ブラックフライデー近いため、メーカーより再度 DOOGEE T30 Pro のレビュー依頼の連絡をいただきました。以前のレビューでは「Fire Max 11 キラー」という表現をしていました。以前レビューしたおさらいになる感じですが、以前のレビューと合わせてご覧いただけると幸いです。
DOOGEE T30 Pro の特徴
この DOOGEE T30 Pro は、11 インチの 2.5K 2560×1600という大画面ディスプレイとエレガントなユニボディデザインが特徴のタブレットです。MediaTek MT8781 (Helio G99) オクタコアプロセッサ、8580mAh の大容量バッテリーをはじめとして豊富な機能を備えています。
一つずつ見ていきましょう。
ディスプレイとデザイン
まずはディスプレイです。
この DOOGEE T30 Pro は、11 インチの 2.5K (2560×1600) 解像度ディスプレイを搭載し、映画鑑賞やウェブブラウジングに最適です。DCI-P3 カラーレンジに対応し、細部まで鮮明に表示される色鮮やかな画面が特徴です。
また、TÜV SÜD (テュフズード) のローブルーライト認証を取得しており、目に優しい設計となっています。TÜV SÜD は、認証、試験、検査、ナレッジサービス、トレーニングビジネスを提供している世界第6位の第三者認証機関です。
デザイン面では、エレガントなユニボディデザインを採用し、ボディーカラーはスペースグレー、ミントグリーン、アイスブルーの3色から選べます。スリムで持ち運びやすく、丈夫な金属製ボディを特徴としています。
パフォーマンス
心臓部には、MediaTek Helio G99 (MT8781) オクタコアプロセッサが搭載されており、高機能な ARM Cortex-A76 ×2 コアと電力効率に優れた Cortex-A55 ×6 コアで構成されています。
CPU | MediaTek Helio G99 (MT8781) Cortex-A76@2.2GHz×2, Cortex-A55@2.0GHz×6 |
GPU | Arm Mali-G57 MC2 |
ミッドレンジの価格帯ではトップクラスのパフォーマンスを発揮するプロセッサなので、ほとんどのアプリを軽快に動かすことが可能です。
また、デュアル 4G VoLTE に対応しており、でっかい電話機としても使うことができます。
Network band | WCDMA: B1/2/4/5/8 FDD: B1/2/3/4/5/7/8/12/17/20/25/26/28AB, TDD: B34/38/39/40/41 |
メモリとストレージ
8GB の基本 RAM と最大 7GB の拡張 RAM によって最大 15GB RAM として使うことができます。大容量のメモリは複数のアプリを同時に動かすマルチタスクもスムーズにこなします。
また 256GB UFS 2.2 の高速な内蔵ストレージがあり、最大 2TB までの microSD カードにも対応しています。対応フォーマットについて具体的な表記はありませんが exFAT 形式のものは使うことができました。
メモリ | 15GB RAM (8GB+拡張 7GB) LPDDR4X |
ストレージ | 256GB UFS 2.2 +2TB拡張可能 |
何れにせよ、容量不足に悩むことはないでしょう。
オペレーティングシステム
最新の Android 13 が搭載されており、最新のアプリや機能をスムーズに使用することができます。
OS | Android 13 +GMS認証 +Widevine L1 Support |
オーディオ
廃止されるデバイスが多くなった 3.5mm のヘッドフォンジャックが健在です。案外とこのヘッドフォンジャックの需要は高いと思いますが…、いかがでしょう?
Audio | 3.5mm headphone jack, High-Resolution |
また Hi-Res オーディオ規格に基づいて調整されたスマート PA システムが搭載されています。なかなか良い音を出します。
バッテリー
8580mAh の大容量バッテリーを搭載し、一日中使用しても電池切れを心配する必要はありません。同等のタブレットの中でもトップクラスの容量です。また PD 33W の急速充電にも対応しています。
バッテリー | 8580mAh (10V/3A), 33W 急速充電器 |
でも、メーカー公式サイトの仕様表には 10V/3A って記載があります。
コレって 30W (=10V×3A)なんじゃぁ…。
何れにせよ、充電も速いってことで。
カメラ
コダシマは基本的にタブレットのカメラは信用していませんが、この T30 Pro は、ソニー製センサーの 20MP のメインカメラと 8MP のフロントカメラを搭載しており、比較的きれいな写真やビデオ撮影が可能です。
カメラ | 背面: 20MP 望遠レンズ + 2MP 広角レンズ フロント: 8MP AIカメラ |
付属品と拡張性
で、コダシマ的にいちばんの推しポイントがこれです。
オプションにはなりますが、物理接続できる専用のキーボードとスタイラスペンが用意されており、タブレットをノート PC のように使用することができます。端子はあっても、肝心のオプションがない場合がけっこうあるのですが、こちらはちゃんと用意されています。
スタンドのデザインと使い勝手がちょっと気になるのですが、追加電源の要らない物理接続のキーボードっていうのが魅力的です。そのための大容量バッテリーだったのかな?とも思います。キーボードのタイピングの感じとか反応についてなどは問題ありません。
タッチパッドも大きくて良いのですが、ただ少し横に広すぎるせいか、不意に触れてしまってしまうのは難点ですかね?でも、文字入力の機会が多いコダシマには、キーボードの存在が大きいです。
またこのスタイラスペン、実は T30 Pro だけでなく他のタブレットやスマートフォンでも使えるものです。残念ながら、パームリジェクション機能はありませんが、なかなか使い勝手の良い1本です。
Widevine DRM について
Netflix はプランによる画質の制限もあるためか、他の動画視聴サービスよりもセキュリティ管理が厳しくなっています。例えば Amazon Prime Video や Hulu といったサービスでは高品質の映像を楽しむことができても、Netflix では SD 画質までの制限がかかるデバイスが多く存在します。DOOGEE T30 Pro は、そんな視聴要件の厳しい Netflix も Full HD 画質で視聴することができます。高品質の画質と Hi-Res の音響とを合わせて視聴する動画は、楽しい以外の言葉が見つかりません。コンテンツ消費も申し分ないでしょう。
DOOGEE T30 Pro のまとめ
DOOGEE T30 Proは、そのデザイン、機能、パフォーマンスがこの価格帯の他のタブレットと比較しても目立つものです。多機能性と高いパフォーマンスを求めるユーザーにとって、非常に魅力的な選択肢と言えるでしょう。
なんやかんやで、実は 3台所有している DOOGEE T30 Pro です。