わたしたちが普段使用するモニターの中でも、ポータブルモニターはその便利さで人気を集めています。しかし、ポータブルでありながら、オフィスや自宅での固定設置にも対応できる、VESAマウント対応のモニターを見つけるのはなかなか難しいんですよね。そこで今回は、そんなニーズに応えるInnoViewの15.6インチVESAマウント対応ポータブルモニター INVPM406 をレビューします。
普通のモバイルモニターだったんですが、「コレ」という特徴がありました！
この動画が、皆さんが最適なモニターを見つけるための一助となれば嬉しいです！
それでは、早速見ていきましょう！
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INVPM406 の開封
では InnoView の 15.6 インチポータブルモニター INVPM406 を開封していきましょう。
箱には 15.8 インチとありますが、誤印字とのことです。もしかしたら、在庫分でまだ 15.8 インチの表記のものが残っているかもしれませんが、現行品は 15.6 インチに修正されているはずです。
まず目に入るのは、お決まりの説明書や保証書、クイックガイドです。
ほら、VESA マウントの取り付け方が書かれています。
これですよ！これ！
そして本体。
同梱品は、この下にはいっています。
同梱品は、映像出力にも対応した Type-C のケーブル、電源用の USB ケーブルで A to C のものと Qualcomm quick charge 3.0 と書かれた電源アダプター。
- 入力: 100-240V～50/60Hz 0.6A Max
- 出力: 5V/3A, 9V/2A, 12V/1.5A
興味が湧いたのでちょっと調べてみると、PD18W 対応の充電器のようです。
あとは、清掃用のクロスと HDMI ケーブルです。HDMI ケーブルは mini からフルサイズへのものです。
INVPM406 の外観と品質
では、このモニターのデザインと品質について詳しく見ていきましょう。このモニターにはスタンドにもなる専用のケースも付属しています。
ケースは磁力で本体に取り付けられているだけなので、取り外しも簡単です。
見た目も悪くありません。
インターフェースは、画面に向かって右側に Mini HDMI とフルファンクションの Type-C ポートが2つ。
反対側に電源ボタンとメニューボタン、3.5mm オーディオジャックが用意されています。
そして、このモニターの特徴の一つはその軽量さと丈夫さです。公称値わずか 679g (実測値: 675g) 、ケースを含めても 1.1kg と軽量です。
これならどこにでも簡単に持ち運べますね。外出先でのプレゼンテーションなどにも最適です。さらに、このモニターは一体成型のアルミニウム合金で作られており、非常に頑丈。よほどアウトレイジな使い方をしなければ大丈夫でしょう。
薄くて軽いだけでなく、日々の使用においても安心して使える耐久性を備えています。
VESAマウント対応のモバイルモニター
実際にはこのモニター、至って普通です。
Full-HD 解像度で非光沢、タッチディスプレイでもなければ、4K 解像度でもない、バッテリーも無い、ホントに普通のモバイルモニターです。ですが、逆に言えば、その「ありふれた普通さ」が抜群の使い勝手を発揮します。余計なことを考えずに、シンプルにモニターとして使えるからです。特に、映り込みの嫌いなユーザーも少なくないと思いますが、コダシマもその一人。非光沢のモニターは不要な映り込みを防いでくれます。
また 15.6 インチというサイズも絶妙です。
画面としてはもっと大きな画面もありますが、取り回ししやすく、それでいて拡大率 100% でもそれほど見にくくなく、画質も悪いというほど悪くありません。ビジネスモデルのノート PC が、こぞって 15 インチ程度の画面を採用するわけです。
また、標準で用意されているケースも、スタンドとして使うことができます。磁石で本体に取り付けているだけなので、手軽に脱着でき、取り回しもとても簡単です。ただ、ケースの使い方については、ちょっと慣れが必要かもしれません。
で、コダシマが最も注目した点が、VESAマウント対応です。
VESA マウントとは、モニターを壁掛けや専用アームに取り付けるための国際規格です。このモニターは、75×75mm の VESA マウントに対応しているため、壁掛けや専用アームに取り付けて使うこともできるモバイルモニターということです。
これまでのモバイルモニターで、VESA マウンタを取り付けられるものを見かけることがありませんでした。ありそうでなかった製品です。
以前紹介した 18.5 インチのモバイルモニターにも採用されていました。
モバイルモニターとしては大きかったため、VESA 規格対応なのかとも思っていましたが、ついに 15 インチクラスでも VESA 規格に対応したモニターが登場しました。コダシマが InnoView のモバイルモニターを選ぶ理由はこのあたりが大きいです。画期的ですよね。VESA マウンタに非対応であっても、それほど問題ではないと思われますが、でもあるとかなり便利です！
VESA マウンタの取り付け
取り付け方法は非常にシンプル。このアダプターをモニターの背面に固定し、後はモニターアームや壁掛けブラケットに取り付けるだけです。ということで、ためにしモニターアームに取り付けてみました。
とても簡単に…と言いたかったのですが、問題発生。
うちのアームに付属していたネジのサイズが合いません。アームに同梱されていたネジは「M4×12」「M4×30」という規格のもの。ざっくり 12mm と 30mm の長さのネジが入っていたのですが、モニターの薄さが薄さだけに、12mm でも長いのです。
