うっかり衝動買いしてしまった Raspberry Pi 4 Model B だが、ホントに買いだったのだろうか?ちょっと冷静になって考えてみた。
結論:4GB RAM なら買い。
Raspberry Pi 4 Model B は、2019年6月24日(日本では2019年11月26日)に発売された ARM プロセッサを搭載したシングルボードコンピュータ。
今までとは異なり、RAM が 1GB, 2GB, 4GB の3種類が用意されている。
もちろん搭載されている RAM の容量で金額も異なる。
電源も microUSB から USB Type-C へと変更になったので、電源やケースなどがセットになったものを、思わずポチった。
「自分へのお年玉」だとか、理由はさまざま。
どうせ買うならと思い、メモリ容量が 4GB のものを購入。
GPU と共通なので、より多いほうが快適に使えると思われる。
だって 4K のデュアルディスプレイができるんでしょ?
Amazonでセットを買う。
セットの内容はご覧の通り。
microSD がパッケージのまま入っているってことは、OS は自分で用意しろってことらしいな。
Raspberry Pi の OS のインストールは難しくないので、あとは面倒くさいかそうでないか。
HDMI も micro-HDMI へ変更になっている。
デュアルディスプレイを実現させるためのレイアウト変更か?
どんどんデスクトップ PC 寄りのコンピュータになってくのかな…。
3 B+ と並べてみると、HDMI 端子の他にも USB 端子と LAN ポートが逆になっている。
コレだと、お気に入りの NESPi case+ などのケースが使えない。
▶Raspberry Pi 専用ケース NESPi case+ が仲間にくわわった!
流用しようと思っていたが、残念ながらダメだった…。
セットだとケースまで付いてくるので、不幸中の幸いだった。
OS は Rasbian 一択。
Raspberry Pi で使える OS は、意外とある。
開発が終了してしまったものなどもあるが、Raspberry Pi 3 B+ であれば、意外と存在するt。
しかし 4 B となると話は別。
「すべてのモデルと互換性がある」と言われていたが、実際には Rasbian 意外は起動しない OS がほとんどだった。
なぜ?
ここはボクの推測になってしまうけれども、デュアルディスプレイに対応させたせいで、ドライバかなにかの都合で起動できないのかもしれない。
なぜだか NOOBS も起動できなかったのだが、とにかく動作確認をしてみたかったので Rasbian を使ってみた。
ここらへんは、動画を用意しているので、出来上がったら貼り付けるとする。
サブPCとしてなら○。
メイン PC としては非力だが、サブ PC としての使い勝手はありそうだ。
普通に日本語対応もされていて、設定が必要ながら日本語入力もできるようになる。
また驚いたのが、Youtube を 1080p で全画面表示してもカクつくことがなかった。
3 B+ も登場したときは高性能だと思っていたが、実際に 4 B のスペックを比べると、その差は大きい。
- CPU: ARM Cortex-A53 ⇒ ARM Cortex-A72
- クロック周波数: 1.4 GHz ⇒ 1.5 GHz
- GPU: Broadcom VideoCore IV ⇒ Broadcom VideoCore VI
- GPU クロック周波数: 400 MHz ⇒ Dual Core 500 MHz
- RAM: LPDDR2 SDRAM 1 GB ⇒ LPDDR4 SDRAM 4 GB
- USB: 2.0✕4 ⇒ 2.0✕2, 3.0✕2
コレならサブのデスクトップ PC として使っても良さそうだ。
繰り返しになるが、GPU でも RAM を共有するため、快適に使うためには 4 GB が良い。
もちろん 1 GB や 2 GB でもよいだろうが、デュアルディスプレイを使ったりすると、けっこうなストレスになると思われる。
まとめ。
これだけハイスペックになると電子工作で使うだけなのはもったいない。
デスクトップ PC としてメイン で使おうとすると、できないこともあるけれども簡単な書類作成や Web サーフィン、動画視聴などで使うサブ PC としてならコストパフォーマンスは高いと感じる。
タブレットみたいな使い方になるが、そこは ARM アーキテクチャが得意とする分野だろう。
また USB 3.0 に対応したことで、ファイルサーバーとして使う場合にも、高速で処理することができるようになった。
Raspberry Pi 4 Model B を買うなら、やっぱり 4GB でしょう。