ついに Windows 7 のサポートが終了しましたが、Windows 7 が登場した 2009 年には、まだ 32-bit マシンも健在でした。
32-bit マシンに Windows 7 をインストールして今まで使われていた方ももしかしたらいるのではないでしょうか?
32-bit プロセッサの登場
32-bit プロセッサは、1985年に登場した Intel 80386、通称 i386 からその歴史は始まりました。
登場からすでに35年も経っていますね。
今では一般的な PC には 64-bit プロセッサが搭載されていますが、64-bit プロセッサは 2003 年頃からパソコンに搭載されはじめ、一般的に 32-bit プロセッサと 64-bit プロセッサの普及の境目は Intel 社が開発した Core i シリーズの販売がはじまった 2008 年頃とされています。
32-bit OS の開発
Windows 10 では、まだ 32-bit に対応していますが、Linux では 32-bit の開発や提供を終了しているプロジェクトも少なくありません。
その理由の一つとして、家電製品の買い替えについて以下のような資料があります。
内閣府「消費動向調査」データによる家電製品使用年数調査報告書(2017年度版)
▶https://www.aeha.or.jp/about/pdf/naikakucyousa_1809.pdf
によるとパソコンの買い替えは5年もしくは10年と言う回答が多く出ています。
中には15年、20年と使い続ける方もいるようですが、この資料から 32-bit パソコンの多くは、すでに買い替えられてしまっていることがわかります。
これでは開発が打ち切られても仕方ありませんね。
32-bit パソコンの生き残り
32-bit プロセッサを搭載したマシンはもはや骨董品と言ってもよいレベルになりました。
無くなるとなると、妙に価値を感じてしまうのはボクだけでしょうか?
というか、実際にはまだ現役で稼働できる(もしくは、している) 32-bit パソコンも存在していると思われます。
そんな 32-bit パソコンをもう少し使い続けるべく、まだ手に入るサポートされているオペレーティングシステムを 32-bit にちなんで 32 種類集めてみました。
条件として
- プロジェクトが活動中であること
- サポートされているバージョンであること
- グラフィカルユーザーインターフェイスで利用できること
で調べてみました。
32-bit OS 32 選
現在のローエンドモデルの方が高性能になってしまった現在、32-bit パソコンの出番はかなり少なくなってしまったかもしれませんが、それでも、もう少しだけ 32-bit パソコンに活躍してもらいたい方は参考にしていただけたらと思います。