【Mabox Linux】とにかく軽いLinuxです。安心してください!使えますよ!

【Mabox Linux】とにかく軽いLinuxです。安心してください!使えますよ!Linux
【Mabox Linux】とにかく軽いLinuxです。安心してください!使えますよ!
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とにかく軽い Manjaro ベースの Linux ディストリビューション、Mabox Linux を紹介します。

はじめに。

結論:とにかく軽い Linux です。

Mabox Linux は、ただでさえ軽量とされる Arch Linux ベースの Manjaro をベースに、さらに高速で軽量に仕上げた Linux ディストリビューションです。

最近は ManjaroEndeavourOSGaruda Linux といった Arch ベースの Linux ディストリビューションが注目を集め、いずれも Linux 関連の情報ではトップクラスの Web サイトである DistroWatch.com のページヒットンキング上位に位置しています。

そんな Arch 系 Linux の中でも特徴的なのが Mabox Linux です。

Mabox Linux とは?

https://maboxlinux.org/

Mabox Linux をもう少し詳しく掘り下げてみます。

Mabox Linux は元々 CrunchBang という、Debian ベースの軽量 Linux ディストリビューションに触発され開発が始まりました。

この CrunchBang は GNOME や KDE といったフルスタックのデスクトップ環境ではなく、高機能なウィンドウマネージャ Openbox を採用し、主にローエンドマシンでも快適な動作ができるよう設計されていました。

出典▶https://ja.wikipedia.org/wiki/CrunchBang_Linux

しかし、2015年2月6日に開発終了がアナウンスされ、現在は CrunchBang++BunsenLabs が CrunchBang を踏襲しています。

出典▶https://crunchbang.org/forums/viewtopic.php?id=38916

ん?

開発終了のアナウンスって 、CrunchBang++ への移行のためだったのかな?(ちゃんと読んでないからわからない…)

とにかく、Mabox は Manjaro ベースではありますが、CrunchBang と同様に Openbox ウィンドウマネージャを採用し、パネルマネージャとして Tint2 Panel 、メニューツールとして jgmenu が使われています。

結果として 300MB の RAM で動作する軽量な Linux ディストリビューションに仕上がっています。

※ただし日本語環境だと最低 450~500MB の RAM が必要になりそうです。

これだけ軽量な Linux ですが、残念ながら現在は 32bit 版の開発はなく、64bit 版しかリリースされていません。

惜しい…。

んで、CrunchBang++ にしろ BunsenLabs にしろ Debian をベースとしていますが、Mabox は Manjaro をベースとしています。

https://manjaro.org/

これはコダシマの勝手な想像ですが、Manjaro をベースに選んだ理由は「シンプルで軽量、しかもローリングリリースの Arch Linux 」をベースに、さらに「Arch Linux を初心者にも扱いやすくしたディストリビューション」ということで選んだのでは無いかと思っています。

シンプルな設計とローリングリリースは魅力的ですからね。

ダウンロードとインストール。

https://sourceforge.net/projects/mabox-linux/

Mabox Linux のダウンロードはプロジェクトサイトから行えますが、リンク先は SorceForge です。

インストールメディアの作成は、Windows 環境であれば Rufus が推奨されています。

Rufus - 起動可能なUSBドライブを簡単に作成できます
Rufus: Create bootable USB drives the easy way

Linux の場合は dd コマンドでの書き込みが推奨されています。

$ sudo dd bs=4M if=/PATH/TO/ISO_FILE of=/dev/sd[ドライブ文字] status=progress && sync

ドライブ文字がわからない場合には

$ sudo frisk -l

でチェック。

※ドライブ文字はデバイスであるため sda や sdb です。パーティション番号の sda1 や sdb2 ではないので注意してください。

が、もちろん GUI 環境でも大丈夫

balenaEtcher とかでもいけます。

balenaEtcher - Flash OS images to SD cards & USB drives
A cross-platform tool to flash OS images onto SD cards and USB drives safely and easily. Free and open source for makers around the world.

作成したインストールメディアから起動すると Live 環境で動作させることができます。

起動の際には Manjaro 同様にタイムゾーンやキーボードレイアウト、表示言語の設定とオープンソースまたは、プロプライエタリのドライバを選択することができます。

オープンソースにこだわる方は、ドライバすらもオープンソースの物を使いますが、コダシマみたいな素人は調整とか難しいことができないので、困った時にはプロプライエタリのドライバの方が良かったりします。

