突然ですが、日本語には「杓子は耳掻きにならず」という諺(ことわざ)がありますが、あなたはこの諺を耳にしたことがありますか?

何でも大きければ良いというわけではなく、事と次第によっては小さくなければいけないこともあるというものです。

コンピュータ界隈では、往々にして「ハイスペックが正義」のような言われ方をされることが多い気がします。

わからないわけでもないですが、個人的には「それってオーバースペックだよなー」とか「ただ電気代をかけてるだけじゃ…」とか、「スペックに酔ってるだけだよね」とか思うこともあるわけです。

用途に応じて適切な物を用意するってのも、ある種のセンスじゃないですかね。

そんな周りに振り回されないセンスをお持ちのあなたにお知らせです。

ここ最近 Amazon ではタイムセールやクーポンがたくさん配布されており、お買い得な製品が目白押しです!

今回はその中から DOOGEE T10S という 10.1 インチタブレットの紹介になります。

DOOGEE ではハイエンドの T30、ミッドレンジの T20、ローエンドの T10 といった感じでタブレットがリリースされております。

T10S は、価格訴求のタブレットで、性能よりもお値段重視のユーザー向けの製品です。

ただし、ローエンドモデルとは言え最近のは侮れないですね。

今回はレビューだけでなく、お買い得情報もございますので、ぜひぜひ最後までお付き合いいただけたらと存じます。

ってことで DOOGEE T10S を見ていきましょう。

https://youtu.be/UiQv1F5_joo
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DOOGEE T10S の開封

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このチャンネルでは、最近よく DOOGEE の製品を紹介しているので、コダシマ的にはもうすっかり定番になりましたが、初めましての方に向けて、ざっくり DOOGEE について紹介いたします。

DOOGEE は 2013 年 3 月に設立された、ラゲッジフォン(いわゆるタフネススマホ)やタブレットを中心に開発・販売する、中国の深圳市に拠点を置くブランドです。最近の DOOGEE の製品は、品質も高くなりデザインや機能の面でも目を見張るものがあります。また DOOGEE の製品は、他社ブランドに比べ比較的カラーバリエーションが豊富です。

これまでのラインナップに新色を加えたりします。何色かのカラーバリエーションでリリースするメーカーもありますが、意外と新色まで追加してくるブランドは多くないと思います。

今回の T10S は、Mint Green、Neptune Blue、Space Gray の 3 色から選ぶことができます。

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DOOGEE T10S の外観

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少し外観を眺めてみましょう。

最近は金属ボディーのタブレットが増えましたが、T10S もまた金属ボディーのタブレットです。

今回のこの T10S は、ちょっと丸みを感じるデザイン。少し前の iPad のような印象を受ける本体デザインです。

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裏面に貼り付けられているシールには、技適の番号がちゃんと記載されています。国内でも安心して使うことができます。

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横位置にした際の、上部にあたる部分に SIM カードスロットがあります。SIM カード2枚、もしくは SIM カードと microSD カードを追加することができます。ちなみに、SIM は通話 SIM も使えます。(でっかい電話になるやつ)

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左側に位置する部分には、電源用の Type-C ポートと音量調整ボタン、電源ボタン、そして T10S にも 3.5mm オーディオジャックが健在です。

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T10S には FM ラジオのチューナーが搭載されており、有線イヤホンをイヤホンジャックに接続することで、Wi-Fi 環境ではなくても手軽に FM ラジオが聴けます。

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下になる部分にスピーカーがレイアウトされています。横で使うのがメインであれば、個人的には悪くないレイアウトだと思います。

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で、右になる部分には何もありません。

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外観はこんな感じです。

ディスプレイの品質

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ディスプレイについて語っていきましょう。

T10S は 10.1 インチ 1920×1200 の高解像度 WUXGA IPS スクリーンで画面密度は 224ppi、明るさは最大輝度 260nit、そして TÜV Rheinland のローブルーライト認証に合格しています。

https://www.tuv.com/world/en/eye-comfort.html

ドイツに本社を置く世界最大級の第三者試験認証機関(テューフラインランド) TÜV Rheinland は、技術、安全、証明サービスに関する認証を行う企業です。

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このマークがあると安心します。

では、このディスプレイの性能を見ていきましょう。

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グラデーションはきれいに表現されています。

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タッチエリアには縁ができています。実際にはここまで画面ギリギリを使うことは、そうはありませんがちょっと気になるかもしれません。

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タッチの反応は、まぁこんなもんでしょう。

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使ってみた感じ、タッチエリアの件は少々気になるものの、基本的なディスプレイの品質は十分だと思われます。

スペックとパフォーマンス

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では、ここから詳細なスペックとそのパフォーマンスを見ていきましょう。

