フランスで開発されている Ubuntu ベースの Voyager GE の最新版となる 19.04 が、2019年4月24日にリリースされた。

Voyager とは?

フランス生まれの Voyager GE 19.04 がリリースされたので、

Voyager は Ubuntu ベースでデスクトップ環境に GNOME Shell を使っている GE と、Xubuntu ベースでデスクトップ環境に Xfce を使っている無印、無印をベースにゲーム環境を強化した GS の3つのエディションが提供されている。

インストールする PC のスペックや、用途に応じて選ぶことができる。

今回リリースされた GE は GNOME Shell を採用したエディション。

今回の変更点は?

新しい Voyager GE は Ubuntu 19.04 ディスコ・ディンゴをベースにしているので、Ubuntu と同様に GNOME Shell 3.32 を導入。

▼より詳しい情報は▼
Website >> https://voyagerlive.org/voyager-ge-19-04/

▼以前のバージョン▼
関連記事 >> https://pc-freedom.net/today_pc_story/voyager-ge-18-10-3-release/

Voyager GE の概要

  • ベース: Debian (Stable)
  • アーキテクチャ: x86_64
  • デスクトップ環境: GNOME
  • パッケージ管理: dpkg (APT)

主なアプリケーション

  • ブラウザ: Firefox
  • メール: Thunderbird
  • オフィス: LibreOffice
  • グラフィック: GIMP
  • ミュージック: Radio extension, Rhythmbox
  • マルチメディア: Videos
  • 動画編集: Pitivi

Voyager GE をインストールするのに推奨されるスペックは?

  • CPU: 2 GHz デュアルコアプロセッサ以上
  • RAM: 2 GB 以上
  • DISK: 25 GB 以上の空きスペース

▼より詳しい情報は▼
Website >> https://voyagerlive.org/voyager-ge-19-04/

個人的な意見ですが、

以前に macOS っぽい Linux として紹介したのがこの Voyager 。

プロジェクトサイトにもリンクを貼っていただいた記事がこちら▼。

Voyager には、Xfce のデスクトップ環境を持つ Xubuntu ベースの Voyager と、GNOME Shell のデスクトップ環境を持つ Ubuntu ベースの Voyager GE とがあり、さらにゲーム環境を強化した、これまた Xubuntu ベースの Voyager GS がある。

最近はもっぱら GE のリリースばかりで、Xubuntu ベースの無印と GS のリリースが少ない。

LTS をベースにしているためかな?

ってことは、来年には無印でも新しいバージョンがリリースされるってことだ。

個人的に GE は、GNOME のためか無印より macOS 感が薄く Linux 感を強く受ける。

壁紙の色合いもほぼ Ubuntu だし、レイアウトが違うだけの Ubuntu に見えて来た。

それでも悪い意味ではなく、細かい作り込みとか、用意されているアプリケーションとか、何より macOS の使い勝手を GNOME で再現しているところには、他の Ubuntu ベース共々好感が持てる。

何より GNOME Shell 3.32 になり、かなりスムーズに動作してくれるので、以前ほど重たく感じないのがありがたい。

Xfce と GNOME の差が縮まって来たかな?

▼ Voyager GE をダウンロードする▼
Website >> https://voyagerlive.org/voyager-ge-19-04/