以前にレビューした CHUWI の RZBOX ですが、あまりにも気に入ったので、その使い方を考えていました。
OS を別のストレージに入れ替える。
RZBOX の使い方として2通りの方法を考えました。
- Linux マシンとして使うため Windows を容量の少ない別の SSD にバックアップしておく。
※いずれ使うかも知れないからね。 - このまま Windows マシンとして使うため、もっと容量の大きい SSD に OS を移し替える。
※内蔵できるストレージ容量に限りがあるからね。
っと、いずれにしろ Windows を別のストレージに移動しようと思ったわけです。
普段は Linux をメインで使っているので、パーティション管理などは GParted などで済ませてしまいますが、今回は扱う OS が Windows ということで、たまには Windows のソフトウェアを使ってみようという気になりました。
※OS のデファクトスタンダードは Windows ですからねぇ。
ということで、数あるディスクパーティション管理ソフトウェアの中から、 MiniTool Partition Wizard を選びました。
この Partition Wizard 無料版だけでも、
- パーティション新規作成/削除/フォーマット
- パーティション移動/サイズ変更/拡張
- ファイルシステムエラー検出と修復
- FATをNTFSに変換
といった操作をマウスだけで行うことができる、とても優秀なソフトウェアです。
様々なソフトウェアをオンラインで販売する Vector や窓の杜、 PC World といったサイトでも紹介されており、特に Vector では、2022年上半期に販売された売上上位の商品から選抜した商品の内、最も人気を集めた製品版ダウンロードソフトを表彰する「第38回Vectorプロレジ大賞」の「パーティション管理」の部門賞を受賞しており、評価も高いソフトウェアです。
コレが決め手ですね。
- Vector – http://www.vector.co.jp/soft/winnt/util/se492191.html
- 窓の杜- https://forest.watch.impress.co.jp/library/software/partwizhome/
MiniTool について、以前から名前くらいは知っていましたが、ちゃんと有料版を使ってみるのは実は初めて。
サイトをいろいろと眺めていて、有料のプロ版にある「OSディスク コピー」の文字に惹かれ、そちらを選ぶことにしました。
ちなみに有料版では、無料版の機能
- パーティション新規作成/削除/フォーマット
- パーティション移動/サイズ変更/拡張
- ファイルシステムエラー検出と修復
- FATをNTFSに変換
に加えて、
- NTFSをFATに変換
- ダイナミックディスクをベーシックに変換
- OSをSSD/HDDに移行
- OSディスク コピー
- OSディスクをMBRからGPTに変換
- ブータブルメディアの焼く機能
を使うことが出来ます。
さらにプロ・プラチナ版では、これらに加えて
- パーティション復元
- データ復元
ができるというソフトウェア。
けっこうスゴイですねぇ。
まぁ、OS のコピーができるということで、プロ版を選んだわけですが…
ってか、これを見て今回の動画を思いついたんですけれどね。
ということで、MiniTool Partition Wizard を使ってみましょう。
ダウンロードとインストール。
まず、MiniTool のサイトから Partition Wizard をダウンロードします。
ダウンロードとインストールについては特別難しいことはありませんね。
というか、先に無料版をダウンロードしてインストールしたのですが、有料版へ促すための広告が結構しつこいです。
今回は有料版にしたのでアクティベートコードがあり、設定画面でアクティベートコードを入力すると広告は消えました。
Partition Wizard は起動する際に、接続されているストレージを認識するため、場合によっては起動に時間がかかることがあります。
ちゃんと待ったほうが良さそうです。
んで、この Partition Wizard 、繰り返しになりますが無料版でも充分使えます。
- パーティション新規作成/削除/フォーマット
- パーティション移動/サイズ変更/拡張
- ファイルシステムエラー検出と修復
- FATをNTFSに変換
普通に便利です。
Linux ユーザーであれば「パーティション管理なら GParted で充分でしょ!」というご意見もあるでしょう。
