新製品が次々と登場する今日このごろ、皆さんはいかがお過ごしですか?
またまた 11 インチタブレットのレビューです。今回紹介するのは DOOGEE T30 Pro です。
DOOGEE T30 Pro は、その 11 インチの 2.5K 大画面ディスプレイとエレガントなユニボディデザインで、一見の価値があります。しかし、その真の魅力は内部にあります。
そのパワフルな MT8781 (Helio G99) オクタコアプロセッサや、8580mAh の大容量バッテリー、そしてその他の機能など、今回の動画では、このタブレットにどんな魅力があるのかを掘り下げていきます。
それでは、さっそくいってみましょう。
DOOGEE T30 Pro とは?
![【Fire Max キラー?!】DooGEE T30 Pro の真価!実機レビューで全てを暴露!](https://i0.wp.com/pc-freedom.net/wp-content/uploads/2023/06/960189cf2f4d08a95bd7fa8217ae1c38.jpg?resize=800%2C450&ssl=1)
それでは、DOOGEE T30 Pro の主要な特徴について見ていきましょう。
まずは開封。おっと、ケース入りですね。
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最近の中華タブレットでは、はじめから保護ケースがついてるものが増えてきた感じです。
まず最初に目を引くのは、その 11 インチの 2.5K 大画面ディスプレイです。
この高解像度のディスプレイは、映画を見るのはもちろん、ウェブをブラウジングするのにも最適です。
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DCI-P3 カラーレンジにも対応した画面は、細部まで鮮明に表示され、色鮮やかな写真や映像を映し出します。
もちろん TÜV SÜD のローブルーライト認証を取得しています。
そして、そのデザイン。
DOOGEE T30 Pro はエレガントなユニボディデザインを採用しています。これは、タブレット全体が一つの素材から作られていることを意味します。これにより、タブレットは非常にスリムで、持ち運びやすく、しかも丈夫です。金属製のボディは高級感も感じられます。
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ちなみに、ボディーカラーはスペースグレー、ミントグリーン、アイスブルーの3色から選べます。
それでは、次にこのタブレットの内部について見ていきましょう。
DOOGEE T30 Pro のスペック
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それではこのタブレットの内部、スペックについて見ていきましょう。
まず、このタブレットの心臓部にあたるのは、MediaTek MT8781 (Helio G99) オクタコアプロセッサです。
CPU | MediaTek Helio G99 (MT8781) Cortex-A76@2.2GHz×2, Cortex-A55@2.0GHz×6 |
GPU | Arm Mali-G57 MC2 |
6nm のプロセス技術を採用した、最大 2.2GHz で動作する高機能のコア (Big Core) ARM Cortex-A76 ×2コアと、最大 2.0GHz で動作する省電力のコア Cortex-A55 ×6コアのオクタコアのプロセッサです。
この強力なプロセッサーは、タブレットがスムーズに動作し、どんなアプリでも軽快に動かすことを可能にしています。
また、デュアル 4G VoLTE 対応なので、このタブレットも電話機になるタブレットです。
Network band | WCDMA: B1/2/4/5/8 TDD: B34/38/39/40/41 FDD: B1/2/3/4/5/7/8/12/17/20/25/26/28A/28B/66 |
しかしながら、Helio G99 搭載機が続々登場していますね。今後の主力となるプロセッサであるのは間違いないでしょう。
そして、RAM についてですが、DOOGEE T30 Pro は 15GB の RAM を搭載しています。
RAM | 15GB RAM (8GB+拡張 7GB) LPDDR4X |
これは、最近よく見かける 8GB の基本 RAM と最大 7GB の拡張 RAM から成ります。
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この大容量のメモリによって、複数のアプリを同時に動かすマルチタスクもスムーズにこなします。
ストレージは 256GB の内蔵ストレージがありますが、さらに最大 2TB までの microSD カードに対応しており拡張することが可能です。
Storage | 256GB UFS 2.2 +2TB拡張可能 |
容量を心配せずに、大量のアプリやファイルを保存することができます。
OS については、最新の Android 13 が搭載されています。
OS | Android 13 +GMS認証 +Widevine L1 Support |
最新のアプリや機能をスムーズに使用することができます。
さらに、3.5mmのヘッドフォンジャックも健在です。
Audio | 3.5mm headphone jack, High-Resolution |
