Solus を日本語でインストールしたのだけれども、まだ日本語入力はできない。
そこで今回は、日本語入力環境を整えていく。
作業手順
今回の僕が作業した手順は以下の通り。
- インストールのときに Japanese を選ぶ。
- インストール後にインプットメソッドのiBusの設定をする。
- 日本語入力メソッドが入っていないので Anthy をインストールし、再起動。
- それでもなお日本語入力ができないので、Region & Language を確認・設定変更し、再起動。
- 無事に日本語入力ができるようになった。
あれこれ確かめながら設定したので、多少順序の前後はあるかもしれないけれども、とりあえず日本語入力ができるまでに至った。
それでは、ひとつひとつ細かく見ていこう。
1.インストールのときに Japanese を選ぶ。
インストーラーを起動し「Japanese」を選ぶ。
ここは前回やったところ。
ほかのインストーラーだと、言語選択をした時点で日本語表示になるものもあるけれど、Solus は残念ながらそうではない。
2.インストール後にインプットメソッドの iBus の設定をする。
日本語入力に欠かせないインプットメソッド iBus の設定は「すべて」→「iBus の設定」または「その他」→「iBus の設定」でアクセスできる。
![アイルランド生まれの 独立系Linux Solus 4の 日本語入力環境を 整えてみた。](https://i2.wp.com/pc-freedom.net/wp-content/uploads/2019/03/VirtualBox_Solus_19_03_2019_03_55_11.png?fit=1024%2C614&ssl=1)
iBus の設定では入力メソッドの切り替えのため、「キーボードショートカット」の設定を変更する。
「…」をクリックして「入力メソッドの切り替え中のキーボードショートカット」にアクセスする。
![アイルランド生まれの 独立系Linux Solus 4の 日本語入力環境を 整えてみた。](https://i0.wp.com/pc-freedom.net/wp-content/uploads/2019/03/VirtualBox_Solus_19_03_2019_03_55_19.png?fit=1024%2C614&ssl=1)
「キーコード」の項目にある「…」をクリックし、キーの組み合わせの設定にアクセスする。
![アイルランド生まれの 独立系Linux Solus 4の 日本語入力環境を 整えてみた。](https://i2.wp.com/pc-freedom.net/wp-content/uploads/2019/03/VirtualBox_Solus_19_03_2019_03_55_25.png?fit=1024%2C614&ssl=1)
「キーもしくはキーの組み合わせを入力してください」では、選択されている「無効」をクリックする。
![アイルランド生まれの 独立系Linux Solus 4の 日本語入力環境を 整えてみた。](https://i2.wp.com/pc-freedom.net/wp-content/uploads/2019/03/VirtualBox_Solus_19_03_2019_03_55_39.png?fit=1024%2C614&ssl=1)
表示が「新しいアクセラレータ…」になってから、任意のキー(ここでは全角/半角を選択した)を押す。
![アイルランド生まれの 独立系Linux Solus 4の 日本語入力環境を 整えてみた。](https://i1.wp.com/pc-freedom.net/wp-content/uploads/2019/03/VirtualBox_Solus_19_03_2019_03_55_44.png?fit=1024%2C614&ssl=1)
入力メソッドの切り替え中のキーボードショートカット」に戻ると、「キーコード」の欄が先程選択した任意のキーに変わっていることを確認し、ウィンドウ下部にある「適用」をクリックする。
![アイルランド生まれの 独立系Linux Solus 4の 日本語入力環境を 整えてみた。](https://i1.wp.com/pc-freedom.net/wp-content/uploads/2019/03/VirtualBox_Solus_19_03_2019_03_55_51.png?fit=1024%2C614&ssl=1)
キーボードショートカットの変更が確認できたら、画面下部の「OK」をクリック。
![アイルランド生まれの 独立系Linux Solus 4の 日本語入力環境を 整えてみた。](https://i2.wp.com/pc-freedom.net/wp-content/uploads/2019/03/VirtualBox_Solus_19_03_2019_03_55_59.png?fit=1024%2C614&ssl=1)
「次の入力メソッド」の項目が設定したキーコードになっていれば設定完了。
![アイルランド生まれの 独立系Linux Solus 4の 日本語入力環境を 整えてみた。](https://i2.wp.com/pc-freedom.net/wp-content/uploads/2019/03/VirtualBox_Solus_19_03_2019_03_56_05.png?fit=1024%2C614&ssl=1)
3.日本語入力メソッドが入っていないので Anthy をインストールし、再起動。
日本語入力システムがないので、ソフトウェアセンターから検索してインストールすることにした。
まず「メニュー」→「 Software Center 」でソフトウェアセンターを起動。
![アイルランド生まれの 独立系Linux Solus 4の 日本語入力環境を 整えてみた。](https://i2.wp.com/pc-freedom.net/wp-content/uploads/2019/03/VirtualBox_Solus_19_03_2019_03_45_34-1.png?fit=1024%2C614&ssl=1)
「検索」をクリックし、日本語入力システムを探す。
![アイルランド生まれの 独立系Linux Solus 4の 日本語入力環境を 整えてみた。](https://i2.wp.com/pc-freedom.net/wp-content/uploads/2019/03/VirtualBox_Solus_19_03_2019_03_46_43.png?fit=1024%2C614&ssl=1)
入力システムとして iBus がインストールされているものの、 Fcitx + Mozc での日本語入力環境が希望だったので、まず Fcitx を検索してみた。
