急に 32 ビットパソコンでも Web ブラウザさえ動いてくれれば、今話題の ChatGPT が使えることを実証したい衝動に駆られました。(誰得?)
とは言っても 32 ビットパソコンだと場合によっては、ブラウザの起動自体がそこそこパソコンのリソースを使うため、オペレーティング・システムによっては快適とは言い難いと思われます。
そこで、可能な限り軽快に動作する Linux を使って、古い 32 ビットパソコンの Qosmio で ChatGPT を使ってみたいと思います。
ですが今回、ちょっと苦戦いたしました…。
ぜひその格闘の結末をご覧いただければと存じます。
BunsenLabs
![【そこに愛はあるのか?!】32ビットPCにもAIを!32ビットPCでChatGPTを使ってみた。](https://i0.wp.com/pc-freedom.net/wp-content/uploads/2023/05/60f453e87014804340d4e51953288ee8.png?resize=800%2C450&ssl=1)
新しいバージョンが出る少し前に、「使える超軽量 Linux」として BunsenLabs litium を紹介いたしました。
この BunsenLabs は、2022 年 12 月 19 日に、最新版となる Beryllium をリリースしております。
BunsenLabs の基本システムは、ほぼ Debian のままで「シンプルで質素かつ軽量」の Linux です。
システムの構成は、パネルの存在しないウィンドウマネージャなどで使われる tint2 パネルに、システムモニタとして conky 、機能豊富な jgmenu を備えた Openbox ウィンドウマネージャという構成が特徴です。
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GNOME や KDE Plasma といったデスクトップ環境に比べると、とてもシンプルなシステムでございます。
システムと同様にデザインも細部まで気を配られており、その見た目はシンプルでスタイリッシュ。
野暮ったさを感じさせない Linux ディストリビューションでございます。
また、現在でも 32bit 版と 64bit 版の両方が開発されており、推奨される RAM の容量は 2GB ですが、1GB でも動作いたします。
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インストールに必要なストレージサイズも 20GB と、前時代的なハードウェア要件になっております。
コレくらいシンプルなシステムなら、少し重ためな Web サービスでもリソースを Web ブラウザに振れるんじゃね?とか言う素人考えで BunsenLabs をチョイス。
ライブ環境があるため、テストしてみましたが、Web ブラウザが独自の軽量ブラウザだったため Firefox とかが欲しくなりました。
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ライブ環境のままだと、ソフトウェアのインストールとかで面倒が起きそうな気がしたので、さっさとインストールしてみることにしました。
が、ココで問題発生。
Debian 派生のディストリビューションなので、インストーラーはもちろん Debian インストーラなのですが…
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なぜか途中で止まります。
Raspberry Pi OS も同じような仕組みだと思ってたので安心していたのですが、なぜか USB メモリのイメージデータがマウントされないようです。
DVD-R で…、とも思ったのですが、そもそも DVD ドライブが読み込んでくれなくなってるし…。
ということで、白羽の矢が立ったのが SparkyLinux でございます。