Windows 10へのアップグレードは基本的に難しい設定はいらないはずなのですが、残念ながら現実はそうではありません。実際にこのPC-FREEDOMで一番アクセスの多い記事は「アップグレードの失敗」に関する記事です。インターネット上を見渡してみても「アップグレードに失敗した」という記事や書き込みが多く、それを見てWindows10へのアップグレードを躊躇するユーザーも少なくないと思います。
Windows 10アップグレードの準備
一手間かけて快適に!
Windows 10インストールに失敗しないために、一手間かけてトラブルを回避しましょう。
まず、いちばん初めに確認しておきたいのがWindows 10のインストールには「アップグレード」と「クリーンインストール」の2種類あることを覚えておきましょう。
Windows 7 / 8 / 8.1のユーザーであれば「アップグレード」「クリーンインストール」のどちらでも無料で行うことができます。ただし、Windows XP / Vistaのユーザーであれば「アップグレード」の場合、一度Windows 7 / 8 / 8.1にアップグレードしてから、さらにアップグレードする必要があるので、いずれかのバージョンのWindowsの購入が必要になります。Windows 10を購入してクリーンインストールするのと大差はありません。
また「アップグレード」にしろ「クリーンインストール」にしろ時間がかかるのは変わりません。作業するときは十分に時間のあるときにしましょう。
「アップグレード」のメリット
今までの環境を引き継ぎたい場合に有効です。また、万が一Windows 10が気に入らなかったり、何かしらの不具合があったときにも元の環境に戻すことができます。
「クリーンインストール」のメリット
ハードディスクのリフレッシュができるます。長年パソコンを使っているといつの間にか動作に悪影響を与えるゴミファイルが溜まってしまいます。クリーンインストールはこの状態を一掃し、文字通りクリーンな環境で使うことができます。
ちなみに2015年10月13日から提供されている「Build 10565」以降のインストーラーであればWindows 7 / 8 / 8.1 のプロダクトキーでクリーンインストールすることができます。
筆者的にはクリーンインストールがオススメ
繰り返しになりますが、パソコンを使っているとどうしても動作が不安定になってしまいます。知らず知らずのうちに溜まった不要なファイルやデータが不具合を引き起こすのです。これらを一気に解消できるのがクリーンインストールです。イメージ的に大掃除とかリフォームといった感じでしょうか?時にはパソコンの大掃除も必要ですね。
こんなパソコンはWindows 10をインストールしてはいけない!
モデルにより異なりますが一部メーカー製のパソコンではソフトウェアやドライバなどに独自のものが使われていることがあり、それらがWindows 10に対応していない場合、パソコンが正常に動作しなくなることがあります。
また、周辺機器でもWindows 10専用のドライバが必要あものもあるので、古めのパソコンや周辺機器を引き続き使いたい場合には、それぞれのメーカーのホームページなどで事前に確認しておくことが必要です。
Windows 10のインストール中のトラブルを未然に避ける為にも、準備を整えておきましょう。
Amazonで確認する |
はじめてのWindows10 (アップグレードの不安も使い方の疑問も全解消!) |