あなたは古くなった PC をどうしてますか?
世の中には古くなった PC や、壊れた PC いわゆるジャンク PC をいじくり回す癖をもった人種がいます。
なぜかというと、これらの PC を修理やアップグレードして再利用すること自体が楽しく、またコストを抑えて新しい PC を楽しむことができるためです。
この記事では、ジャンク PC で悩んでいることや知りたい情報を、自分で解決する方法を提案いたしますので、あなたの参考になれば幸いです。
ステップ1: ジャンク PCの 選び方
皆さん、ジャンク PC をどこで探しますか?
ハードオフですか?ヤフオクやメルカリですか?
個人的にはヤフオクでより安く落札し、どんな物が届くかドキドキしながら待つのが好きですが、ちゃんと現物を確認できる店舗で購入することがおすすめです。
そして、ジャンク PC の選び方についてです。
ジャンク PC を購入する際は、以下の点に注意しましょう。
- 修理やアップグレードのしやすさ
- 必要なスペックや機能が搭載されているか
- 予算に合った価格で手に入るか
今後に関わってくることなので、自分の修理のスキルや、どれくらいのことができる PC なのか、またお財布具合も確認しておくことが大切です。
ステップ2: ジャンク PC の状態確認
ジャンク PC を手に入れたら、まずは状態と動作確認をしましょう。
動くか動かないかで、故障している部分の特定や修理計画、アップグレードが必要な箇所などを決めていきます。
クリーニングのことも確認しておくとより良いでしょう。
ステップ3: 修理や交換が必要な部品の特定
前のステップで確認した状態をもとに、故障している部品や性能が低い部品を特定し、修理や交換が必要なものをリストアップしましょう。
CPU や RAM などはマザーボードやソケットの規格が合えば、より性能の高いものに交換できます。
発売当初よりも高性能にすることも可能です。
場合によっては現役で使える PC になることもあるのでしっかりチェックしておきましょう。
ステップ4: 必要な部品やツールの準備
修理やアップグレードに必要な部品を購入し、適切な工具を用意しましょう。
加えて PC の説明書も手に入ると良いです。
アップグレード用のパーツとして、特におすすめなのがストレージです。
ストレージは、HDD を SSD に変更するだけで使い勝手が飛躍的に向上します。
ぜひ検討してみましょう。
また、工具についてはホームセンターで手に入る物ばかりです。
コダシマのように引きこもりの方は、Amazon でポチれば問題ありません。
特に高価なものを用意する必要はないですし、一度準備してしまえば大体大丈夫です。
後から必要になるものもあるかもしれませんが、そのときに揃えましょう。
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ステップ5: 修理やアップグレードの実施
ジャンク PC の修理やアップグレードを実施します。
以下のような作業が考えられます。
- HDD や SSD の交換・追加
- メモリの増設
- グラフィックカードの交換
- マザーボードや CPUの 交換
- 電源ユニットの交換
- クリーニングや冷却システムの改善
PC によって条件が変わってくるので、マニュアルや仕様をチェックして修理やアップグレードに望みましょう。
また、インターネット上には先人たちが修理している様子や情報がたくさんあるので、参考にすると良いです。
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ステップ6: OS のインストール
修理やアップグレードが完了したら、OS をインストールしましょう。
Windows や Linux など、用途に合った OS を選びます。
インターネットに接続する予定が無ければ、サポートの切れた発売当時の OS でも良いでしょうが、ちょっとでもインターネットに接続するのであれば、最新の OS にしましょう。
サポートが切れた古い OS は、新しいセキュリティアップデートやパッチが提供されないため、新たに発見された脆弱性が修正されず、システムが攻撃に対して無防備になることがあります。
これにより、データ漏洩、プライバシーの侵害、システムの不正利用などのリスクが高まります。
該当の PC が 32bit の場合は、特に注意が必要です。
Windows の 32bit 版は2022年9月27日にサポートが終了しています。
もしもあなたの修理する PC が 32bit で、インターネットに接続する予定がほんのちょっとでもある場合には Linux をおすすめいたします。
また、予算を抑えたい方にも、基本無償で使うことができる Linux がおすすめです。
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ステップ7: トラブルシューティング
ジャンク PC で問題が発生した場合は、トラブルシューティングを行いましょう。
以下の手順で問題の特定と解決を試みます。
- エラーメッセージや現象を確認する
- インターネットで解決策を検索する
- フォーラムやコミュニティで質問する
- 必要に応じて部品の交換や再度の修理を行う
人気のあった機種やシリーズには、インターネット上にたくさんの情報があるので調べてみるとだいたい何とかなります。
場合によっては、大手術になることもありますが、それもジャンク PC の趣と心得ましょう。
ステップ8: ジャンクPCの最適化とカスタマイズ
ジャンク PC を快適に使うために、最適化とカスタマイズを行いましょう。
ココまでくれば、もう自分のお好みでより快適になるように設定を変更するだけです。
- OS の設定やアップデートを行う
- 必要なソフトウェアやドライバをインストールする
- パフォーマンス向上のための設定を行う
- 個人的な好みに合わせてデスクトップ環境をカスタマイズする
ステップ9: ジャンク PC を活用する
修理やアップグレードが完了したジャンク PC を活用しましょう。
以下のような用途で使うことができます。
- メイン PC としての利用
- サブ PC やサーバーとしての利用
- メディアセンターや IoT デバイスとしての利用
- 学習や趣味に関連するプロジェクトに利用する
使い方は自由。
自分で使うのはもちろん、ヤフオクやメルカリで販売するのも良いでしょう。
というか、ココから逆算してジャンク PC を探すというのもありですね。
ジャンク PC を探すときに「メイン PC として使える性能」とか「メディアセンター用」とか、「とにかくハードウェアの学習」という意味で微動だにしない PC を見つけてくるのも良いでしょう。
何れにせよ「ジャンク PC」は、ただのゴミではありません。
今回のまとめ
今回は「ジャンク PC の再生」について紹介しました。
ジャンク PC を再生することで、場合によっては低コストで性能の良い PC を手に入れることができます。
また、修理やアップグレードの過程で PC に関する知識や技術を習得することができます。
この記事で紹介したステップを参考に、ジャンク PC での悩みや知りたい情報を解決し、快適な PC ライフを楽しみましょう。