2016年度以降は、「家電の東芝」、そして「ノートPCの東芝」という言葉は、残念ながら、もう使えなくなる可能性が高いらしいです。
東芝が2016年度事業計画を発表したことをASCII.jpが伝えていました。
ASCII.jp:「家電の東芝」「ノートPCの東芝」という言葉が終わる日
2016年度の売上高は4兆9000億円、営業利益は1200億円、当期純利益は400億円を目指すとしていますが、実は、2016年度の事業計画のなかには、パソコン事業と家電事業の数字はすでに含まれていません。
家電事業については、2016年3月17日に同社が発表したように、中国の美的集団(Midea)に事業譲渡することで基本合意書を締結。「3月末までに最終合意し、クロージングはそこから3ヵ月以内に行なうことを予定している」(東芝・室町社長)としています。
テレビなどの映像事業は、家電事業を美的集団に譲渡した後も、東芝グループ内で事業を継続することを表明しており「REGZAについては、今後も東芝が開発およ び販売をしていくことになるようです。
一方、パソコン事業については、「現在、他社との再編を検討しており、集中して交渉している段階にある」としています。
東芝の室町社長は、再編については、「国内企業に絞り込んで交渉を進めている」ことを明らかにしており、富士通およびVAIOとの統合などがウワサされているのはみなさんもご存知のところでしょう。
ASCII.jpでは他にも「サザエさん」のテレビCMについても語られていますが、シャープに続き「東芝もか…」という思いが強いです。
「不適切会計」問題など経営が悪化する原因もあったと思いますが、圧倒的な人気だった「dynabook」がなくなるのかと思うと残念です。「日本製ノートパソコン=dynabook」と言わんばかりの時期もあったほどのメーカの衰退は残念で仕方ありません。
次々に身売りが報じられる日本のメーカー。
「ものづくりの日本」はすでに過去の話なのでしょうか?
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