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省略される機種も増えている中にあって、まだお気に入りのヘッドフォンを接続して、音楽や映画を楽しむことができます。
バッテリーについては、驚くべき 8580mAh の大容量バッテリーを搭載しています。
Battery | 8580mAh (9V3A), 33W 急速充電器 |
同等のタブレットではトップクラスの容量を誇ります。コレだけのバッテリー容量があれば、一日中使用しても電池切れを心配する必要はありません。
カメラについては、ソニー製センサーの 20MP のメインカメラと 8MP のフロントカメラを搭載しています。
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Camera | 背面: 20MP 望遠レンズ + 2MP 広角レンズ フロント: 8MP AIカメラ |
写真やビデオを撮影することが可能です。
これらの機能は、DOOGEE T30 Pro が、パワフルで多機能なデバイスであることを示しています。
さらにこのタブレットはこれだけでなく、ドッキングプラグインインターフェースがあります。
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キーボードを物理的に接続して、タブレットをノート PC のように使用することができます。
物理キーボードは、スクリーンキーボードと異なり、きちんとしたタクタイルフィードバックがあるため、しっかりと入力を確認しながら操作できます。長文の入力や作業効率を上げるのに非常に便利です。
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っという感じで語りましたが、実際のところはどうでしょう。
次は、このタブレットの実際の使い心地を見てみましょう。
実際の使い心地
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ココからは、DOOGEE T30 Pro を実際に使用した感想についてお話ししましょう。
まず、ディスプレイの品質についてですが、その 2.5K の大画面ディスプレイは本当に鮮明で、色鮮やかです。映画を見るときやゲームをプレイするときには、その高解像度が本当に役立ちます。
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ただ、ちょっと注意しなければいけないのは、自動明るさ調整があるのは良いのですが、不意にセンサー付近に触れ突然明るくなったり暗くなったりがあるので、使用する際にはオフにするなどちょっと注意しておくと良いかもしれません。
それと何より、Google が提供するデジタル著作権管理 (DRM) の Widevine が、最高レベル L1 対応なので、各種ストリーミングサービスで、高解像度のコンテンツを視聴することができます。
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これはコンテンツ消費メインのユーザーにはかなりポイントが高いのではないでしょうか。実際に、Prime Video で映画を視聴してみましたが、なかなかいい感じです。
それに加えて 4 つあるスピーカーは、それぞれにスペースを活用して最高かつクリアな音を再生するためのスマート PA システムが搭載されており、Hi-Res オーディオ規格に基づいて調整されています。
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このおかげで、自然に近い音質を実現してくれます。
さらに、パフォーマンスについては、その強力なプロセッサーと大容量の RAM のおかげで、どんなアプリもスムーズに動作します。
「Call of Duty」と「原神」をプレイしてましたが、なかなか快適です。
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マルチタスクも問題なくこなしてくれました。
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そしてバッテリー寿命について、その大容量の 8580mAh バッテリーは、そう簡単になくなりません。一日中バッテリーが持つことを保証してよいでしょう。
また 33W 急速充電に対応とのことですが、コダシマの環境では 27W が最大でした。…にしても早いです。
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ここまで来るとホントにおまけですが、ちゃんと音声通話の SIM にも対応しています。これもまたでっかい電話になります。
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外出先でも安心して使用することができますね。
DOOGEE T30 Pro のベンチスコア
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それではこのパフォーマンスを数値で見てみましょう。
AnTuTu v10 と Geekbench 6、PerformanceTest でチェックしてみました。比較として、先日登場したばかりの Fire Max 11 と比べてみました。
AnTuTu v10