ModelDOOGEE T10S
CPUUNISOC T606
Cortex-A75@1.6GHz×2, Cortex-A55@1.6GHz×6
GPUArm Mali-G57 1core @650MHz
Display10.1 インチ IPS 16:10 (8:5), 1920×1200, 224ppi, 60Hz,
260cd/m², 画面占有率 84%, TÜV SÜDブルーライト認証
RAM6GB LPDDR4X (最大 5GB 拡張)
Storage128GB UFS 2.1 (最大 1TB TF カード拡張可能)
Camera背面: Samsung® 8.1MP, フロント: 5MP AIカメラ
Battery6600mAh
Audio3.5mm headphone jack, FM ラジオチューナー搭載
Wi-Fi802.11a/b/g/n/ac (2.4GHz/5GHz)
BluetoothBluetooth 5.2
Network band2G GSM: B2/3/5/8, 3G WCDMA: B1/3/5/7/8/20
4G FDD: 1/3/5/7/20, TDD: B34/38/39/40/41
NavigatorGPS+beidou+GLONASS+Galileo+AGPS
OSAndroid 13 +GMS認証 +Widevine L1 Support
SizeW242×H161×D8.9 (8.4) (mm)
Weight563g

まず、OS は Android 13、プロセッサは Unisoc T606 (A75@1.6GHz*2, A55@1.6GHz*6) です。最大 1.6GHz で動作する高性能な ARM Cortex-A75×2コアと、最大 1.6GHz で動作する電力効率に優れた ARM Cortex-A55×6コアを搭載したオクタコアのプロセッサです。

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動作クロック周波数が 2GHz 未満と性能は少し抑えめですが、スマホ向けのプロセッサなので 4G LTE モデムに対応。つまり、最近よく見かける電話機になるタブレットです。

対応バンドはグローバルバンドが中心なため、日本国内のキャリアでも使うことができます。

繋がりやすさは別として…。

またこの SoC の GPU は Arm Mali-G57 という Arm の GPU ではミドルレンジの比較的パワフルなものが搭載されています。

メモリは 6GB LPDDR4X に加えて、最大 5GB までの拡張 RAM を使うことができます。つまり、RAM を拡張することで最大 11GB RAM として使うことができます。ストレージが高速かつ大容量になった恩恵ですね。

そしてそのストレージは 128GB UFS 2.1 の高速ストレージで、1TB までの TF (micro SD) カードを拡張することができます。まぁ、ストレージ不足で困ることはそうそう無いでしょう。

バッテリー容量は 6600mAh とたっぷり。

おまけにカメラは、背面に 8.1MP の Samsung® センサーを搭載し 、前面には AI に対応した 5MP のカメラを搭載しています。

そしてなんと Widevine のセキュリティレベルが L1 対応です!

ここは後ほど、もう少し詳しくお話します

といった感じで、この T10S は、価格重視のローエンドモデルではありますが、電子書籍や動画視聴、 SNS のチェックといったような一般的なタブレット用途は充分こなせるスペックです。

ベンチスコアチェック

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では、このスペックを今回も AnTuTu、Geekbench、PerformanceTest を使って、数値でパフォーマンスを確認していきましょう。

DOOGEE の各種タブレットでスコアの比較をしました。

AnTuTu

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コダシマ的には製品ラインナップのイメージ通りの結果が出ていると思います。

性能よりも価格を重視したスコアと言った方が響きは良いでしょうか?

Geekbench

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Geekbench の結果は、やはり製品ラインナップ中では最も低いスコアではありますが、グラフィックス性能は、同じ Mali-G57 を搭載した T20S に近い結果です。とは言え、動作クロック周波数 100MHz の差は出ています。

PerformanceTest

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PerformanceTest の結果も「まぁそんなもんでしょう」と言った感じ。

ってか、T30 Pro と T20S の Disk のスコアが笑っちゃうほど違いすぎますよね。間違いがないか念のため何度か計測してましたが、やっぱりこんな感じでした。

といった感じで、T10S は明らかにお値段重視の製品ということが、数値でもわかりました。

ゲームしてみた

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最近のゲームはサイズ大きいものが多くなり、かつある程度のパワーが必要なものも少なくありません。

お値段重視の T10S ではパワー不足は否めません。

とは言え、全くゲームができないかというとそうでもなく、パワー不足を感じるゲームは多いものの、シンプルなカードゲームやチェスと言ったようなテーブルゲーム的なものや、クロスワードや数独みたいなパズルゲーム的なものとかは快適にプレイできそうです。

バッテリー性能について

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バッテリー性能についても少し詳しく見ていきましょう。

6600mAh のバッテリーはどれだけ使えるのでしょうか?

