LMDE (Linux Mint Debian Edition) の非公式派生である SolydXK (SolydX と SolydK ね) の最新版となる 201902 ISO が、2019年3月3日にリリースされた。
SolydXK とは?
以前、こちらの記事でも紹介した SolydXK 。
SolydXK はネーデルランド(オランダ)で開発されている Linux Mint の Debian エディションに Xfce と KDE のバージョンを追加した非公式派生ディストリビューション(以降、ディストロ)。
今回の変更点は?
今回のリリースでの変更点は以下のとおり。
- ハイライト:
Live Installerは起動時に自動的に更新します。更新の進行状況を表示するはずですが、表示されるまでに時間がかかることがあります。 - Live Installerはフラッシュドライブ用にf2fsとnilfs2ファイルシステムをサポートするようになりました。
- Wiki f2fs:https : //en.wikipedia.org/wiki/F2FS
- Wiki nilfs2:https : //en.wikipedia.org/wiki/NILFS
- インストール中のパーティションの暗号化が改善されました。
- SolydXK Firefoxの設定をさらに変更してユーザーのプライバシーを向上させ、Mozillaの配布ポリシーにも準拠させました。これは、必要がなければ削除できるfirefox-solydxk-adjustパッケージで行われます。
- Waterfoxは現在SolydXKリポジトリによってパッケージ化され配布されています。あなたはこのコマンドでWaterfoxをインストールすることができます:apt install waterfox waterfox-solydxk-adjust。
- SolydXKアプリケーションでは、いくつかの新機能が追加され、多くのバグが解決されました。
より詳しい情報は >> https://solydxk.com/news/solydxk-201902-released
SolydX の概要
- ベース: Debian (Stable)
- アーキテクチャ: x86_64(AMD64)
- デスクトップ環境: KDE, Xfce
- パッケージ管理: dpkg (APT)
主なアプリケーション
- ブラウザ: Firefox
- メール: Thunderbird
- オフィス: LibreOffice
- マルチメディア: VLC メディアプレイヤー
SolydX をインストールするのに必要なスペックは?
システムについての記載がなかったので Debian を参考。(カッコ内は SolydK の推奨環境)
- CPU: 1GHz 以上のプロセッサ
- RAM: 1GB 以上 (2GB 以上推奨)
- ストレージ: 20GB 以上 (30GB 以上推奨)
- グラフィック: 1024 x 768 (XGA)
- ブロードバンドインターネット接続
▼より詳しい情報は▼
Website >> https://solydxk.com/
個人的な意見ですが、
SolydXK は、いずれも日本語環境が整えやすく、わりかし使い勝手の良いディストロなので時々使っている。
僕の大好きなデスクトップ環境の Xfce を使っている SolydX が軽いのはもちろんのこと、 KDE を使っている SolydK も意外とサクサク動いてくれる。
ホント最近、僕の中の KDE に対する評価がうなぎ登り!
Budgie とか Cinnamon の方が、場合によっては体感で重たく感じるかもしれない。
どっちも魅力的なデスクトップ環境なんだけどね。
ただ、Debian ベースであるものの、最近ハマっている RetroPie がインストールできないのが残念。
LMDE はいけたんだけどなぁ。
ちなみに、Raspberry Pi でも使うことができるので試してみた。
めちゃめちゃ普通に SolydX で驚いた。
Raspberry Pi では、 Debian ベースの Rasbian を公式のオペレーティングシステムにしているだけあり、Debian ベースで軽量なディストロであれば、使えるものがチョコチョコ見つけられる。
SolydXK もそのひとつ。
あっ!
今度、Raspberry Pi で使えるディストロの比較とかも面白いね!
…でも僕の Raspberry Pi は、ほぼ RetroPie 専用機。
とにかく今回は SolydXK の紹介でした!
▼SolydXK をチェックする▼
https://solydxk.com