ここ何回か RetroPie 関連のネタを書いているけれども、Linux の上に RetroPie のインストールするには正直なところ時間がかかってしょうがない。
ファミコンだけなら、もっと手軽にプレイできる環境が整えられるので、今回はそちらを紹介したい。
FCEUX
![Fceux を使って Linux でファミコンをプレイする。](https://i0.wp.com/pc-freedom.net/wp-content/uploads/2019/03/ea6a9d749246df5cdc87bebb8ffa5194.png?resize=800%2C450&ssl=1)
FCEUXは、ニンテンドーエンターテイメントシステム(NES)、ファミコン、ファミコンディスクシステム(FDS)、およびDendyエミュレータ。
NTSC(アメリカ/ 日本)、PAL(ヨーロッパ)、および NTSC-PAL ハイブリッドモードをサポートしている。
互換性のために C 言語で書かれたクロスプラットフォームのマルチメディアライブラリである SDL バージョンの両方をサポートしている。
FCEUX の設定
Gamepad Config
あらかじめゲームパッドなどの設定しておかないと、快適にプレイすることができない。
というか操作すらできない。
![Fceux を使って Linux でファミコンをプレイする。](https://i0.wp.com/pc-freedom.net/wp-content/uploads/2019/03/da3900b45b93320cc97c231814217729.png?resize=514%2C525&ssl=1)
ゲームパッドの設定は [Options] >> [Gamepad Config] で行う。
![Fceux を使って Linux でファミコンをプレイする。](https://i0.wp.com/pc-freedom.net/wp-content/uploads/2019/03/bd7a0051e1998844503ceca7567ce881.png?resize=352%2C525&ssl=1)
プルダウンメニューから入力ポート1と2(ゲームパッド、ザッパー、パッド、パドル)でエミュレートしたいデバイスを選択できる。
” Enable Four Score ” にチェックを入れると、4つまでコントローラーを使用できるようになる。
ただし、プルダウンメニューに表示されていないポートはエミュレートできていないので注意。
” Buttons “に並んでいる、それぞれのボタンの [Change] をクリックしてから、対応するボタンを押して設定していく。
ちなみに、今回は Manjaro で設定したが、その際は” Up “,” Down “,” Left “,” Right “については2回ずつ押さなければ設定できなかった。
Hotkey Config
ホットキーの割り当ての一覧。
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個人的に [f11] に割り当てられている” Reset “はよく使う。
Sound Config
音声に関する設定。
![Fceux を使って Linux でファミコンをプレイする。](https://i0.wp.com/pc-freedom.net/wp-content/uploads/2019/03/e508fa06c03bb6651b1194938f30abd2.png?resize=650%2C351&ssl=1)
初期設定で問題ないけれども、自分好みの音質にしたい場合にはここで調整する。
Video Config
画面表示に関する設定。
![Fceux を使って Linux でファミコンをプレイする。](https://i0.wp.com/pc-freedom.net/wp-content/uploads/2019/03/701ef508dbf5c0a14e8b511ba3bbfb3d.png?resize=232%2C523&ssl=1)
” Special Scaler “はエフェクト設定で、プルダウンメニューから任意のものを選ぶ。
エフェクトの種類については今回割愛するけれども、時間があれば表示の違いをレビューしたい。
他の設定についても、初期設定のままで特に問題はないけれども、以下のスクリーンショットは僕の好みの設定になっている。
” Region “の項目だけ一言。
NTSCとは北米および日本で使われているコンポジット映像信号と、そのテレビジョン放送方式の仕様及び標準規格。
なので日本の場合は、NTSC で問題ない。
Wikipedia NTSC >> https://ja.wikipedia.org/wiki/NTSC
Palett Config
好みの色合いに変更するための設定。
![Fceux を使って Linux でファミコンをプレイする。](https://i0.wp.com/pc-freedom.net/wp-content/uploads/2019/03/341a6151a0af87c31a840e635ebd322c.png?resize=382%2C332&ssl=1)
あらかじめ、カスタムされたパレットを呼び出す場合には [Open palette] をクリックし、任意の設定を呼び出す。
また自分で調整する場合には、” Use NTSC palette “にチェックを入れ、” Tint “で色合いを調整し、” Hue “で色相を調整する。
Network Config
ネットワークに関する設定。
![Fceux を使って Linux でファミコンをプレイする。](https://i0.wp.com/pc-freedom.net/wp-content/uploads/2019/03/fdc075a63848a0c7c9fc44d86961d2d0.png?resize=289%2C220&ssl=1)
ROM データをサーバーなどから読み込む際に使うらしいのですが、使ったことがないので詳しくはわかりません。
FCEUX 使い方
使い方はあらかじめ用意していた ROM データを [File]>>[Open ROM] から選ぶだけで、ゲームが起動する。
![Fceux を使って Linux でファミコンをプレイする。](https://i0.wp.com/pc-freedom.net/wp-content/uploads/2019/03/1f9256ac74ea6e20ffb99fdf2b55377a.png?resize=514%2C525&ssl=1)
好きなゲームを選んで [開く] をクリック。
![Fceux を使って Linux でファミコンをプレイする。](https://i0.wp.com/pc-freedom.net/wp-content/uploads/2019/03/14366cdcd7ebbb47988c3c7a66e166de.png?resize=782%2C610&ssl=1)
簡単にゲームをロードすることができる。
![Fceux を使って Linux でファミコンをプレイする。](https://i0.wp.com/pc-freedom.net/wp-content/uploads/2019/03/f1738f0b2efacdd2f00f6d8057b98e42.png?resize=514%2C525&ssl=1)
あとは、存分にプレイするのみ!
ちなみに [f5] Quick Save, [f7] Quick Load が割り当てられており、ドラクエなどの RPG などをプレイしている際にも「ふっかつのじゅもん」が不要になる。
” Change State “で0〜9までの保存領域が選ぶことができ、” Load State From “から任意のデータを読み込むことができる。
” Save State As “では、任意で設定している保存領域にプレイデータを保存することができる。
これでセーブポイントを待たずに、すぐにゲームが中断できる。
ファミコンは1日1時間!
個人的な意見ですが、
Linux のファミコンエミュレータは、FCEUX の他にも Nestopia や Higan などがあるけれども、実際に使ってみて Linux で簡単に安定して使えるものとして FCEUX を選んだ。
ファミコンエミュレータの多くは Ubuntu 系を中心とした Debian 系と、Fadora 系のディストロ対応のものが多い。
その中でも FCEUX は、ほとんどの系列のディストロで使うことができる。
ちなみに僕は、Manjaro でドラクエⅢを進めている最中だ。
ジェネレーションギャップ。
ドラクエのテストプレイをしていた時、ティーンエイジャーの息子がやってきた。
息子: 何してるの?
僕: ドラクエ。息子: えっ?!
僕: えっ?!息子: あれが、こうなるの???(パッケージイラストがドット絵に)
僕: これが、ああなるの。(ドット絵から、今のCGへ)息子: ぼったくりじゃない?!
僕: これを経て、今のゲームになっているのだよ。息子: へぇ…。
僕: …。
時の流れの恐ろしさが身にしみた。
FCEUX は各ディストロのリポジトリにあるので、FCEUX で検索!