Windows 10 の機能の一つに「高速スタートアップ」というものがあります。Windows 10 の起動が非常に速くなり嬉しい機能ですが、場合によっては不具合を生じる原因にもなります。

この「高速スタートアップ」とは一体なんでしょう?

Winodwsの起動プロセス

Windows 10 高速スタートアップ

電源ONからWindowsが起動するまでのプロセスを大きく分けると、

1. BIOS(Basic Input/Output System )の起動
2. POST(Power On Self Test)の実行
3. Windowsカーネルのロード
4. デバイスドライバのロード・初期化
5. ログイン
6. ユーザープロファイルのロード

の順で進んでいきます。

Windows 10の高速スタートアップ

Windows起動プロセスの中で最も時間がかかるのが、4.の「デバイスドライバのロード・初期化」です。このプロセスを短縮するために、前回終了時のデバイスのイメージを保存し、これを読み込む仕組みが高速スタートアップです。

環境により異なりますが、起動時間は30%以上の高速化になります。ただし、シャットダウン時にデバイスのイメージを書き込む作業があるため、シャットダウンは逆に遅くなります。

高速スタートアップのデメリット

前回終了時のデバイスのイメージを保存し、これを読み込む仕組みになっているので、「前回終了時とデバイス構成・状態が同じである」ことが前提です。つまり、シャットダウン後に周辺機器などのデバイスに変更がある場合、不具合が発生する可能性があります。

特に外付けハードディスクやSDカードなどのストレージ系のデバイスを他のPCと共有で使っている場合などは注意が必要です。

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