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https://www.antutu.com/en/index.htm
Geekbench 6
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https://www.geekbench.com/
PerformanceTest
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https://www.passmark.com/products/performancetest/
Fire Max 11 も高いパフォーマンスを発揮し驚きましたが、この DOOGEE T30 Pro も肉薄するパフォーマンスです。
共通して DOOGEE T30 Pro は、ストレージやグラッフィックス性能が優れています。全体的に、DOOGEE T30 Pro はその価格帯で非常に優れたパフォーマンスを提供すると言えます。
そのデザイン、機能、そしてパフォーマンスは、この価格帯の他のタブレットと比較しても目立つものがあります。
オプション情報
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DOOGEE T30 Pro にはカバー付き物理接続のキーボードと専用のスタイラスペンが用意されています。
キーボードの色ですが、好みが分かれるでしょう。
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なぜなら、コダシマ自身が「シンプルな黒とかが良かったなぁ…」とか思いましたので、きっと同じように思う方も少なくないはずです。
またスタンドは角度が決まってしまうのが残念ですが、キーボード自体のタイピングの感触は良好です。
![【Fire Max キラー?!】DooGEE T30 Pro の真価!実機レビューで全てを暴露!](https://i0.wp.com/pc-freedom.net/wp-content/uploads/2023/06/61be1dcc0df7587fb68bd1065372eff6.jpg?resize=800%2C450&ssl=1)
タッチパッドも無難に使えます。クリックは少々硬めですが、タップであれば問題ありません。
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さらに、専用のスタイラスペン。
DOOGEE のタブレット専用かと思いましたが、試しに他の Android タブレットでも使ってみたら使えました。
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ですが、惜しいのはパームリジェクション機能が無いところ。
パームリジェクション機能があれば、画面に手をついても書くことができ、手のひらや指が、うっかり画面に触れてしまったときの誤作動を防いでくれます。
![【Fire Max キラー?!】DooGEE T30 Pro の真価!実機レビューで全てを暴露!](https://i0.wp.com/pc-freedom.net/wp-content/uploads/2023/06/68696234d41447f7d41b18c66ebb46e3.jpg?resize=800%2C450&ssl=1)
この機能があるのと無いのでは使い勝手がかなり変わってきます。
パームリジェクション機能がほしいところです。
が、単品の価格を見れば、価格相応なのかと思いました。
何れにせよ、これらを使うことで、より幅広い分野で活躍するデバイスになりますね。
Amazon Fire Max 11 キラーの名乗りを上げたと見ています。
DOOGEE T30 Pro のまとめ
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DOOGEE T30 Pro の全体的な評価と、現在の価格と購入方法についてお話します。
ココまででお伝えした通り実機のパフォーマンスも良く、好感が持てます。
ただし気になる点もありました。
気になる点:カメラ
まずはカメラ。
外観の見た目だと、ライトもあり、なかなか良さそうな感じをしていましたが、やはりタブレットのカメラという印象です。
カメラアプリがホームに用意されていないところをみると、そこまで力を入れていないと思わざるを得ません。
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それでも、タブレットのカメラとしては比較的きれいな方だと思いますが、作品向けでは無いですね。あくまでも資料用といった用途に限られると思います。
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気になる点:拡張 RAM
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もう一点は拡張 RAM について。
撮影準備のために、カメラを止めているときに拡張 RAM の操作を確認し、その際に、ついでということで Google Play のシステムアップデートなどを行ったところ、その後、拡張 RAM の調整ができなくなってしまいました。
