今回はモバイルモニターの案件なのですが、皆さんはモバイルモニターに何を求めますか?

携帯性ですか?それとも画質ですか?もちろんお値段もあるでしょう。

今年はどうやら、モバイルモニターも大型化の傾向にあるようです。

今回紹介するのは、中国のモニターメーカー InnoView が提供する、作業効率を向上させることができるモバイルモニター、そのサイズ、なんと 18.5 インチの大画面のモバイルモニターです。この動画では、このモニターの特徴や利点を詳しく紹介いたします。

【新たな世界へ!】Inno View 18.5インチ大画面モバイルモニター!120% sRGB と 100Hz リフレッシュレートにダメ押しの VESA 規格対応!

ちょっとさわりだけ紹介すると、このモニターは、120% sRGB FHD 1080p 解像度の IPS 液晶パネルを採用しており、リフレッシュレートは 100Hz です。また、低ブルーライトモードを搭載しており、目に負担をかけません。

さらに、FreeSync 低遅延技術が搭載されており、画面はスムーズに表現されます。これらの特徴が、どのようにあなたの日常生活や仕事に影響を与えるのか、詳しく見ていきましょう。

テアリング現象は、ディスプレイのリフレッシュレートとコンピュータのフレームレートが一致しないときに発生する、画面が断続的に裂けるように見える不具合です。

それでは、さっそくレビューを始めていきましょう。

モニター (INVPM501) の開封 

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まずは、開封してみましょう。

いちばん上に取扱説明書とクイックガイドです。

モニター本体を取り出すと、そのスリムさと軽さに驚かされます。

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全体がアルミ合金製で、実は重さが 1.2kg あるのですが、大きさの割に軽く感じます。また薄い部分で 7mm 以下の厚さしかないため、思わず割ってしまいそうなほどスリムです。

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なので 18.5 インチの大画面ながら、意外と持ち運びに便利そうです。

箱の中には、HDMI ケーブル、AC アダプター、USB Type-C ケーブル、そして先程の取扱説明書が同梱されています。このモニターを活用するために必要なものばかりです。

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とくに AC アダプターは PD 30W のスイッチングアダプターという結構良いものです。

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モニターのフレームはスリムで、スクリーンは非光沢タイプです。光沢タイプに比べ、画面への映り込みが少なく、どんな環境でも映像が鮮明に映し出されるのが特徴です。

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それでは、このモニターの主な特徴を見ていきましょう。

このモニター (INVPM501) の特徴 

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それでは、このモバイルモニターの主な特徴について見ていきましょう。

InnoView 18.5 インチモバイルモニター

モデルINVPM501
サイズ18.5 inches
解像度FHD 1920×1080
アスペクト比16:9
パネル種類非光沢 IPS 液晶パネル
視野角H178°/ V178°
リフレッシュレート100Hz
色域120% sRGB
輝度300cd/㎡
端子フル機能 Type-C ×2, Mini HDMI, 3.5mm オーディオ端子
スピーカー内蔵
機能ブルーライト軽減モード, FreeSync 対応, HDR 対応,
自立スタンド, VESA 対応 (ネジ規格 M4×4mm)
外寸 (mm)425×257×6.5/14.3
本体重量1230g

まず、解像度です。FHD 1920×1080 というのは、もはや当たり前かもしれませんね。デザイン作業や映像編集、ゲームなどでは最低限 FHD 以上の解像度が必要です。要件は十分に満たしていると言えます。

次に、色域です。このモニターは 120% sRGB をカバーしています。これは標準的な sRGB 色空間よりも 20% 広い色域をカバーする能力を指しており、より鮮やかで深みのある色の再現が可能になります。

sRGB とは、色空間の標準規格の一つで、主にパソコンやディスプレイ、プリンタなど一般的な情報機器が対応しているものです。機器間で画像や映像をやり取りする際に、機種や装置による特性の違いを吸収して同じ色味を維持することができるのが特徴です。

