Linux Mint 19.2 Tina がリリースされたので試してみた。

圧倒的に使いやすい Linux として、Linux 初心者を中心に人気の高い Linux Mint の最新版 19.2 Tina が、2019年8月2にリリースされた。Linux 情報を扱っているブログなのに紹介しない理由はないので少しいじってみた。

Linux Mint について

Linux Mint 19.2 Tina がリリースされたので試してみた。
Cinnamon エディション。

PC-FREEDOM にたどり着いたあなたにはもはや説明不要かもしれないけれども、Linux Mint には3つのエディションが用意されている。

  • Cinnamon
  • MATE
  • Xfce

インストールするマシンのスペック(システム要件)に合わせて選ぶと良い。プロジェクトサイトでは、64bit 版の Cinnamon を推奨している。僕個人としても、2008 以降に製造された PC であれば 64bit を選ぶ。

ただしプロセッサのスペックによって、 MATE や Xfce を選ぶ。Linux ではプロセッサのスペックよりも RAM 容量を重視する傾向があるため、システム要件を満たしていてもあまり快適ではないコトもある。どのデスクトップ環境がどのプロセッサに適しているかということは、同じプロセッサでもデバイスの構成などで異なるため一概には言い切れないけれども、Atom などの組み込み式のプロセッサは、処理能力がそれほど高くないのでいちばん軽量なデスクトップ環境がおススメ。

また Core i3 などの下位モデルであれば中堅のデスクトップ環境が良いだろう。Core i5 以上となれば、デスクトップ環境はなんでもよい。相当快適だと思われる。(というかホントに快適)

Linux Mint は初心者でも使える?

Mint は、とにかく使いやすさに重点をおいて開発されている Linux ディストリビューションなので、僕が初めて Linux をさわる人に勧めるなら Mint だろう。Linux 界隈では、日本語化(というか東アジアの言語対応)が一つの課題となっているが、Mint はインストールの段階から日本語で作業することができ、インストール後も特別な設定をしなくても日本語入力までできる。Wine をはじめとした Windows からの移行や代替えに対応するアプリケーションも豊富に揃っているので、普段使いのデスクトップ OS としても充分に機能する。

今回のリリースは2023年4月までの長期サポートリリース (LTS) なので、長く使うことができる。
個人的に気になった新機能は以下の通り。

アップデートマネージャ(Update Manager)

Linux Mint 19.2 Tina がリリースされたので試してみた。
カーネルのバージョンやサポート期間が記載されている。

アップデートマネージャでカーネルのサポートが向上し、サポート期間が表示されるようになった。また古いカーネルを簡単に削除できる「カーネルの削除…」ボタンも追加された。

Linux Mint 19.2 Tina がリリースされたので試してみた。
カーネルのサポートが向上したアップデートマネージャ。

ちなみにカーネルのサポート画面までは、アップデートマネージャの「表示」→「Linux Kernels」で表示される。

ソフトウェアの管理(Software Manager)

Linux Mint 19.2 Tina がリリースされたので試してみた。
より便利になったソフトウェアの管理。

キャッシュ更新されている時に読み込み画像が表示されるようになった。またソフトウェアマネージャを経由しない、ほかの手段でインストールされたアプリケーションも一覧表示されるようになった。さらにソフトウェアソース設定ツールのメンテナンスセッションでは以下の2つのボタンが追加され、アプリケーションの管理もより安定性をました。

  • 「不足しているキーを追加」
    … リポジトリと PPA をスキャンし、不足している可能性のあるキーをダウンロードする。
  • 「重複ソースの削除」
    … ソース構成内の重複した定義を見つけ削除する。

システムレポート (mintreport)

Linux Mint 19.2 Tina がリリースされたので試してみた。
みやすくなったシステムレポート。

レイアウトが更新され見やすくなった。かなり細かい内容まで書かれているので、色々と参考になる。

ブートの修復

Linux Mint 19.2 Tina がリリースされたので試してみた。
インストール ISO イメージにはブートの問題を修復できる Boot Repeir が追加された。

インストール ISO イメージに追加され、ほとんどのブート構成の問題を修復できる。

Linux Mint の概要(システム要件)

  • RAM: 1GB (2GB 以上推奨)
  • DISK: 15GB の空き領域 (20GB 以上の空き領域)
  • モニタ: 1024 x 768 (XGA) 以上の解像度

Linux Mint についてのより詳しい情報は

プロジェクトサイト
https://linuxmint.com/

リリースノート
▶︎ https://linuxmint.com/rel_tina.php

Linux Mint を使ってみて

Ubuntu と Mint

Mint は Ubuntu をベースとして開発され、ユーザー数は Ubuntu を凌ぐ人気ぶり。実際に触ってみても感じるが、Windows のインターフェイスに慣らされたユーザーであれば、奇抜なレイアウトよりも画面左下にメニューボタンがあるレイアウトの方が使いやすいと思う。Ubuntu 自体も Windows や macOS からの代替えができるほど使いやすい OS に仕上がってはいるが、もはや「トラディショナル(伝統的)」と言わざるを得ないこのレイアウトは、Linux 初心者にも安心感を与えると思う。

また Mint は、Ubuntu 公式リポジトリを使うことができるので、イメージとしては「使いやすい Ubuntu をさらにブラッシュアップ」した Linux ともいえるだろう。
でもモノ好きな僕としては、優等生すぎて少々物足りなさを感じるコトもあるが、OS としての安心感と安定感は他の Linux よりも頭ひとつ抜けだしている。

Mint の特に良かった点

Cinnamon 4.2 になり RAM の消費が改善された。消費する RAM はビデオドライバに大きく依存するけれども、4.0 の時に比べ少ない RAM で動作するようになった。プロジェクトサイトでも「VirtualBox では 67MB (4.0の時は 97MB )」という文字が見受けられた。体感ではなかなか判断が難しいかとも思ったが、たしかに仮想環境でもサクサク動いてくれた。64bit 版の Cinnamon が動作するマシン、増えたんじゃないかな?

Linux Mint のおすすめ度(5段階評価)

初心者向け度… ★★★★★
使いやすさは Linux トップクラス。まずはいちばん最初に触ってみるべし!

日本語の環境… ★★★★★
Linux Mint の日本語環境は完璧!インストール直後から日本語入力までできる。

システム要件… ★★★☆☆
使いさすさ重視で開発されているため、選ぶデスクトップ環境によってはそれなりのスペックが必要。

総おすすめ度… ★★★★★
使ったことがない人は、今すぐ使って欲しい Linux 。Mint を使えば Linux も普段使いのデスクトップ OS になり得ることが体感できる。

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Linux Mint をダウンロードする
https://linuxmint.com/download.php