残念なことに、まだリポジトリには無いようだ。
![アイルランド生まれの 独立系Linux Solus 4の 日本語入力環境を 整えてみた。](https://i1.wp.com/pc-freedom.net/wp-content/uploads/2019/03/VirtualBox_Solus_19_03_2019_03_47_11.png?fit=1024%2C614&ssl=1)
iBus + Mozc ならイケるかと思い Mozc を検索するも、これまたリポジトリにはない。
残念。
![アイルランド生まれの 独立系Linux Solus 4の 日本語入力環境を 整えてみた。](https://i0.wp.com/pc-freedom.net/wp-content/uploads/2019/03/VirtualBox_Solus_19_03_2019_03_47_29.png?fit=1024%2C614&ssl=1)
ホントは Fcitx + Mozc で日本語入力を行いたかったのだけれども、この Solus のリポジトリには存在していなかったため iBus + Anthy の組み合わせで、日本語入力環境を設定するしかない。
止むを得ず「 Anthy 」を検索する。
見つけた「 Anthy 」をクリックすると、ソフトウェアの詳細が表示される。
![アイルランド生まれの 独立系Linux Solus 4の 日本語入力環境を 整えてみた。](https://i0.wp.com/pc-freedom.net/wp-content/uploads/2019/03/VirtualBox_Solus_19_03_2019_03_48_10.png?fit=1024%2C614&ssl=1)
ウィンドウ右上にある「インストール」のボタンをクリックすると、依存関係にあるパッケージが表示されるので、一緒にインストールする。
![アイルランド生まれの 独立系Linux Solus 4の 日本語入力環境を 整えてみた。](https://i0.wp.com/pc-freedom.net/wp-content/uploads/2019/03/VirtualBox_Solus_19_03_2019_03_48_31.png?fit=1024%2C614&ssl=1)
もちろん管理権限で実行しなければいけないので、パスワード認証が求められる。
4.それでもなお日本語入力ができないので、Region & Language を確認・設定変更し、再起動。
まだ日本語入力ができなかったので、とりあえず「メニュー」→「 Region & Language 」をのぞいてみることにした。
![アイルランド生まれの 独立系Linux Solus 4の 日本語入力環境を 整えてみた。](https://i2.wp.com/pc-freedom.net/wp-content/uploads/2019/03/VirtualBox_Solus_19_03_2019_03_45_34.png?fit=1024%2C614&ssl=1)
手探りで「入力ソース」にある「+」ボタンをクリックしてみた。
![アイルランド生まれの 独立系Linux Solus 4の 日本語入力環境を 整えてみた。](https://i2.wp.com/pc-freedom.net/wp-content/uploads/2019/03/VirtualBox_Solus_19_03_2019_03_45_47-1.png?fit=1024%2C614&ssl=1)
すると「入力ソースの追加」ウィンドウが開くので、任意の言語(ここでは日本語)をクリック。
![アイルランド生まれの 独立系Linux Solus 4の 日本語入力環境を 整えてみた。](https://i2.wp.com/pc-freedom.net/wp-content/uploads/2019/03/VirtualBox_Solus_19_03_2019_03_45_57.png?fit=1024%2C614&ssl=1)
するとキーボードの設定で見たことがある名前が並ぶ中「日本語(Anthy)」の文字を発見。
選択して「追加」ボタンをクリック。
![アイルランド生まれの 独立系Linux Solus 4の 日本語入力環境を 整えてみた。](https://i1.wp.com/pc-freedom.net/wp-content/uploads/2019/03/VirtualBox_Solus_19_03_2019_03_51_44.png?fit=1024%2C614&ssl=1)
「入力ソース」の項目に「日本語(Anthy)」が追加された。
![アイルランド生まれの 独立系Linux Solus 4の 日本語入力環境を 整えてみた。](https://i2.wp.com/pc-freedom.net/wp-content/uploads/2019/03/VirtualBox_Solus_19_03_2019_03_52_04.png?fit=1024%2C614&ssl=1)
ちなみに項目の右側にある歯車のマークをクリックすると「IBus の設定」が開かれる。
![アイルランド生まれの 独立系Linux Solus 4の 日本語入力環境を 整えてみた。](https://i2.wp.com/pc-freedom.net/wp-content/uploads/2019/03/VirtualBox_Solus_19_03_2019_03_52_11.png?fit=1024%2C614&ssl=1)
並び順を変更し、作業終了。
多分これで大丈夫。
5.無事に日本語入力ができるようになった。
念のため一度 Solus を再起動し、試しにターミナルで日本語入力を行ってみた。
![アイルランド生まれの 独立系Linux Solus 4の 日本語入力環境を 整えてみた。](https://i0.wp.com/pc-freedom.net/wp-content/uploads/2019/03/VirtualBox_Solus_19_03_2019_03_58_11.png?fit=1024%2C614&ssl=1)
これでようやく日本語入力ができるようになった。
今回はこの手順で日本語入力ができるようになったけれども、2〜4の手順が多少異なっても大丈夫なので、気が向いた設定から行うと良い。
個人的な意見ですが、
んー。
ずっと Fcitx + Mozc の組み合わせはつかえないのかな?
自力でビルドするスキルを身に着けなければいけないのかな?
でも、気になるのはそれくらいかな?
独立系とはいえ、必要なアプリはひと通りあるし、なにより見た目が好き。
かっこいいね。
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