先日より手がけていたeMachines E732Z-A12Bのパワーアップがいよいよ完結いたしました!
その実力は、最新のマシンにも匹敵するほどの快適な環境になりました。
以前、紹介したeMachines E732-ZA12BのCPUの換装で概ねお伝えしましたが、動画の撮影を失敗してしまったため延ばし延ばしになっていました。
ようやく、動画の撮影をしましたので紹介いたします。
一応、今回で完結としますが、また何かの拍子でCore i7が手に入ったりした場合、番外編としてお知らせしたいと思います。
ベンチマーク
CPU変更後のベンチマークが気になるところですので確認してみました。
まずは、メモリの増設です。
メモリ増設前 | メモリ増設後 |
メモリを増設し、かなりベンチマークが向上しました。まずは、この数値に驚きましたが、実際に使ってみると、まだまだ物足りなさを感じます。
そこで、HDDをSSDに換装します。
SSD換装後 |
HDDをSSDに換装しただけで、けっこう高速化できたのがわかります。メモリの増設とSSDへの換装でかなり快適になることがわかりました。実際に、わたしが家で使っているWindowsマシンの中でいちばん快適なパソコンになりました。
参考:eMachines E732Z-A12Bのパワーアップ計画:その1
eMachines E732Z-A12Bのパワーアップ計画:その2
さらに、ここからCPUをPentium P6100をCore i5-540Mへ換装します。
CPU換装後 |
さらにベンチマークの数値が向上したのがわかります。ここまでくると、全く違うパソコンになってしまいますね。
CPU換装後、Windows 10が公開されました。参考までにベンチマークを測ってみると驚きの数値!
Windows 10アップデート後 |
さらに数値が向上しているではありませんか!「Windows 10で動作が軽くなる」というのもまんざら嘘ではないようです。
これで、あの「低スペックの激安パソコン」はすっかり「現役バリバリの高速マシン」に生まれ変わりました。使い心地は最新マシンにも匹敵するほどの快適な環境です。使い慣れて愛着のあるパソコンはなかなか処分しにくいもの。今回のようにパワーアップさせて使うのもいかがでしょうか?
■使用したパーツ
CPU:Intel Core i5 540M 2.53GHz
SSD:SAMSUNG SSD 850 EVO 120GB
メモリ:WINTEN WT-SD1333-4GB ノートPC用SODIMM DDR3 1333(PC3-10600) 4GB
HDDケース:サンワサプライUSB3.0対応2.5インチハードディスクケース SATA用 TK-RF253SAUL
コメント
この記事を読んで、インテル Intel Core i5-540M 2.5 GHz SLBTV Mobile CPU バルク を購入、装換しましたが電源は入らず、CPUを元に戻したら直りました。
2.5GHzを選んだのが間違いだったのか、CPUの初期不良だったのか、ほかの原因があるのかわかりません。
購入したCPUはamazonの返品する予定ですが。
ひらいさん
コメントありがとうございます。
CPUに限らず、中古パーツには動作不良のリスクが伴います。 また、特にCPUでいえばアーキテクチャの違いや消費電力の違いなども考慮しなければいけません。デリケートで面倒ですが、それもまた魅力だと思っています。
今回は、残念な結果だったかもしれませんが是非またチャレンジしてみてください。
eMachines E732Z-A12B のCPU換装しようと思いこのページに辿り着きました。
ここのコメントを見てSLBTVではなくSLBTVではなくSLBPGにしたところ問題なく動作しています。
Youtubeのその③に映っているCPUも拡大してみるとSLBPGのようですね。
蛇足ですがWindows10へのアップグレードは、予約領域を拡張しなくても問題なく完了しました。
仕様がかわったのですかね?
色々このページの情報には助けられました。ありがとうございました。
Lodeさん
コメントありがとうございます。参考になって何よりです。
正直ステッピングについてはほとんど意識しておらず
ロットの違いくらいにしか感じていませんでした。
なにせ、E732Z-A12Bの元のCPUがPentiumということもあり
侮っていたもので(苦笑
新しいステッピングのほうが
従来品よりも低電圧・高クロックで動作させられる場合が多いようですが
体感できるほどでは無いと思っていたのと
流通の都合で選ばなければいけなかったのもあります。
Nehalem世代のi5はほとんどが中古で
通販ではステッピングがわからないものが多いとも思います。
ひらいさんのように残念な結果になる場合もあり
中古はどうしても当たり外れがありますね。
突然すみません。
交換初心者です。
自分はA12BではなくF22Bを使っているのですが、A12Bと同じようにCPUなどを交換することは可能でしょうか
また交換するとき、
Team ノートPC用メモリ SO-DIMM-DDR3 永久保証 ECOパッケージ (1066Mhz PC3-8500 1.5V 4GBx2)
Intel インテル Core i5-580M モバイル CPU 2.66GHz ソケット G1 – SLC28
Transcend SSD 256GB 2.5インチ SATA3 6Gb/s MLC採用 3年保証 TS256GSSD370S
玄人志向 7mm → 9.5mm厚に変換 2.5インチHDD/SSDスペーサー KRSP-795
を使おうと思っているのですが、これらへの交換は可能でしょうか
よろしくお願いします
Kaneさん
コメントありがとうございます。
eMachinesのeME732Z-F22BはeME732Z-A12Bの上位機種です。
CPU以外はほぼ同等のパソコンですので同じ手順で作業できると思います。
CPUのソケットも両方ともSocket G1(PGA988)、メモリもDDR3-1066です。
予定しているパーツで十分だと思います。
パソコンのパワーアップ頑張ってください。
koda.oldmanさん
