elementary OS 5.1.2: macOSっぽいLinuxのリスピンがリリースされたので試してみた。

elementary OS は最新版となる 5.1.2 Hera が、2020年2月7日にリリースされていたのでさっそく試してみた。

elementary OS とはどんな OS ?

elementary OS は、Ubuntu をベースに、独自のデスクトップ環境 Pantheon を提供している。

今回は elementary OS 5.1 Hera のリスピンとしてリリースされた。

elementary OS 5.1 Hera については以下の記事を参照
https://pc-freedom.net/linux/elementary-os-5-1-release/

今回の変更点は?

新しいリリースである 5.1.2 では、更新されたカーネルを介して新しいハードウェアサポートが導入され、重要な sudo バグの修正が含まれている。

新しい 5.1.2 には、最新のすべての機能があらかじめ組み込まれており、これには Ubuntu が提供する最新の 18.04.3 ハードウェアの強化や改善を行う HWE と呼ばれるスタックに加えて、sudo のセキュリティ修正が含まれている。

HWE 更新のおかげで、elementary OS は Linuxカーネル 5.3 を使用して、新しいデバイスと周辺機器、特に AMD Navi GPU と 2015 MacBook キーボードとトラックパッドのサポートが改善された。

より詳しい情報は
https://blog.elementary.io/5.1.2-hera-download/

elementary OS 5.1.2 の概要

  • ベース: Ubuntu (Debian)
  • アーキテクチャ: x86_64
  • デスクトップ環境: Pantheon
  • パッケージ管理: dpkg (APT)
  • カーネル: 5.3.0

elementary OS 5.1.2 をインストールするのに推奨されるスペックは?

  • CPU: 最近の Intel Core i3 またはそれと同等のデュアルコア 64bit プロセッサー
  • RAM: 4 GB 以上
  • DISK: 15 GB 以上のディスクスペースのある SSD
  • モニタ: 1024×768 (XGA) ディスプレイ
  • インターネットアクセス

主なアプリケーション

  • ブラウザ: Epiphany
  • メール: メール
  • ミュージック: ミュージック
  • マルチメディア: ビデオ

elementary OS についてのより詳しい情報は
https://elementary.io/ja/support

インストールと日本語化

elementary OS 5.1 のインストールと日本語化を紹介した動画もあるので、そちらも参考にしていただけるとうれしい。

ちなみに以下のリンクは iBus の設定から始まるようになっている。

個人的な意見ですが、

elementary OS は2019年12月3日に 5.1 をリリースしたばかりだけれども、Linux カーネルのアップデートによる新しいハードウェアへの対応や、セキュリティの更新のため今回のリリースはとても早い。特に「sudo」のセキュリティ修正がいちばん重要だったのではないだろうか。

またコレはボクの全くの個人的な見解だけれども、今年の Linux 界隈の目玉になるディストリビューションのひとつではないかと思っている。

5.1 のリリースのとき、ボクは 6 がリリースされるものだと思っていた。リリースを刻んできたので何かありそうだと思う。Ubuntu の次期 LTS もリリースが間近なため、その後のリリース

elementary OS 5.1 Hera については以下の記事を参照
https://pc-freedom.net/linux/elementary-os-5-1-release/

日本語入力設定

一見すると、インストール直後に日本語入力できないようにみえる。が、実はすでに日本語入力ができるようになっている。以前の記事でも少し触れたが、デスクトップ環境である Phanteon は GNOME 派生のため、インプットメソッドとして iBus が用意されている。

「システム設定」から「キーボード」を選択することで設定できる。

「システム設定」画面から「キーボード」を選択。

「キーボード」画面の下部に「インプットメソッドの設定」ボタンが用意されているので、ココをクリックしてインプットメソッドの設定を行う。

画面下部にある「インプットメソッドの設定」をクリックする。

初期段階で日本語入力へ切り替えるキーボードショートカットは <Control> + [Space] 。

キーボードショートカットは <Ctrl> + [space]。

「入力メソッド」のタブを選択すると、入力システムを編集することができる。初期設定では Mozc となっている。

入力メソッドは「Mozc」。

コレで日本語入力ができるようになった。

この設定で日本語入力ができるようになった。

ただちょっと気になったのはプロパティパネルの表示。

日本語入力のプロパティパネルが…。

初期設定では「自動的に隠す」に設定されているけれども、なかなか消えない。

いつまでも表示されているプロパティパネル。

個人的には別途 Fcitx をインストールして使う。

キーボードショートカット

5.1 から、あちこちにキーボードショートカットが表示されている。

キーボードショートカットの他、基本操作については以下の URL から確認できる。

https://elementary.io/ja/docs/learning-the-basics#learning-the-basics

elementary OS 5.1 の良かった点・悪かった点

良い

  • 見た目がとにかくエレガント。良い意味で Linux らしくない。
  • 実は意外と軽量だった。
  • 余計なアプリがなくてスッキリ。

悪い

  • Ubuntu 系なのに日本語入力設定が必要。
  • 初期段階で Synaptic がないのは不便かも。
  • オリジナルの Plank よりパネルの設定が限られている。

elementary OS 5.1 のおすすめ度(5段階評価)

初心者向け度… ★★★★☆

Linux 初心者でも迷わず使えるかどうか。★が多いほどデスクトップ指向。

Linux 初心者向けというか PC 初心者向けの OS だと思う。

日本語の環境… ★★★☆☆

日本語表示および日本語入力ができるかどうか。★が多いほど設定も簡単。

できればインストール直後からなんの設定もなく日本語入力ができればよかったのに…。日本語入力設定の難易度はそれほど高くないのは救い。

システム要件… ★★★☆☆

古いマシンでも快適に使うことができるかどうか。★が多いほど古いマシンでも使える。

実は古いマシンでもソコソコ快適に使える。でも SSD 化したほうがより快適に使える。

総おすすめ度… ★★★★☆

全体的なおすすめ度。★が多いほどアナタに使ってみて欲しい Linux。

Ubuntu 系の Linux ディストリビューションだけれども、少し毛色の違う OS 。デスクトップ OS としては優秀だと思う。

elementary OS 5.1.2 に興味を持ったアナタは、下の URL を今すぐクリック!

ダウンロードする
https://elementary.io/ja/docs/installation#download-elementary-os