この sRGB の色域が 120% というのは、写真や映像の色調整に役立つでしょう。

また、リフレッシュレートは 100Hz です。

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リフレッシュレートは映像の滑らかさを左右し、数値が高いほど、画面の動きは滑らかになります。出力側でも対応している必要がありますが、高いリフレッシュレートはゲームや動画視聴において、なめらかな映像で快適な視聴体験を提供します。

さらにこのモニターは、上下左右 178° の広い視野角を実現しています。これにより、どの角度から見ても鮮明な映像を楽しむことができます。モバイルとは言え 18.5 インチという大型のモニターなので、複数人で画面を共有する際に特に便利です。

最後に、接続端子についてです。

このモニターは、フル機能の Type-C 端子を 2 つ、Mini HDMI 端子を 1 つ備えています。これだけあれば、PC はもちろん Nintendo Switch をはじめ、PS3、PS4、PS5、Xbox One 等のゲーム機、一部ですが映像出力対応のスマートフォンも簡単に接続できます。

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ただし、多くの機器では電源の出力に限りがあるため、メーカーではモニターに電源をつなげることを推奨していますが、デバイスによっては Type-C ケーブル一本で接続できてしまうものもあります。これは便利以外の言葉が見つかりませんね。

このようにたくさんの特徴が詰まったモバイルモニターですが、これらの特徴が、あなたの日常生活や仕事にどのように影響を与えるのかが気になるところです。

それでは、このモニターの実際の使用感について詳しく見ていきましょう。

実際の使用感

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では、このモニターを実際に使ってみて感じた感想をこれから紹介いたします。

まず、仕事のシチュエーションです。

「モバイル」というカテゴリーにありながら、18.5 インチというこの大画面は、デスクトップで使われているモニターのサイズに迫る大きさなので「表示が小さくて見えにくい」といったことが軽減され、作業効率が大幅に向上します。

なにより、社外でのプレゼンテーションや会議といった場面には、大画面の効果を存分に発揮することでしょう。

今でこそ大手の企業では、それぞれの会議室に専用のモニターやプロジェクターを用意していますが、それはあくまで大企業と呼ばれるところ。

一般的な中小企業では、会議室にホワイトボードくらいがほとんどではないでしょうか。

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※偏見が混じっていますが、あくまでも実体験から…

こんな時、資料を表示するために、モバイルモニターが活躍します。

Apple 信者だった頃のコダシマは、Macbook Pro と 12 インチの iPad Pro で、プレゼン環境を構築していましたが、重たい割に 12 インチはプレゼンの際にはそれほど大きくなく、結局プレゼン用に 15 インチくらいの安価な Windows のノート PC を用意して、それ一台を持ち歩いて資料を共有するという感じに落ち着きました。

※先方で環境を用意して頂ける場合はこの限りではありません。

これはあくまでも個人的な見解ですが、10 人を越える会議やプレゼンの際にはプロジェクターのほうが良いでしょうが、5〜6 人くらいであれば、大きめのモニターが丁度よいと思います。

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そう考えると、この「モバイルで 18.5 インチ」というのは、現状での、携帯性と実用性の最大公約数ではないかと思います。

というか、自立スタンドだけじゃ飽き足らず、75×75mm の VESA 規格に対応しているので、普通にデスクトップ PC のモニターとしても使えます。

薄くて取り回ししやすく、接続も簡単、しかも sRGB 120% でリフレッシュレート高いとか、(最高かよ)普通のモニターとしても十分ですからね。たぶん、むしろこちらの使い方のほうが人気が出るかもしれません。

次に、ゲームのシチュエーションです。

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100Hz のリフレッシュレートと FreeSync 技術のおかげで、ゲームの映像は非常に滑らかです。

FreeSync とは、AMD (Advanced Micro Devices) が開発したディスプレイ技術で、ディスプレイのリフレッシュレートとコンピュータのグラフィックスカードからのフレームレート (画像の更新速度) を同期させることで、画面のちらつき (ティアリング) や 、俗に言うカクツキ (スタッタリング) を防ぎます。

ってことで、AMD プロセッサを積んだ PC の登場です。ゲームはやっぱり AMD ですね。

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このモニターは、モバイルモニターでありながら、その高いリフレッシュレートと色域の広さでゲームの世界をよりリアルに、より鮮やかに描き出します。