初めてのパワーアップですが頑張ってみます。
ありがとうございました。
二度もすみません
i5 580Mではなく Core i7 Mobile I7-720QM 1.6GHz PGA988 の使用に変えようと思っているのですが大丈夫でしょうか
またCPU交換の際注意することを教えて頂けませんでしょうか
よろしくお願いします
Kaneさん
コメントありがとうございます。
eMachines E732Z-A12BのCPUソケットはSocket G1(rPGA988A)なので
これに合えば使えます。
Core i7 Movile I7-720QMも同じソケットなのですが
問題点といえばCPUのTDP(熱設計電力)と言われる最大必要吸熱量が違います。
現物で実証していないので、正直なところわかりませんが
Pentium P6100のTDPは35Wで
Core i5も580MまでのTDPは35Wなので問題なく使えます。
ただし、Core i7 720QM〜840QMのTDPは45Wと10W高いです。
この10Wがどの程度影響するのかわかりません。
もしかしたら、動かない可能性もあります。
交換された場合にどうなるか非常に興味深いです。
CPU交換の際の注意点とのことですが
個人的には
1.静電気
2.破損
3.シリコングリス
の3点に気をつけています。
1.の静電気ですが、夏はそれほどでもありませんが冬は非常に気を使います。
「パチッ」と一発でCPUやらRAMやらがオシャカになることもあります。
とにかく、この「パチッ」を防いでからの作業をお勧めします。
2.の破損は特にCPUの足(プッシュピン)に注意するということです。
CPUの足が歪んでしまうと使い物になりません。
落としたり、無理な力をかけたりしないよう取り扱いは慎重に行いましょう。
ちゃんとソケットに合っていれば「ストン」と簡単にはまります。
決して無理に押し込んだりしないようにしましょう。
3.シリコングリスはCPU交換のキモになる部分です。
シリコングリスを塗らないとCPUのパフォーマンスがめちゃくちゃ落ちます。
実は結構大切なパーツ(?)になります。
まず、古いグリスを綺麗に取り除きます。
古くなると固くなってとりにくくなりますが、
アルコールを含ませた柔らかい布でしっかり取り除きましょう。
古いグリスが残っていると熱伝導率が落ちるので
しっかり取り除きましょう。
そして、塗り方ですが塗りすぎはダメです。
量が多いからといって冷えるわけではなく
むしろ、量が多すぎることで他のパーツに付着して
誤作動を招いたり、ゴミを寄せ付けて、これまた誤作動を招きます。
CPUの熱を効率良くヒートパイプやクーラーに伝えるためのものなので
「適量」が望ましいです。
っと、この適量っていうのが曲者で「どれくらい?」となります。
「薄く均等に」と言われますが結構難しいです。
でも、正直そこまで神経質にならなくてもよかったりします。
この世代のCPUはチップの真ん中に「米粒」程度乗っけて
ヒートパイプやクーラーを取り付け、押し拡げることで結構うまくいきます。
ただし、この方法は一発勝負なので
失敗したと思ったら、グリスを綺麗にしてからやり直しましょう。
…っと、私の場合には特にこの三点に気をつけております。
お久しぶりです
パワーアップ後暫く使用しておりますが全く異常は起きておりません。i5はTDPが35Wなのに対してCore i7 Movile I7-720QMは45Wという問題も大丈夫でした。
しかし、増設したメモリが8GB中の4GBしか反応していない状況です。
スロット二個に4GBメモリを二本差しているのが問題なのでしょうか
わぁ!
kane さん!お久しぶりです!
コメントありがとうございます!とても嬉しいです!
なるほど、
やはり Core i7 でも動作しましたか。
メモリが反応しないのは相性の問題ではないかと思います。
と言うのも、

私の eMachines は8GBで動作しています。
しかしそこに到るまで、やはり4GBしか反応せず「あれ?」と思いましたが
1本づつ試して見たところ反応しないメモリが出てきました。
返品を考えましたが
物好きな私は他のPCにさして見たところ
他のPCでは認識したと言う経験があります。
安い海外ブランドのバルク品などでは
結構、相性問題に悩まされますが
可能であれば別のメモリで試して見てはいかがでしょうか?
ちなみに私の eMachines は Core i5 のママですが、
まだまだ現役バリバリです!
はじめまして。
e732zの遅さに耐え兼ね、いろいろと調べていたらこちらにたどり着きました。
大変参考になりました。これからパーツを揃えて、弄ってみようと思います。
ウナギ源さん
コメントありがとうございます!
こちらのコメント欄にも参考になるコメントを頂いてますので
合わせてご覧いただければと思います。
最後まで使い倒したいですもんね。
ちなみに僕はパワーアップ後からまだe732zを現役で使ってます。
ウナギ源さんも、ぜひパワーアップさせてください!
コダシマさんこんにちは!
記事とコメント欄を参考に、CPUをCore i5-560Mに、メモリを4GBに、HDDをSSD240GBに換装してみましたら驚きの激早マシンになりました。これならもう5~6年は現役で使えそうです。CPUのステッピングの情報には助かりました。
どうもありがとうございました。
ウナギ源(はら)さん
うまくいったようで何よりです!明らかに早くなったのがわかりますよね!
古いマシンでもまだまだ行けるってことを、もっとブログで発信していきたいと思います。
近々、別のマシンでも CPU の交換などを行います。
よかったら参考にしてみてください。
重ね重ね、コメントありがとうございます!
i7-720QMが動作したとあるのですが、E732ZってGPUはCPU依存かと思ってたのですが違うでしょうか?
720QMにGPUは載ってないと思うのですが。
Jun さん
コメントありがとうございます!
ご指摘の通り i7-720QM には GPU はありません。
僕も実機での確認はしていませんが
おそらく CPU やメモリでカバーできたのではないかと思われます。
明確な回答ができずすみません。