Debian 11 の non-free 版もそうですが、これって地味に効くんですよね。

特に、ネットワーク関連のデバイスの場合には、お世話になることが多いです。

んで、コダシマは日本人なので、表示言語を日本語にしたくなります。

が、日本語フォントがインストールされていないため、文字化けの嵐です。

Mabox Linux のインストール。

とりあえずインストーラーを見つけ出し、インストールしてみます。

ちなみに、インストーラーは、もう定番と言って良いのではないでしょうか?Calamares です。

コダシマは何度も使っているので、文字化けしようがインストールはできます

でも結局、インストールが終わっても日本語フォントが一緒にインストールされる訳でもなく、文字化けのままです。

通常は英語でインストールして、インストール後に日本語環境を設定した方が良いと思います。

ということで、改めて英語でインストールして、そこから日本語環境を設定してみましょう。

Mabox の設定の中には Manjaro 由来のロケール設定や言語設定がありますが、ここを設定すれば全てが整うわけではありません。

というか、おそらく何も変化を感じることができないかもしれません。

なぜなら、日本語フォントや日本語入力環境は、ここでは設定できないからです。

ということで、まずは日本語フォントのインストールと、日本語入力環境の設定をしてしまいましょう。

日本語環境の設定。

まずは文字化けをなんとかしましょう。

リポジトリにある日本語フォントをインストールします。

Noto フォントなら間違いないでしょう。

$ sudo pacman -Sy
$ sudo pacman -S noto-fonts-cjk

もちろん IPA フォントなどの他のフォントでも良いです。

フォントのインストールが終わったら、文字化けを解消するためにシステムフォントを変更します。

メインメニュー
 ⇒Settings
  ⇒Mabox Linux Control Center
   ⇒Look and Feel
    ⇒Openbox Configuration Manager
     ⇒Appearance

日本語フォントがインストールできたら、システムに反映させるため一度ログインし直しましょう。

コダシマは再起動します。

つぎに、日本語入力環境も設定してしまいましょう。

日本語入力環境の設定。

現在の Manjaro では、ツールを使って簡単に日本語入力環境の設定が出来るようになりました。

その恩恵が Mabox にもありました。

最初に表示されているウェルカム画面「Install popular Apps」をクリックすると、「Manjaro Application Utility」が表示されます。

その中にある「Extended language support」の「Manjaro Asian Input Support fcitx
」または「Manjaro Asian Input Support ibus」のいずれかにチェックを入れて、画面右上にある「UPDATE SYSTEM」をクリックすると、必要なパッケージのインストールと設定が自動的に行われます。

コダシマは Fcitx を使います。

オプションの依存関係が表示されるので、お好みの言語(おおむね日本語だと思いますが)を選びましょう。

途中、トランザクションの概要が表示されるので、「適用」をクリックして勧めましょう。

ちなみに、コマンド操作で設定する場合の手順も紹介しておきます。

コマンド操作で日本語入力環境を設定する。

必要なパッケージをインストールしましょう。

$ sudo pacman -S fcitx-mozc fcitx-configtool

インストールが終わったら2つの隠しファイルを編集します。

まずはひとつ目。

.xprofile

export LANG=“ja_JP.UTF-8”
export GTK_IM_MODULE=fcitx
export XMODIFIERS=“@im=fcitx”
export XMODIFIER=“@im=fcitx”
export QT_IM_MODULE=fcitx
export DefaultIMModule=fcitx

というのが正式な形のようなのですが、
以下の内容だけでも動作してくれます。

export GTK_IM_MODULE=fcitx
export XMODIFIERS=@im=fcitx
export QT_IM_MODULE=fcitx

こちらの方が簡単でいいですね。

次は

.bashrc

export GTK_IM_MODULE=fcitx
export XMODIFIERS=@im=fcitx
export QT_IM_MODULE=fcitx

さっきのをコピペしただけで完了します。

パッケージのインストールや設定が終わったら、ログインし直すと日本語入力できるようになっています。

やっぱりコダシマは再起動します。

Manjaro をベースに選んだのは、こんなところも関係があるかもしれませんね。

ということで、日本語環境が設定でき、一段落ついた感じなので Mabox の特徴的な所を見ていきましょう。

デスクトップの概要。

すでにさっきチラッとつかいましたが、起動時に表示されるウェルカム画面では、基本的なアクションを実行するためのボタンが用意されています。

STARTの項目にあるものがそれです。

  • Update System(定番中の定番
  • Add Kernel(Arch系ならでは
  • Install popular Apps(さっき使ったやつね

見ただけで
なんとなく何ができるかイメージできる感じですね。

jgmenu

メインメニューは「jgmenu」というものが採用されており、[super]+[space] または、単に [super] キーで表示されます。

マウスの右クリックでもメニューが表示されます。

メインメニューはサイドパネル、ログアウトダイアログ、スクリーンショットツールでも使われます。

Conky

Conky は X11 向けの高機能なタスクマネージャーです。

主にシステムモニタとして使用されることが多いのですが、表示できる情報は

  • CPU
  • メモリ
  • スワップ
  • ストレージ
  • 温度
  • ネットワーク
  • 電源
  • システムメッセージ
  • メール
  • オーディオプレイヤー
  • 天気予報
  • ニュース

