インターネットがあればもっと大丈夫。米国の Endless 社が開発している Endless OS の最新版となる 3.6.0 が、2019年6月12日にリリースされた。
Endless OS とは?
Endless OS は、インターネット環境がない40億人のための PC「Endless」のために開発された Debian ベースの Linux ディストリビューション。
この Endless には、インターネット接続を必要としない100以上の無料アプリと強力なツールが付属されている。また GNOME ベースの EOS Shell は、自然で直感的に操作できるように設計されているため、コンピュータの経験がほとんどなくても簡単に使用できる。
パッケージ管理は、従来の Linux パッケージ管理システムではなく、起動可能で変更されない、バージョン付きファイルシステムツリーを管理するツール OSTree によって管理される。
より詳しい情報は
▶ https://endlessos.com/
Endless OS の概要
- ベース: Debian Stable
- アーキテクチャ: x86_64
- デスクトップ環境: EOS Shell (GNOME)
- パッケージ管理: Flatpak
Endless OS をインストールするのに必要なスペックは?
- CPU: Intel, AMD, VIA, などの 64 bit プロセッサ
- RAM: 2 GB 以上
- DISK: 16 GB 以上 (Full version の場合 32 GB 以上)
主なアプリケーション
以下は Basic バージョンにインストールされていたアプリケーション。
- ブラウザ: Google Chrome
- オフィス: LibreOffice
- ミュージック: Music
- マルチメディア: ビデオ
より詳しい情報は
▶ https://support.endlessm.com/hc/en-us/articles/210526863-Will-Endless-OS-work-with-my-computer-
個人的な意見ですが、
以前にインターネット版 WIRED で Endless が取り上げられていた。そこでは「インターネット環境がない40億人のための」ということで、Endless 社が提供している PC が紹介されていた。もちろんこのマシンの OS は Endles OS (EOS) だ。
WIRED での記事にもある通り、今の世の中では PC をはじめとしたデジタルデバイスは、インターネット接続が当たり前になっている。しかし世界の半分以上で、インターネットを使うことができない。そんな地域を想定して開発されている。
そのせいなのか、パッケージ管理などのシステムが少し独特な作りに感じる。
オフライン環境なら Full バージョン
今回はBasic バージョンをインストールしてみたので、インストールされているアプリケーションは最低限に抑えられている。アプリケーションの追加にはどうしてもインターネット接続が必要になってしまうので、オフラインで使おうと思うのであれば Full バージョンをインストールする必要がある。可能な限りのパッケージがインストールされるため、 Full バージョンのイメージデータは 16.16 GB という特大サイズになっている。
日本語環境
日本語でインストールすると、システム言語は日本語表示され、入力システムとして KKC がインストールされる。しかし、そのままではちゃんと動いてくれない。ココらへんはもう少しお勉強が必要だ。
まとめ
- Basic バージョンは、サイズ的には他の Linux と大差ないけれども、Full バージョンは何でも入の特大サイズ。
- 日本語入力についてはチョット待ってね。
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▶ https://endlessos.com/download/