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ちなみに HDR にも対応しています。

最後に、映画視聴のシチュエーションです。

大画面で映画を見ると、まるで映画館にいるかのような没入感を体験できます。

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というのは、少々言い過ぎかもしれませんが、これまでモバイルではこれほど大きな画面での視聴体験はありませんでした。しかも IPS パネルの広い視野角のおかげで、どの角度から見ても映像が鮮明です。どこでも大画面で映画を楽しめるというのは、映画好きのコダシマにはこの上ない喜びです。

で、映像のことばかりで音声出力については、後回しになっていましたが、思ったより良かったです。

本体下部にスリットが入っていますが、これがスピーカーです。

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モバイルモニターでは、どうしてもスピーカーが小型になり低音域が弱めではありますが、きちんとステレオ感のある音を出力します。

と言った感じで、このモニターが仕事や日常生活において、具体的にどのように使えるかを見てみました。この製品を使ってみるとモバイルモニター以上の機能があると感じました。

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正直なところ「モバイルモニター」というよりは「持ち運びしやすくなったモニター」というイメージが強いですが「モバイルとデスクトップの良いとこ取り」と言ったほうが、このモニターの特徴を正確に言い表すことでしょう。

では、次に設定についても少し見てみましょう。

モニターの設定について

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モニターの設定は、画面右側に並んでいるボタンで調整いたします。

ボタンは、上2つが上下ボタンで、いちばん下にあるのが電源ボタンです。上下ボタンは、明るさや音量調節のとき、メニュー画面などで項目を上下させるときに使います。

電源ボタンは、さまざまな使い方をします。

まず長押しすると電源オンやシャットダウン。短く1回押すと設定メニューを呼び出します。メニューが表示されている状態では、短く1回押すと選択している項目の確認と決定、2秒間長押しすると戻る、またはキャンセルとなります。

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少しややこしいようにも感じますが、実際に使ってみるとそれほど難しくはありません。

設定内容は、明るさ/コントラスト、色設定、オーディオ設定、その他の設定、信号ソースを設定および確認することができます。

また、設定は保存されるため、気に入った設定は変更するまで維持されます。

気になるお値段

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それでは、このモニターの価格と価値について見ていきましょう。

このモニターの現在の価格は、Amazon Japan で 25,999 円です。

もちろんクーポン割引などでもう少し安く買うことができます。

この価格を見て、一見高価に感じるかもしれません。しかし、このモニターの機能と性能を考えると、価格は十分に妥当だと感じます。

なぜなら、このモニターは、高解像度、広色域、高リフレッシュレート、広視野角といった高性能な機能を備えているからです。また、スリムで軽量なデザインにより、どこでも使える便利さもあります。これらの特徴は、日常生活や仕事において、大きな価値を提供します。

また、今年は 18.5 インチのモバイルモニターがたくさん市場に出回っており、およそその市場価格は 30,000 円前後です。

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先程も申し上げた通り、クーポン割引やタイムセールなどでもう少し安く入手することもできるでしょう。

モバイルモニターというカテゴリーにはありますが、デスクトップモニターとしても十分利用価値がある製品なので、モニターの買い替えや、買い増しをお考えの方はぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。

それでは、最後に全体的な評価を見ていきましょう。

今回のまとめ 

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最後に、このモバイルモニターについて簡単に振り返ってみましょう。

全体的に見て、このモバイルモニターは、その大きさと高性能な機能、便利なデザインを備えています。また、価格と性能のバランスも良好で、価格に見合った価値があると感じます。

そして、今回このモニターを実際に使ってみて「モバイルとデスクトップのいいとこ取りのモニター」だと感じました。

モバイルモニターなので、持ち歩けるモニターをお探しの方はもちろん、デスクトップモニターとしても十分利用価値がある製品なので、モニターの買い替えや、買い増しをお考えの方は、動画説明欄に Amazon リンクを張ってありますので、ぜひチェックしてみてください。

それでは、InnoView 18.5 インチの大型モバイルモニターの実機レビューは以上になります。