黄ばんだケースを科学の力で漂白するというレトロブライト (Retr0bright) をやってみました。
さて、その結果はいかに?
Retr0bright
前回は黄ばんだケースを日本版Retr0brightともいえる漂白剤で白くする実験をはじめました。

漂白剤に浸したファミコンのケースを日当たりの良い屋根の上にちょっと長い気もしながら1週間放置しておきました。

1周間が長いのかどうかの実験も兼ねてという感じです。
天気予報では3~4日頃に雨が振りそうな予報でしたが、結果的には1週間晴れが続きました。
日頃の行いですかね?
1週間後。

お風呂場に持っていって漂白剤を洗い流しました。
蓋を開けると少し酸っぱい感じの匂いがします。
これが化学変化の結果なんでしょうね。
ステッカーはそのままにしていましたが、劣化の具合が思った以上でした。
ワイドハイターEXパワーの結果。

いちばん黄ばんでいたケースにワイドハイターEXパワーを使いました。
漂白前はめちゃめちゃ黄色かったです。
漂白剤を洗い流す段階では、ほかの2つと比べまだ少し黄ばみが残っているような気がしました。
ですが、乾燥させるために30分程度天日干ししたところ、白さが一層ました感じです。
ステッカー原型をある程度は保っているものの、ゴールドがシルバーになってしまってますし、ところどころ赤い部分も剥げかかっています。
ブライトSTRONGの結果。

ブライトSTRONGで漂白したケースは
ワイドハイターを使ったケースよりは黄ばみが弱かったのですが、しっかり漂白されたのが、ボタンのところのステッカーでわかります。
こちらもだいぶ白くなりました。
ステッカーは目印のためにフィルムが張ったままのを使ったのですが、そのフィルムが行方不明になっていました。
フィルムがあったからこそ、ココまで原型をとどめていたのでしょう。
PB漂白剤の結果。

PB漂白剤は、それほど効果を期待していなかったので、いちばん白っぽいケースを選びましたが効果は期待以上でした。
蓋の部分がツートンカラーになっていましたが、境目がわからなくなりました。
またこちらも、ボタンのところのステッカーで、元の色との比較ができます。
ただし特にステッカーの劣化がひどかったのもPB漂白剤を使ったケース。
すっかり原型がわからなくなってしまいました。
レトロブライトのまとめ。
みごと、どの市販の漂白剤でも白くすることができました。
ただし漂白剤はステッカーに対しても別の効果があったようで、長い時間漂白剤に浸ける場合には不向きなようです。
長時間浸ける際にはステッカーを丁寧に剥がしてからやるべきですね。
もしかしたらとは薄々感じていましたが、ココまでとは正直思っていませんでした。
まぁどれも漂白のテストのためのジャンクファミコンだったので、サンプルとしてはいろいろな結果を得ることができたと思います。
経過を見ていると、夏の日差しだと3~4日くらいで充分だったように思われます。
また頂いたコメントの中に UV の LED テープライトを使ってという内容を教えていただいたのですが、半日程度で仕上がるようなので、それであればステッカーの劣化も最小限に防げるでしょうね。
今回は長すぎたかもしれません。
連日暑いですからね~
ファミコンのAV化。
で、夏休みの自由研究といえば実験の他にも工作とかやりましたよね?

ということで、漂白している間にファミコンの AV 化もやってみました。
ホントであればイチからやってみようと思っていたのですが、学生の頃に通っていた無線ショップが閉店していたたのと、ネット通販で必要なものだけ揃えるのが意外と大変そうだったので、今回はオールインワンでお手軽なものを使って改造することにしました。
小学生の頃なんかは、市販のキットを組み立てただけで自慢気に提出していた人もいましたからね。
気分はちょっとそんな感じに近いかもしれません。
インターネット上を探してみると、けっこう様々な AV 化キットが販売されていました。
ヤフオクや Amazon でも見かけ、特に Amazon で販売されていたものはハンダゴテを使わずに取り付けられるというところに興味をもち、それを購入することにしました。

手に入れたジャンクファミコン1台の値段よりも随分高いです。
配線はキットに付属していた上に QR コードと URL があり、そのリンク先に行くと丁寧に紹介されています。
で、ハンダゴテがいらない理由は、配線の先に玉というか短く切ったチューブのようなものが取り付けられていて、それをコンデンサや IC など、基盤の裏に出ている足の先に取り付けて、付属のマスキングテープで押さえるという感じ。
確かにこれなら、はずれないようにちゃんと固定できればハンダゴテはいらないですね。
ということで、旧基盤と新基盤、どちらもテストしてみました。
AV化したファミコンはHDMIディスプレイに安物ですがコンバータを使って接続しました。
原因についてインターネットを調べてみたところ、情報ではどうやらコンバータに問題がありそうです。
安かったもんなー。
おじさんの夏休み自由研究のまとめ。
ということで、今回はレトロブライトの結果発表とファミコンの AV 化でした。
レトロブライトは、酸素系の液体漂白剤、具体的には過酸化水素の漂白剤を使って日光に当てておくと漂白できることがわかりました。

ただし、浸しておく時間が長いとステッカーの劣化につながることも今回の実験でわかりました。
夏場だと、天気が良ければ2~3日程度でも充分漂白ができそうです。
また UV の LED ランプを使うと更に時間を短縮できるようです。
さらにファミコンの改造、AV化をしました。
キットを使えば誰でも簡単にAV化できます。

ただしコスパはめちゃくちゃ悪いですけどね。
プレイ環境も整えるとさらにコスパが悪くなります。
正直なところ、プレイするだけならだまって互換機とかエミュレータを使ったほうが安上がりですね。
まぁファミコンの改造はおじさんのロマンとしか言いようがないです。
ファミコン1台で化学の実験も工作もでき、おじさんでも夏休み気分を味わうことができました。
まだまだ暑い日は続きますが、熱中症や夏バテなどに気をつけながらこんな感じで楽しんでいきましょう。
今回使ったツールとおすすめツール。
気になった方は Amazon でチェックしてみてください。
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