2018年12月3日、MX Linux 18. Beta1 がリリースされた。

今回のリリースでは、システムキーボードとシステムロケールのオプションにより、システムのデフォルトのキーボードとローカル管理の設定に簡単にアクセスできるようになったほか、バグの修正やパフォーマンスの改善がされている。

MX Linux とは?

MX Linux は antiX と旧 MEPIS Linux コミュニティの共同ベンチャー。

超軽量の antiX に、見た目の良い MEPIS のテイストが合わさって、軽量でエレガントな MX Linux が生まれたということだね。

antiX が抗っている X とは何だ?

資金不足だったのか、それともほかの理由だったのか、MEPIS がナゼ開発中止になったのかは定かでないけれども、その設計思想は MX Linux に引き継がれている。

コミュニティの目標は、「シンプルな構成、高い安定性、安定したパフォーマンス、中規模の設置面積を備えたエレガントで効率的なデスクトップを組み合わせること」ということらしい。

見た目もよく、デスクトップ OS としても使える Linux って解釈していいのかな?

そのせいもあってか、海外では人気が高い。

Linux などの ディストリビューション情報を扱う DistroWacth.com でも上位にランクインしている。

日本ではマイナーなディストロになるのかな?

最近マヒしてよくわからん。

コアシステムには Debian の安定版をベースとした antiX が使われている。

そのためサイトやら、インストールメディアのあちこちで antiX の文字が見られる。

 

ディストリビューションの概要

  • ベース: Debian
  • アーキテクチャ: i386, x86_64 (AMD64)
  • デスクトップ環境: Xfce

パッケージ管理

  • パッケージ形式: deb
  • アップデート方式: APT
  • パッケージ管理: dpkg

主なソフトウェア

  • ブラウザ: Firefox
  • メール: Thunderbird
  • オフィス: LibreOffice
  • グラフィックス: GIMP
  • マルチメディア: VLC

 

MX Linux 17.1 をインストールするのに必要なスペックは?

  • CPU: i686 以上のプロセッサ
  • RAM: 2 GB 推奨
  • ストレージ: 20 GB  推奨
  • グラフィック: 3D ビデオカード
  • ブロードバンドインターネット接続

 

個人的な意見ですが、

軽量で安定性が高く、特に英語圏を中心に人気の高いディストロ。

なので日本語のサイトよりも英語のサイトだったり Youtube 動画が多い。

ほかの Debian 系や Ubuntu 系に比べ、ちょっと特徴的なシステムが目立つけれども、基本的には Debian 系なのでアプリは豊富だし、日本語環境もちゃんと整えられる。

デスクトップ OS としても十分に使えるディストロといえる。

とは言うものの、僕個人としてはまだ詳しく使ってみたことがなかったので、もう一歩踏み込んんだ紹介ができない。

なので、次回は実際にインストールして使ってみたいと思う。

ウェブサイト→ https://mxlinux.org/