コダシマも普段であれば、コレくらいの作業は GParted で済ませてしまいますが、Partition Wizard の特に「パーティションの削除」の際に力を発揮する「ディスクの抹消」は、フリーソフトでは見たことがないです。
この機能は、しっかりとデータを削除するので、ストレージを処分する際の情報漏洩を防ぐのに一役買ってくれます。
さらにありがたいのは、ファイルシステムのエラー検出と修復、おまけにディスクベンチの計測がこれ一本でできること。
中古 PC を好んで弄るコダシマにとって、ストレージの健康状態を維持する上でもとても役立ちます。
表示も視覚的にわかりやすいので、PC 初心者でも扱いやすいです。
- パーティション新規作成/削除/フォーマット
- パーティション移動/サイズ変更/拡張
ココらへんのパーティション管理なら、たしかに GParted でも間に合いますが、それ以上となると力の差を感じてしまいました。
たまには、有料版を使ってみるもんですね。
Windows をコピーしてみた。
とにかく本題の OS のコピーをしてみることにします。
まずは、
1.Linux マシンとして使うため Windows を容量の少ない別の SSD にバックアップしておく
というのをやってみました。
OS のコピー自体、操作方法は至ってシンプル。
元のストレージと、移動先のストレージの設定ができたら、左サイドバーにある「適用」ボタンをクリックして実行するだけです。
Partition Wizard の名前の通り、Wizard の指示に従って操作するので、初見でも問題なく使えました。
んで、RZBOX に積まれていた元の SSD は 500GB なのですが、用意したのが 128GB の SSD です。
コレがまずかったです。
結論から言えば、失敗です。
Windows だけでなく Microsoft Office や Adobe の各種ソフトウェアがインストールされていたためか、128GB のストレージにコピーしたところ、ちゃんと起動しませんでした。
リカバリー領域がコピーできないためなのかな?
とにかく起動しません。
もしかしたら 256GB のストレージだったらまだ良かったのかも知れませんが、手持ちが無かったので確認していません。
原因究明についても、時間がないことを言い訳に、めんどくさいのでしませんでした。
でも、同じ容量以上のストレージのほうが間違いはないのは確かでしょう。
ということで、
2.このまま Windows マシンとして使うため、もっと容量の大きい SSD に OS を移し替える。
コチラに頭を切り替えます。
1TB の SSD に空きがあったので、それを使ってみました。
コチラも以前レビューした SSD が気に入り、何枚か購入したうちの一枚です。
コチラは全く問題ありません。
簡単にコピーでき、コピーした Windows も問題なく動いてくれました。
さっきのは、長い時間かけて、起動できないことを確認してましたが、その苦労が嘘のようです。
OS のコピーに時間こそかかったものの、あっけなさ過ぎて拍子抜けしました。
うん。
いや、ホント、たまには有料版も使って見るもんですね。
今回のまとめ。
今回は RZBOX にインストールされていた Windows を、別のストレージに移動させるために MiniTool の Partition Wizard 有料版を使ってみました。
もうしばらくの間、Linux をメインで使っていたために、Windows のソフトウェア、しかも有料版を使う機会が少なくなっていました。
仕事の都合で Microsoft Office と Adobe のソフトウェアは使ってますが、それ以外のソフトウェアの有料版は使ってません。
が、今回は気まぐれといえば気まぐれですが、パーティション管理ソフトの有料版を使ってみて「あぁ、たまにはちゃんと有料版を使ってみるもんだ」と思いました。
フリーソフトウェアだけでも、たしかに色々なことは出来ますが、多くのフリーソフトウェアは目的を実現するためにかかる労力が有料ソフトウェアにかなわないものが多いです。
たまには Blender や Davinchi Resolve と言った気合の入った無料ソフトウェアもありますが、そうじゃないほうが多いです。
場合によっては有料版の手を借りるというのもありだと思います。
でも、今回の Partition Wizard 用途が用途だけに正直利用頻度は少ないかもしれませんねぇ。
ってことで、RZBOX を Windows マシンとして使っていきます。
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