自作 PC 界隈で人気の高い Zorin OS の、次世代バージョンとなる 15 のベータ版が、2019年3月20日にリリースされた。

Zorin OS とは?

Ubuntu をベースとする Linux ディストリビューション(以降、ディストロ)。

Core 版のデスクトップ環境は GNOME ベースであり、Lite 版のデスクトップ環境は Xfce が使われている。

有料版として Ultimate バージョンや Business バージョンも存在する。

いずれも Core 版と Lite 版が有る。

今回の変更点は?

今回から採用された”タッチレイアウト”。いかにも GNOME っぽい。

目ぼしいところでは、

  • Android 端末と連携ができる” Zorin コネクト”
  • macOS でもおなじみの”ナイトライト機能”
  • タブレット端末向けの”タッチレイアウト”
  • Flatpak のリポジトリをサポート

が主なところ。

▼より詳しい情報は▼
Website >> https://zoringroup.com/blog/2019/03/20/and-the-next-version-of-zorin-os-is/

個人的な意見ですが、

今回のベータ版のリリースは、前のバージョンの 12 から、およそ2年4ケ月ぶりのメジャーアップデートとなる。

見た目も、中身も大幅に変化していそうな気配。

12 のマイナーアップデートは繰り返されてはいたが、「12」と「15」の間となる「13」「14」がどこへ行ったのか、気になるところ。

でも、2年の間に4回(1年に2回のペース)のマイナーアップデートを重ねていた。

だから飛び級でもしたのかな?

とりあえず今までの Zorin OS の場合、Beta 版がリリースされた後の1〜2ケ月後に安定版のリリースがある。

安定版のリリースはもう少し先になりそう。

新しく追加された、”Zorin コネクト”についてだけれども、Android 端末だけ対応ってところがいかにも Linux っぽい。

Zorin OS 15 Beta がリリースされたので、

Android も Linux の派生 OS だからね。

Zorin コネクトで、できることは以下の通り。

  • 携帯電話の通知をコンピュータと同期する
  • 携帯から写真を閲覧する
  • SMSメッセージに返信し、連絡先との会話を表示する
  • デバイス間でファイルとWebリンクを共有する
  • 電話機をコンピュータのリモコンとして使用する
  • 電話機からコンピュータ上のメディアの再生を制御し、電話がかかってきたら再生を自動的に一時停止する

んー。

個人的には、この程度の機能であれば「必要ないのでは?」と思う。

いや、これを足がかりに、他のアプリとの連携とか、サービスの利用とかができるようになってくるのかな?

まぁ、いきなり iOS と macOS のような連携っぷりを発揮させるのも無理な話だけれどね。

何はともあれ、安定版の Zorin OS 15 のリリースが待ち遠しい。

▼ Zorin OS をチェックする▼
Website >> https://zorinos.com/