エレガントな軽量ディストリビューション MX Linux の最新版となる 18.1 が、2019年2月9日にリリースされた。
MX Linux とは?
MX Linux をご存じない方のためにざっくり説明すると、Debian の安定版 (Stable) ブランチをベースとし、デスクトップ環境に Xfce を使ったディストリビューション(以降、ディストロ)で、antiX と旧 MEPIS Linux コミュニティ間の共同事業として構築されたプロジェクトで開発されている。
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今回の変更点は?
このバージョンは “ISO refresh”リリースで、バグ修正とアプリケーションのアップデートが行われた。
今回のリリースでは、バグの修正や追加はすべて通常の更新チャンネルで行われるため、既存の MX ユーザーは再インストールする必要はない。
また、ISO リフレッシュリリースなので、ベースとなる Debian 9.7 に準じて各種アプリケーションソフトウェアのアップデートも行われている。
さらに詳しく→ https://mxlinux.org/mx-181-continuum-official-release-iso-refresh
MX Linux の概要
- ベース: Debian
- アーキテクチャ: i386, x86_64 (amd64)
- デスクトップ環境: Xfce
- パッケージ管理: APT (dpkg)
主なアプリケーション
- ブラウザ: firefox
- メール: Thunderbird
- オフィス: LibreOffice
- グラフィック: GIMP
- ミュージック: Clementine
- マルチメディア: VLC media player
MX Linux をインストールするのに必要なスペックは?
- CPU: i686 以上のプロセッサ
- RAM: 2 GB 以上推奨
- DISK: 20 GB 以上推奨
- グラフィック: 3D ビデオカード推奨
- ブロードバンドインターネット接続
Website → https://mxlinux.org
個人的な意見ですが、
バージョン 18 以降、サクサク動くのはもちろん、安定性や使い勝手が向上したのは手に取るようにわかる。
まぁ、使い勝手はデスクトップ環境である Xfce によるところも大きいけれども、MX Tools のような MX 独自のアプリケーションの使い勝手が、良くなったと思う。
個人的に画面左側に並ぶパネルは、正直好きではなかった。
今も気になるには気になるが、MX を使い込んでいくうちそんなに悪くない気がしてきた。
最近では、 Manjaro の次によく使うディストロになった。
以前の Ubuntu や linuxBean もパネルが左側にあるけれども、扱いがそれらとは異なるのが理由。
MX のパネルは、他のディストロの下部に位置するパネルとほぼ同様なパネルで、メニューボタンは Windows などと同じく、画面左下にある MX のロゴがそれ。
今までのレガシーなオペレーティングシステムと MX 独自の使い勝手が、いい感じで融合されているように感じてきた。
うん。
このディストロがなぜ人気あるのかが、わかってきた気がする。
あなたも使ってみれば、きっと僕と同じふうになるかも。
Website → https://mxlinux.org