ここ何回か RetroPie 関連のネタを書いているけれども、Linux の上に RetroPie のインストールするには正直なところ時間がかかってしょうがない。

ファミコンだけなら、もっと手軽にプレイできる環境が整えられるので、今回はそちらを紹介したい。

FCEUX

Fceux を使って Linux でファミコンをプレイする。

FCEUXは、ニンテンドーエンターテイメントシステム(NES)、ファミコン、ファミコンディスクシステム(FDS)、およびDendyエミュレータ。

NTSC(アメリカ/ 日本)、PAL(ヨーロッパ)、および NTSC-PAL ハイブリッドモードをサポートしている。

互換性のために C 言語で書かれたクロスプラットフォームのマルチメディアライブラリである SDL バージョンの両方をサポートしている。

FCEUX の設定

Gamepad Config

あらかじめゲームパッドなどの設定しておかないと、快適にプレイすることができない。

というか操作すらできない。

Fceux を使って Linux でファミコンをプレイする。

ゲームパッドの設定は [Options] >> [Gamepad Config] で行う。

Fceux を使って Linux でファミコンをプレイする。

プルダウンメニューから入力ポート1と2(ゲームパッド、ザッパー、パッド、パドル)でエミュレートしたいデバイスを選択できる。

” Enable Four Score ” にチェックを入れると、4つまでコントローラーを使用できるようになる。

ただし、プルダウンメニューに表示されていないポートはエミュレートできていないので注意。

” Buttons “に並んでいる、それぞれのボタンの [Change] をクリックしてから、対応するボタンを押して設定していく。

ちなみに、今回は Manjaro で設定したが、その際は” Up “,” Down “,” Left “,” Right “については2回ずつ押さなければ設定できなかった。

Hotkey Config

ホットキーの割り当ての一覧。

Fceux を使って Linux でファミコンをプレイする。

個人的に [f11] に割り当てられている” Reset “はよく使う。

Sound Config

音声に関する設定。

Fceux を使って Linux でファミコンをプレイする。

初期設定で問題ないけれども、自分好みの音質にしたい場合にはここで調整する。

Video Config

画面表示に関する設定。

Fceux を使って Linux でファミコンをプレイする。

” Special Scaler “はエフェクト設定で、プルダウンメニューから任意のものを選ぶ。

エフェクトの種類については今回割愛するけれども、時間があれば表示の違いをレビューしたい。

他の設定についても、初期設定のままで特に問題はないけれども、以下のスクリーンショットは僕の好みの設定になっている。

” Region “の項目だけ一言。

NTSCとは北米および日本で使われているコンポジット映像信号と、そのテレビジョン放送方式の仕様及び標準規格。

なので日本の場合は、NTSC で問題ない。

Wikipedia NTSC >> https://ja.wikipedia.org/wiki/NTSC

Palett Config

好みの色合いに変更するための設定。

Fceux を使って Linux でファミコンをプレイする。

あらかじめ、カスタムされたパレットを呼び出す場合には [Open palette] をクリックし、任意の設定を呼び出す。

また自分で調整する場合には、” Use NTSC palette “にチェックを入れ、” Tint “で色合いを調整し、” Hue “で色相を調整する。

Network Config

ネットワークに関する設定。

Fceux を使って Linux でファミコンをプレイする。

ROM データをサーバーなどから読み込む際に使うらしいのですが、使ったことがないので詳しくはわかりません。

FCEUX 使い方

使い方はあらかじめ用意していた ROM データを [File]>>[Open ROM] から選ぶだけで、ゲームが起動する。

Fceux を使って Linux でファミコンをプレイする。

好きなゲームを選んで [開く] をクリック。

Fceux を使って Linux でファミコンをプレイする。

簡単にゲームをロードすることができる。

Fceux を使って Linux でファミコンをプレイする。

あとは、存分にプレイするのみ!

ちなみに [f5] Quick Save, [f7] Quick Load が割り当てられており、ドラクエなどの RPG などをプレイしている際にも「ふっかつのじゅもん」が不要になる。

” Change State “で0〜9までの保存領域が選ぶことができ、” Load State From “から任意のデータを読み込むことができる。

” Save State As “では、任意で設定している保存領域にプレイデータを保存することができる。

これでセーブポイントを待たずに、すぐにゲームが中断できる。

ファミコンは1日1時間!

個人的な意見ですが、

Linux のファミコンエミュレータは、FCEUX の他にも NestopiaHigan などがあるけれども、実際に使ってみて Linux で簡単に安定して使えるものとして FCEUX を選んだ。

ファミコンエミュレータの多くは Ubuntu 系を中心とした Debian 系と、Fadora 系のディストロ対応のものが多い。

その中でも FCEUX は、ほとんどの系列のディストロで使うことができる。

ちなみに僕は、Manjaro でドラクエⅢを進めている最中だ。

ジェネレーションギャップ。

ドラクエのテストプレイをしていた時、ティーンエイジャーの息子がやってきた。

息子: 何してるの?
僕: ドラクエ。

息子: えっ?!
僕: えっ?!

息子: あれが、こうなるの???(パッケージイラストがドット絵に)
僕: これが、ああなるの。(ドット絵から、今のCGへ)

息子: ぼったくりじゃない?!
僕: これを経て、今のゲームになっているのだよ。

息子: へぇ…。
僕: …。

時の流れの恐ろしさが身にしみた。

FCEUX は各ディストロのリポジトリにあるので、FCEUX で検索!