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デバイスチェックアプリなどで見てみると、メモリの拡張はされているようですが、現状ではもしも、何かの理由で標準 RAM だけにしたいとか、拡張 RAM の容量を減らしたいと思ってもできません。
それと、その Google Play も、ちょくちょくフリーズします。
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全体的に不安定な感じがしたので、全データを消去、つまり出荷時にリセットしてみました。するとその後は、拡張 RAM の項目も復活し Google Play もフリーズしなくなりました。
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原因は定かではありません。
初期不良だったのかも知れませんし、システムとインストールしたセキュリティアプリや監視アプリの相性とかだったのかも知れません。
とにかく、大体のソフトウェアの不具合はリセットと再起動でなんとかなります。
今回の件も、それでどうにかなりました。
といった気になる点がありつつも、11 インチ 2.5K の大画面と低ブルーライトの画面、ユニボディーデザインと高い質感、MediaTek Helio G99 の高いパフォーマンス、 Widevine L1 対応、Hi-Res 対応のクアッドスピーカー、8580mAh のトップクラスの大容量バッテリーと、全体的な完成度はとても高いです。
気になるお値段
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DOOGEE T30 Pro は現在、公式ストアでは $349.90 で販売されていますが、もしも購入するのであれば AliExpress や Amazon からの購入をおすすめします。
諸事情があってこの動画の公開が遅れてしまいましたが、AliExpress のグローバルプレミアセールでは驚くべき価格で販売されています。
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また Amazon でもクーポン割引で破格のお値段です。
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コスパ指数
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コダシマは最近 AnTuTu のスコアを実売価格で割って、そのタブレットの1円あたりのパフォーマンススコアを比較してコストパフォーマンスが高いかどうかを判断しています。
「AnTuTu スコア」÷「実売価格」=「現状のコスパ指数」
その結果、現行で販売されているタブレットの多くは 11 ポイント前後なのですが、先日紹介した Amazon の Fire Max 11 は 12.02 ポイント。
やっぱり凄いなーと思っていましたが、今回紹介した DOOGEE T30 Pro は更に上をゆく 12.40 ポイントで最も高いコストパフォーマンスでした。
ただし、これは通常価格ではなく、あくまでもプレミアセールやクーポン割引によるものです。
新しいタブレットの購入を検討されている方は、通常価格だと大差がなくなってしまいますので、ぜひお得な期間にお買い求めください。
以上、DOOGEE T30 Pro の実機レビューでした。
仕様表
Model | DOOGEE T30 Pro |
CPU | MediaTek Helio G99 (MT8781) Cortex-A76@2.2GHz×2, Cortex-A55@2.0GHz×6 |
GPU | Arm Mali-G57 MC2 |
Display | 11 インチ IPS (8:5) 16:10, 2560×1600, 374ppi, 60Hz, 350nits, 画面占有率 85%, TÜV SÜDブルーライト認証 |
RAM | 15GB RAM (8GB+拡張 7GB) LPDDR4X |
Storage | 256GB UFS 2.2 +2TB拡張可能 |
Camera | 背面: 20MP 望遠レンズ + 2MP 広角レンズ フロント: 8MP AIカメラ |
Battery | 8580mAh (9V3A), 33W 急速充電器 |
Audio | 3.5mm headphone jack, High-Resolution |
Speaker | Quad Speakers, High-Resolution |
Wi-Fi | 802.11a/b/g/n/ac(2.4GHz/5GHz) |
Bluetooth | Bluetooth 5.2 |
Network band | WCDMA: B1/2/4/5/8 TDD: B34/38/39/40/41 FDD: B1/2/3/4/5/7/8/12/17/20/25/26/28A/28B/66 |
Navigator | GPS+beidou+GLONASS+Galileo+AGPS |
OS | Android 13 +GMS認証 +Widevine L1 Support |
Size | W257×H168×D7.6 (mm) |
Weight | 543g |
DCI-P3とは、米国の映画制作会社で構成される業界団体 Digital Cinema Initiatives (DCI) で定められたデジタルシネマ規格です。映画撮影に使われるカラーフィルムの色域に対応し、比較的広範囲の色域を表現できます。