などなど、多くの情報を見ることができます。

また、これらの表示を細かく設定ができるため、Conky の使い方だけで動画が何本か作れてしまうかもしれません。

Tint2

Tint2 は Openbox を始めとしたウィンドウマネージャー用に作成された軽量でシンプルなパネル・タスクバーです。

こちらも、相当細かく設定することができます。

Mabox では Tint2 構成用の GUI フロントエンド Tint2conf が用意されています。

色やグラデーション、ボタンなどをはじめとしたパネルのカスタマイズができます。

他にも、パネルランチャーやシステムトレイのハードウェアモニターなども設定できます。

Tint2 も Conky 同様、使い方だけで動画が何本か作れると思います。

壁紙

壁紙もたくさん用意されています。

擬似タイリング

Openbox は以前の Windows XP と同じスタック型のウィンドウマネージャーではあるものの、キーボードショートカットで擬似的にタイル型のウィンドウマネージャのように使うことができます。

って、実は他のデスクトップ環境でもできるのですが、Mabox のサイトでは主要なキーボードショートカットの紹介がされているので覚えやすいかもしれませんね。

パッケージ管理。

先ほど、日本語フォントをインストールする際に何気なく pacman を使いましたが、この Mabox は Manjaro をベースとしていますが、そもそもが Debian ベースの CrunchBang に触発されたとしているので、パッケージ管理も実はそんな感じになってます。

基本的に Arch 系では、パッケージマネージャに pacman を採用しています。

さっきも使いましたからね。

んでそれともう一つ、Mabox には「Pamac」という pacman のパチモンみたいなのがあります。

そう、実はこの Pamac が Mabox のパッケージマネージャになります。

Pamac の GUI フロントエンドでは、お好みのアプリケーションを検索して簡単にインストールすることができます。

また GUI フロントエンドだけでなく、コマンド操作でも使うことができます。

この pamac はコマンドで使う場合、Debian 系で使われる apt コマンドや、Red Hat 系の yum や dnf コマンドと同様の構文で使うことができるため、あまり Arch 系に馴染みのないユーザーでも移行が容易ではないかと思います。

コダシマもついつい

$ sudo pacman install [package name]

なんて実行しちゃいますからねぇ。

てか、余計に pacman のコマンドが覚えられないかも…。

主要アプリケーション。

主だったアプリケーションを紹介します。

インターネットブラウザ:Firefox

みなさんご存知の Web ブラウザですね。

ファイルマネージャー:PCManFM

PCManFM では普通にファイルマネージャーとしても使えるのですが、ftp や ssh などのネットワーク接続を処理できます。

実は Mabox のユーザーガイドを見て初めて知りました。

ターミナルエミュレーター:ターミネーター

なんだか強そうな名前のが採用されています。

ターミネーターは i3 や awesome、dwn といったタイル型のウィンドウマネージャを使っていない環境で、タイル型のターミナルが使える高機能ターミナルエミュレータです。

あんまりタイル型のウィンドウマネージャを使ったことがないので、キーボードショートカットを覚えていませんが、似たような感じだと思います。

詳しくわかりません。
ここはあんまり突っ込まないでください。

これらアプリケーションは Mabox のデフォルトではありますが、お好みのアプリケーションに変更することも可能です。

Mabox コントロールセンター。

Mabox には便利なコントロールセンターが用意されています。

Mabox コントロールセンターでは

  • システム・ハードウェア
  • ソフトウェア
  • ルックアンドフィール
  • Tint2 パネル
  • Conky
  • メニュー
  • コンポジッター
  • テーマ

これらの設定やカスタマイズを行うことができます。

テーママネージャー。

BunsenLabs によって開発され Mabox 用にカスタマイズされたユーティリティです。

ウィンドウマネージャといえど、ここまでカスタマイズできるとデスクトップ環境もかたなしですね。

ってか、LXDE デスクトップのウィンドマネージャは openbox ですね。

ふむふむ。

なかなかいいですね。

Mabox Linux のまとめ。

今回は Manjaro をベースとした軽量ディストリビューション Mabox を紹介しました。

ポーランドでは軽量Linux が好まれるというお国柄なのでしょうか?

コダシマ的にポーランドと聞くと真っ先に SparkyLinux を思い出します。

4MLinuxPLD Linux Distribution なども非常に軽量です。

あ、でも Qubes OS とか EuroLinux とかは、別に軽量というわけでもないか。(むしろ重量級?)

ってか、Linux の開発が盛んな国ではあるのでしょう。

それよりも、この Mabox Linux は、GNOME やKDE などのフルスタックデスクトップ環境ではなく、ウィンドウマネージャのOpenbox だというのに、この使い勝手は素晴らしいです!

レビュー用でインストールしただけなので、使い込んではいないので見逃しているところもあるかと思いますが、普段使いにも適しているディストリビューションと言えます。

現行では 64bit のみの提供となってしまいましたが、64bit プロセッサを積んでいるマシンであれば、低スペックマシンでもサクサク快適に使えます。

環境が環境だけに初心者向けというわけではなく、多少 Linux 経験のあるユーザー向けといった感じですが、軽量 Linux をお探しであれば、ぜひ一度試してみてはいかがでしょう?

とにかく軽い Linux です。

安心してください。

使えますよ!

Mabox Linux system requirements

Base onManjaro (Arch)
OriginPoland
Archx86_64
DesktopOpenbox
Processor64bit 1GHz+
RAM300MB+
Storage30GB+
MonitorHD+
otherBroadband Internet Connection
ISO size2.2GB

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