超軽量のLinux ディストリビューション(以降、ディストロ)の Puppy Linux 8.0 (BionicPup 8.0) の日本語化に挑戦してみた。
先日 Puppy Linux 8.0 のリリースを紹介したところ、日本語化の情報をいただいたので、早速チャレンジしてみた。
日本語化パッケージの検索
日本語化には” lang_pack_jp-2.0.sfs “が必要のこと。
検索してみると” lang_pack_jp-2.1.sfs “が最新版のようなので、最新版の8.0にはこちらの方が良いかな?
ということでダウンロードしてみた。
パッケージのダウンロード
パッケージは http://shinobar.server-on.net/puppy/opt/ にアクセスし、一覧の中から” lang_pack_jp-2.1.sfs “を見つけてクリック。
とりあえず、一回ダウンロードしてからパッケージをインストールするので、ウィンドウが開いたら” Save File “を選択する。
保存先は、自分がわかるところで問題ない。
パッケージをインストール
デスクトップのいちばん左上に見える” File “をクリックすると、フォルダが表示されるので、その中から” Downloads “をクリックしてフォルダを開く。
ダウンロードしたパッケージをクリックすると、なにやらメッセージが表示される。
lang_pack_jp-2.1.sfs
ang_pack_jp-2.1.sfsファイルをマウントしてその内容を表示する(読み取り専用)ことも、インストールすることもできます。
後者に関しては、伝統的にSFSファイルは起動時にロードするためにBootManagerによって選択されます(システムメニューを参照)、あるいは今すぐインストール(ロード)することを選択できます(再起動は不要です)。
注意1:SFSファイルの内容を編集したい場合は、コマンドラインユーティリティunsquashfsとmksquashfsを使用する必要があります。
注2:階層化されたファイルシステムがないフルHDインストールの場合、インストールは元に戻せません。他のすべてのインストールモードでは、BootManagerを使用してインストール済み(ロード済み)のSFSファイルをアンロードできます。
「 install SFS 」をクリックしてインストールを始める。
すると、またなにやらメッセージが表示される。
‘lang_pack_ja-2.1.sfs(filesize:19MB)’をロードしますか?
警告: ‘PUPMODE = 2’の下でthiを使用することは実験的です。
「 OK 」をクリックして先に進める。
インストールが始まります。
しばらくするとまた、ウィンドウが開きます。
‘lang_pack_jp-2.1.sfs’がインストールされています。
変更を反映するためにXを再起動する必要があるかもしれません。
今すぐアプリケーションを実行しますか?
○ Countrywizardの国設定
○ Anthy辞書エディタ
○ デスクトップを更新
○ SCIM入力方法の設定
任意の項目にチェックを入れて「 Run 」をクリックして進める。
言語設定に関する” Countrywizard “が開くので、” Country Setting ” で日本向けの設定に変更する。
一覧をスクロールすると、”日本語”があるのがわかる。
日本語の設定が終わったら「 OK 」をクリックする。
すると X Window system の再起動について聞かれるので「 OK 」をクリックする。
これで、無事に日本語化された。
個人的な意見ですが、
日本語化が先か?インストールが先か?
Puppy の場合、起動時に RAM へシステムを読み込み利用する仕組みになっており、ストレージがが無くても運用できるので、日本語化してわかるようにしてからインストールする方が理解が深まるかもね。
僕もあまり英語が得意でないので、今回は先に日本語化してからインストールすることにした。
Puppy は超軽量なので、内臓されたストレージ以外にも USB メモリや SD カードにもインストールして起動させることができる。
USB メモリとかも安くなったので、持ち歩き OS として Puppy を用意しておくのも面白い。
リポジトリにも思いの外アプリが充実していたので、定番の LibreOffice や GIMP など使い慣れた環境を持ち歩くことができる。
今回は、このブログをご覧いただいている方から情報をいただいたおかげで、日本語化を実現することができました。
この場を借りてお礼申し上げます。
いやー、皆さんに支えられているなぁ。
追記:
日本語入力の設定についての記事ができました。