今回はいくつかゲームをプレイして消費電力をチェックしてみましたが、消費電力の最大値は概ね 1200mA 程度でした。これを仮に平均だとしてみると、

6600mAh / 1200mA = 5.5 時間(5時間30分)

となります。

実際にはここまで消費電力が多いままということもないので、もっと長い時間利用することができるはずです。

また、ディスプレイが点灯している状態での消費電力は、840mA 程度だったので、ディスプレイが点灯しっぱなしで放置していたとして、単純計算で 5.9時間以上の連続使用ができる計算です。

てか、わかっていたつもりでしたが、今回消費電力をチェックしていて、 SoC の仕様やディスプレイサイズによって消費電力に違いが出ることにちゃんと気づきました。

次に充電時間も計算してみましょう。

5V/2A 対応のようなので、充電器の出力が 5V/2A 以上、つまりは 10W 以上の出力のものであれば、最大 10 W (1000mA) で充電できるため、空の状態からフル充電までの時間は

6600mAh / 1000mA = 6.6時間(6時間36分)

およそ6時間半程度かかる計算です。

ですが、毎度タブレットの紹介の際にお伝えしている通り、バッテリーは 80% 以上を超えると、バッテリー保護のため充電速度が低下します。また、バッテリーの劣化具合や、温度、使用中の充電などさまざまな要因が関わってくるため、実際には計算よりも充電時間が長くなることをご理解ください。

Widevine DRM

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https://www.widevine.com/

Android には Widevine という、Google が提供するデジタル著作権管理(DRM)プラットフォームがあります。主にストリーミングサービスでのコンテンツ保護を目的として使用され、複数のデバイスやブラウザでの動画や音楽の再生を安全に行うための技術を提供しています。

Netflix や Amazon Prime Video などの主要なストリーミングサービスで採用されており、3つの認証レベルがあります。

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これらストリーミングサービスで高画質の映像を楽しむにはセキュリティレベル L1 が必要になりますが、この T10S も Widevine L1 対応です。

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Prime Video などの動画配信サービスの画質制限を受けずに映像を楽しむことができます。が、Prime Video は 1080p の高画質で視聴できるのは確認できたのですが、Netflix のアプリを確認すると SD 画質まで。

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Netflix の場合には契約プランによっても制限がかかりますが、それとはちょっと違うようです。

実際にコダシマのプランは T30 Pro では Full HD まで再生できるプランです。

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期待していましたが、ここはもう一歩ですね。Netflix に関しては他でも同様な状況なので、もうひと踏ん張りできるメーカーが今後注目を集めそうです。

ってか、どうも Netfilix の要件は厳しいようですね。

DOOGEE T10S のお値段

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https://doogeemall.com/products/doogee-t10s

DOOGEE の公式ストアでは、T10S の現在の実売価格は $175 でした。ここ最近 1 ドル 135 円くらいなので、日本円に直すとおよそ 23,600 円くらいになるかと思います。

DOOGEE は Amazon にも直営ストアがあり、Amazon だと 21,900 円です。

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https://amzn.to/3Yk62hB

が、ここ注目!

今なら 5,000 円クーポンが配布されています。つまりは 16,900 円、およそ 17,000 円で手に入ります。

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ただし、クーポンには限りがありますので、いつなくなるかわかりません。ご注意ください。今後のセールにも期待が高まりますが、いつクーポンが配布されるかわかりません。また最近では DOOGEE の知名度も、その製品の品質も高まってきているためか、ちょくちょく品切れになっているのを見かけます。

なので、興味を持たれた方は、お早めのチェックをオススメいたします。

ぶっちゃけ、だいぶ Fire HD とか買ってる場合じゃなくなりましたよ。

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DOOGEE T10S のまとめ

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今回は DOOGEE のローエンドタブレット T10S を紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

セールやクーポンなどで実質2万円以下で手に入る Android タブレットです。コンテンツ消費メインの使い方なのであれば、このスペックであれば十分だと感じました。またカラーバリエーションについても、色合いに嫌味がなくて良いですね。家族で色分けして使うのも良さげですね。

スピーカーのレイアウトも、個人的にはそこまで悪くないと思います。横位置の底面になるため、置き方や持ち方で、音質は変わってくると思いますが、手持ちの際、大体は両脇を持つと思うのでそこまで問題は無いように思います。ただし、手持ちじゃない場合、何かしらのスタンドを使って、スピーカーを塞がないようにする必要があるかもしれません。

とはいえ、オーディオジャックがあるので、それで満足する自分もおりますけれどね。

それと、金属ボディーのためか長時間の連続使用だったり、負荷の高いアプリを使うと、わりと発熱を感じやすいです。(ですが、今回は実測すると5度以上の差は見られませんでした)また、その発熱によるパフォーマンスの低下やタッチ反応の不具合も見られました。まぁ、スペックがスペックなので、ちょっと高負荷の耐性は低いかもしれませんね。

ハイパフォーマンスタブレットには及ばない部分は確かに多いですが、電子書籍や動画視聴、 SNS のチェックといったような一般的なタブレット用途や、ライトなゲームのプレイなら十分にこなせるスペックを持ち合わせております。

そこそこのスペックのタブレットを、とにかく安く手に入れたい価格重視のユーザーにはぴったりだと感じました。

といったところでレビューを締めたいと思います。

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