必要な長さを計測してみると、およそ 6mm と、短いネジの半分の長さのネジが必要でした。アームに同梱されていたスペーサーは長さが記載されていませんでしたが、測ってみると 13mm でした。どうあがいてもサイズが合いません。
そこで、近所のホームセンターに、ちょうどよいサイズのものがないか探しに出かけました。比較的ネジの種類が豊富なお店だと思っていましたが、ないもんですね。
かわりにスペーサーを探してみましたが、これまたちょうどよい感じのものがなかったので、スペーサーとネジを使って 5m くらいになるようにしてみました。
ネットで探せばすぐだったんですけれども、息抜きもしたかったということで…。
ちなみに、ワッシャーはスペーサーの下の方が良かったです。じゃないと、こんなふうになってしまい、せっかくのスペーサーの意味がありません…。（もちろん後で直しました）
何れにせよ、こんな具合にモニターアームに取り付けてみました。高さや角度を自由に調整でき、取り回しがとても楽になります。その上、デスクスペースも有効活用できるようになります。
このように VESA マウントを活用することで、このポータブルモニターはただの携帯デバイスから、多機能で柔軟な作業環境の一部に変わります。自宅でのリモートワークやオフィスでのサブモニターとしてなど、さまざまなシーンで活躍してくれるでしょう。
INVPM406 の画質と特性
画質についてもお話しておきましょう。
至って普通と連呼しておりますが、
- 解像度 FHD 1920×1080
- 1677万色フルカラー
- コントラスト比 1000:1
- 輝度 300cd/㎡
- リフレッシュレート 60Hz
- HDR 対応
といったスペックで、鮮明な画像を提供します。
また、視野角の広い IPS パネルを採用しているため、上下左右 178° の広い視野角を持っています。IPS パネルは、どの角度から見ても色の変化が少なく、画質が損なわれることはありません。
また小型のデュアルスピーカーを内蔵しているので、音声出力もできます。
このように InnoView INVPM406 は、ビジネスからエンターテイメントまで、あらゆるシーンで利用することができます。
INVPM406 の接続性と互換性
InnoView INVPM406 の接続性にも焦点を当ててみましょう。このモニターには、フルファンクションの USB Type-Cポートが2つ搭載されています。USB Type-Cをサポートする多くのデバイスと簡単に接続できます。例えば、コチラで紹介したこちらのミニ PC 。USB Type-C ケーブル一本で接続できます。
この簡単さは、外出先での作業にも大いに役立ちます。また、もちろん HDMI ポートも搭載しているので、USB Type-C をサポートしていないデバイスにも対応可能です。このモニターにはバッテリーがないため、HDMI で接続する場合には付属していた電源アダプターを使う必要があります。
また、Type-C 接続できるデバイスでも、スマホなどのように電源が限られている場合などは、電源が足りなくなることもあるため、今回のミニ PC のように充分な電力が賄えないときは、HDMI 接続と同じように電源アダプターを使いましょう。
何れにせよ、このように、InnoView INVPM406 は幅広いデバイスとの互換性を持ち、多様な接続オプションを提供します。
INVPM406 の気になるお値段
ポータブルモニターも比較的一般的になり、製品もたくさん販売されるようになりました。
4K 解像度を持ったものや、タッチ機能のあるもの、バッテリーを内蔵したものまで実に多様です。その中で、IPS パネルとはいえ Full-HD 解像度の 15.6 インチモニターの価値は何と言っても価格です。
現在の相場で言えば、同様のスペックを持ったモニターは 1万5千円前後で提供されています。もちろん今回紹介した InnoView INBVP406 もクーポンの利用やセールなどで同程度の価格で販売されています。
どれも似たような製品で迷うかもしれませんが、このモニターに限っては VESA マウント対応というのが、コダシマには大きいです。この価格帯のポータブルモニターには珍しく、壁掛けや固定設置を考えているユーザーには大きな付加価値になります。
こういったモニターを探している方はコダシマだけではないはずです。
結論として、この価格で提供される機能と柔軟性を考えると、InnoView INVPM406 は高いコストパフォーマンスを持っていると言えます。ちなみに、ブラックとシルバーが選べるのも特徴的です。
購入後のサポートと保証は、30日間の無条件返金保証と、1年間の製品保証が付いています。さらに、保証登録を行うことで、保証期間を追加で2年間延長することが可能です。
また、InnoView では、技術的な問題やその他のサポートが必要な場合に対応する、年中無休のカスタマーサービスを提供しています。何か問題があれば、メールや電話で簡単にサポートを受けることができます。
INVPM406 のまとめ
今回紹介した InnoView の 15.6 インチモバイルモニターはいかがでしたでしょうか？
普通、普通と連呼しましたが、VESA マウント対応のポータブルモニターという、携帯性と設置の柔軟性を兼ね備えた、とてもユニークなモニターだったと思います。必要な解像度と画質もあり、オフィスでの作業はもちろん、ゲームや映像鑑賞などの様々な用途で活躍します。
コダシマのようにポータブルモニターで VESA マウンタ対応のものをお探しだった方、もちろん普通にポータブルモニターをお探しの方、このモニターに興味を持たれた方は、動画概要欄に公式サイトのリンクや Amazon のリンクを貼っておきますので、ぜひぜひチェックしてみてください、
このレビューが皆さんの購入判断の一助となれば幸いです。
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