基準があると思います。

その基準となる項目を考えてみましょう。

キーの仕組みについて

このチャンネルをご覧のあなたには、もう説明不要かもしれませんが、動画の尺のためにあえて説明しておきます。

キーボードは、キーの仕組みによって大きく4種類に分けられます。

  • メンブレン方式
  • パンタグラフ方式
  • メカニカル方式
  • 静電容量無接点方式

こちらも、ひとつずつ説明しておきましょう。

メンブレン方式

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メンブレン方式は、昔からある最もスタンダードなキータイプです。

キーの下に「ラバーカップ」や「ラバードーム」と呼ばれるお椀のような形のパーツがついており、キーを押したときにこのラバーカップの反発力でキーが戻る仕組みになっています。

このような仕組みのため、タイピングの感触はゴム特有のムニュっとした打鍵感です。

薄型のキーボードに慣れている場合は、しっかりと押す必要があり、ゴムの劣化が進むと、タッチの感触が悪くなってきます。

ちなみにラバーは基本1枚のため、故障したらまるごと買い替えになります。

また、ゴムのためにタイピングの打鍵感に爽快感がないと感じる人もいるでしょう。

どうしても基本はムニュっとした感じだったり、ラバーが力強くてポコポコしたりするのもあります。

メーカーによって使い心地が左右されますが、いずれも爽快感とは違った感触なのは変わりありません。

しかし、キーボードの中では最もお買い求めやすい価格帯のキーボードです。

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パンタグラフ方式

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パンタグラフ方式は、ノートパソコンなどのキーボードによく使われる薄型のキータイプです。

構造的には メンブレン式を拡張した仕組みです。

ラバードームを用いたキーの支持構造に「パンタグラフ(X字形などの軸)」を追加することで、 キートップを安定化し、短いストロークの薄型キーボードでもキーのガタつきを防ぐ仕組みになっています。

キーを支えるパンタグラフ構造がキー全体をカバーしているので、キーの中央以外を押しても安定して入力できるメリットがあります。

ただし、パンタグラフ方式はキーストロークが浅いため、人によっては打った感触が薄いという意見もありますが、比較的お求めやすい価格帯にあるキーボードなので、個人的に好きなキータイプです。

メンブレン方式の進化型のような仕組みなので、こちらもラバーの具合によってさまざまな打鍵感があります。

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メカニカル方式

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メカニカル方式は、すべてのキーが独立して機械式のスイッチとスプリングを配置しているので、メンブレン方式よりも滑らかにキーが沈み、スプリングでスムーズにキーが戻ります。

また、機械式スイッチならではの爽快感のある打鍵感が好評です。

スイッチの内部には「青軸」「赤軸」「茶軸」といった機械軸が用いられ、同じメカニカル方式でも打鍵感が変わります。

使用感の違いがはっきりしており、その好みも分かれるので、メカニカルキーボードを購入するのであれば、特にはじめのうちは実際にタイピングしてみて決めるのが望ましいです。

メカニカルキーボードの多くはドイツ・CHERRY 社の製造するメカニカルスイッチ CHERRY MX が使われていますが、最近では良くできた互換キースイッチも増えています。

参考までに代表的なスイッチの感覚は次の通り。

  • クリッキー…青軸(しっかりカチカチ)
    打鍵感が強く、入力のときにもキーの重みを感じます。タイピングの打鍵感が欲しい人にオススメ。
  • リニア…赤軸(カチカチなし)
    メカニカルの中では最もタイピング音が小さいキーボード。キーが軽く、なめらかなタイピングが特徴。
  • タクタイル…茶軸(ちょっとカチカチ)
    最もスタンダードで、青軸と青軸の中間ほどのスペック。メカニカルキーボード初心者にオススメ。

キーの仕組みのためメンブレン方式やパンタグラフ方式よりも高価なキーボードですが、以前よりもお手頃な価格になってきています。

テンキーレスやコンパクト型などは、1万円以下のものも増えておりメンブレン方式やパンタグラフ方式のものより少し高い程度で手に入るものも多くなりました。

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静電容量無接点方式

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出展:https://www.realforce.co.jp/features/

そして、キーボードの最高峰「静電容量無接点方式」。

スイッチを押すときの静電気を感知して入力する仕組みを採用しています。

他の方式とは異なり、電極が接することなく一定レベルに近づけば回路が接続されてキーが押されたことを認識する構造のため、物理的な接点が無く、信頼性と耐久性に優れています。

物理的な接触が無くても入力できるキーボードなので、一般的なキーボードでよく見られる「底打ち」をする必要はありません。

タイピング時に発生する底打ち音を抑える事ができるため、通常よりも静かなタイピングが可能です。

また、キーボードの仕組みに関わっているパーツが少ないことから、キーが劣化しにくい傾向があります。

キー入力の際のストレスが最も低いキーボードのため、たくさんタイピングをしなければいけない職業の方にはオススメです。

が、その構造的にキーボードの中では最も高価です。

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一言でキーボードと言っても、これだけ構造の違いがあります。

これらの中から、自分好みのキーボードを探すため、いくつかの基準を考えてみましょう。