独立系 Linux ディストリビューション KaOS は、最新のスナップショットとなる KaOS 2019.02 を 2019年2月28日に公開した。
KaOS とは?
KaOS はパッケージ管理に Pacman 、デスクトップ環境に KDE Plasma 、リリース方式はローリングリリースを採用した独立系のディストリビューション(以降、ディストロ)。
今回の変更点は?
プロジェクトの最新のスナップショット KaOS 2019.02 は、KDE Plasma 5.15とLibreOffice 6.2.0を特徴としている。
「メジャーアップデートには、通常のフルフレームワーク、Plasma、KDEアプリケーションの置き換えに加えて、Python 3.7(3.7.2)、Readline 8.0.0、Glib2 2.58.3、Qt 5.12.1、PHP 7.2への移行が含まれています。このISOにはPlasma 5.15が含まれていますこのバージョンのハイライトには、複雑なネットワーク構成のためのより多くのオプションを含む、構成インターフェースの変更、サードとの統合などがあります。 GTK、Waylandは現在仮想デスクトップをサポートしており、Firefox 64はオプションでネイティブKDEの開く/保存ダイアログを使用できますこれはKaOSに含まれている最先端の機能で、xdg-desktop-portalをインストールすることで有効にできます。
▼より詳しい情報は▼
Website >> https://kaosx.us/news/2019/kaos02/
KaOS の概要
- ベース: 独立
- アーキテクチャ: x86_64
- デスクトップ環境: KDE Plasma
- パッケージ管理: Pacman
主なアプリケーション
- ブラウザ: Falcon
- メール: Seafile
- オフィス: LibreOffice
- グラフィック: Krita
- マルチメディア: mpv Media Player, SMPlayer
KaOS をインストールするのに必要なスペックは?(推奨)
- CPU: x86_64
- RAM: 1.5 GB (2.0 GB 以上)
- DISK: 8 GB (25 GB 以上)
▼より詳しい情報は▼
Website >> https://kaosx.us
個人的な意見ですが、
実はなんども記事にしようと思っていて実現していなかったディストロ。
”カオス”と読みたくなるけれども”ケー・オーエス”らしい。
パッケージ管理に Pacman が使われ、ローリングリリースということもあり Arch 系のディストロと思われがちだが、様々なディストロから様々なアイディアを採用した、まったくの独立系という。
Arch Linux にインスパイヤされているのは間違いないらしいけれども、Arch 系でないことはプロジェクトサイトでキッパリと明確に記載されている。
けれども、どうしても Arch に間違われるのは Pacman のサガなのか?
それより、僕の中で最近 KDE の評価が上がってきている。
昔ほど重たさを感じないからだ。
マシン性能が上がってきているのもあるのだろうけれど、以前の KDE に比べても RAM の消費をはじめとして、色々な部分で効率化が図られているのが理由だろう。
Wikipedia KDE Plasma 5 >> https://ja.wikipedia.org/wiki/KDE_Plasma_5
KaOS は、日本語でインストールはできないけれども、インストール後に日本語化することができる。
日本語入力環境も意外と簡単に整えることができるので、興味のあるあなたは試してみると良い。
▼ KaOS をチェック▼
Website >> https://kaosx.us