Feren OS: USA発WindowsやmacOSの代替えにピッタリのLinuxを試してみた。

2020年1月7日

Feren OS は最新のスナップショットとなるコードネーム Yttrium を、2019年12月26日にリリースした。今回は大きな変更もあったので、早速試してみた。

Feren OS とはどんな OS ?

https://ferenos.weebly.com/

Feren OSは、擬似ローリングリリースの性質を持つ無料のオープンソースオペレーティングシステム。ただし、この擬似ローリングリリースとは、 OS 全体が頻繁に更新されるのではなく、使用可能なアプリケーションの一部だけが更新されるもの。

また、外観の設計にはかなり力が入っており、レイアウトやテーマなどを使い慣れたオペレーティングシステムの環境に近づける事ができる。

今回の変更点は?

ベースを Linux Mint から Ubuntu へと変更され、デフォルトのデスクトップ環境も Cinnamon から KDE Plasma へと変更になった。

また、これまで開発されていた Linux Mint ベースの Feren OS は Classic として開発が続けられている。

より詳しい情報は
https://medium.com/feren-os/the-all-new-feren-os-is-finally-here-5bf3003e89ee

Feren OS の概要

  • ベース: Mint (Ubuntu), Debian
  • アーキテクチャ: x86_64
  • デスクトップ環境: KDE Plasma
  • パッケージ管理: dpkg (APT)
  • カーネル: 

Feren OS をインストールするのに必要なスペックは?(推奨)

  • CPU: 64-bit プロセッサ
  • RAM: 1-2 GB (4 GB以上)
  • DISK: 20 GB 以上 (50 GB 以上)
  • モニタ: XGA 1024×768 以上の解像度

主なアプリケーション

  • ブラウザ: Vivaldi
  • メール: Geary
  • オフィス: LibreOffice
  • グラフィック: Krita
  • マルチメディア: VLC mediaplayer

個人的な意見ですが、

今までの Cinnamon のものは Classic として、ベータ版でリリースされていた Next がメインで開発される様になった。

Feren OS の本気テーマ

KDE Plasma デフォルトのレイアウト「Breeze」

今回の Feren OS を触ってみて、本気で Windows や macOS からの代替えを狙っていると感じた。

特筆すべきは新たに追加された機能「グローバルテーマ」。

Windows 10 のような「Familliar Layuout」

Windows のルック・アンド・フィールに近づけたテーマや、macOS のルック・アンド・フィールに近づけたテーマなどが用意されている。が、それだけであれば他の Linux ディストリビューションでも見ることができるため、わざわざ言うことでもないが、Feren OS のそれはコレまでのものと一味違う。

特ににボク個人が驚いたのは macOS 風の「Cupertino Layaut」。メニューバーの機能については、オリジナルの macOS にかなり近づけられている。メニューバーやドックの位置でパット見の雰囲気が macOS っぽいものはたくさんあるけれども、macOS と同等に機能しているものははじめて。というのも、ご存知の通り macOS のメニューバーは、その名前が表すとおりアプリケーションを起動したときにメニューが表示される。

macOS のような「Cupertino Layout」

一方でほとんどの Linux で見られたメニューバーらしきものは、タスクバーでしかなかった。もちろんタスクバーはメニューバーではない。メニューではなく起動されているタスク(起動しているアプリケーションなど)が表示される。つまりは見た目こそメニューバーにみえるが、機能としては全く別物。タスクバーが上にあるだけだった。

macOS のメニューバーは、プロプライエタリでないと再現されないのかな?と思っていたのだけれども、今回の Feren OS が Plasma を使ってそれを実現した。Plasma デスクトップはここまでできるのか!という Plasma の底力を思い切り見せつけられた。

ただドックの使いやすさについては「Docky」などのほうが macOS に近いかもしれない。そこはちょっと残念だった。

欲張りな気もするが、デフォルトで用意されているテーマのほか「新しいグローバルテーマを取得…」で、テーマを追加することができる。

Ubuntu のような「Ubuntu Unity Layout」

乗り換えツール

特に Windows から切り替えるための Transfer Tool が用意されている。このツールはファイルやいくつかの設定を新しい Feren OS に転送するためのもの。転送ツールは以下からデータを復元することができる。

  • Windows
  • Feren OS
  • Linux

詳しい説明や使い方はコチラhttps://ferenos.weebly.com/feren-os-transfer-tool.html

これらのことから Feren OS は、代替え OS としての地位を本気で狙っているように思える。

Feren OS の良かった点・悪かった点

良い

  • Mint 由来の使いやすさはピカイチ。
  • 日本語の設定も簡単にできる。
  • Windows や macOS にそっくりなデスクトップに設定できるのはウレシイ。

悪い

  • 最近のマシンであれば問題ないと思うけれど、Linux としてはけっこうな重量級。
  • プチフリーズがちょこちょこある。熟成するにはもう少し時間がかかるかも…。
  • 翻訳しきれていない部分がわりと多いのが残念。

Feren OS のおすすめ度(5段階評価)

初心者向け度… ★★★★★

Linux 初心者でも迷わず使えるかどうか。★が多いほどデスクトップ指向。

Windows や macOS からの切り替えならコレがおすすめ!もともと Mint からの派生なのでデスクトップ OS としてならトップクラスの使い心地。

日本語の環境… ★★★★☆

日本語表示および日本語入力ができるかどうか。★が多いほど設定も簡単。

インストール後の初期起動時に自動スクリプトにて設定する。ちょっと Linux の知識がないと「?」になるかも。でも基本的な設定については難易度低め。

システム要件… ★★★☆☆

古いマシンでも快適に使うことができるかどうか。★が多いほど古いマシンでも使える。

快適に使うためには Linux としては高めのマシンスペックが必要とされる。まだ 32-bit 版も公開されているけれども、2020年には削除される予定。 

総おすすめ度… ★★★★☆

全体的なおすすめ度。★が多いほどアナタに使ってみて欲しい Linux。

まだ新しい Linux ディストリビューションなので、ちょこちょこ気になるところはあるけれども、個人的な普段遣いであれば乗り換えにもぴったり。一度は試してみてはいかがだろう。

Feren OS に興味を持ったアナタは、下の URL を今すぐクリック!

ダウンロードする
https://ferenos.weebly.com/get-feren-os.html