【勝手にランキング!】次に注目される Linux / BSD はナニ?! Next Break Ranking Best 5

【勝手にランキング!】次に注目される Linux / BSD はナニ?! Next Break Ranking Best 5BSD
【勝手にランキング!】次に注目される Linux / BSD はナニ?! Next Break Ranking Best 5
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世界にはたくさんのフリーOS、Linux/BSD ディストリビューションが開発・提供されています。

その中から次にブレイクする (注目される) であろうと思われるものを勝手にランキングします。

2020年は上期・下期に分け「よく使った Linux 」ランキングを紹介しました。

2021年も考えていたのですが、ぶっちゃけあんまり結果が変わらずあんまり面白く無いので世界中で開発されているディストリビューションの中から「次に注目されそうなディストリビューション」を選んでみました。

ぜひ、最後までお付き合いください。

5位:AlmaLinux (based on REHL)

https://almalinux.org/

ポスト CentOS の筆頭で、RHEL (=Red Hat Enterprise Linux) 互換のディストリビューション。

CentOS が2021年末にサポートの終了を宣言したことをきっかけに、いくつかのプロジェクトが「ポスト CentOS」の名乗りを上げました。

真っ先に名乗り出たのは CentOS 創設者が関わっている Rocky Linux でしたが、もっとも早くリリースしたのがこの Alma Linux です

そのスピード感と完成度の高さにより、他の RHEL 互換である、Rocky Linux、VzLinux よりも一歩抜きに出た感じです。

本家 RHEL と比べても遜色がなく(もちろん CentOS と比べても)、デスクトップ向けのパッケージも用意されているためワークステーションとしても充分に機能します。

もちろん多言語対応されており日本語もサポートされています。

サーバー環境では Ubuntu に押され気味ではありますが、RHEL 系の旗手として最も注目されそうなディストリビューションです。

システム要件

Processor64bit 1.1GHz+
Memory1.5GB+ RAM
Storage20GB+ (40GB+)

日本語入力は?

インストール直後から、簡単な切り替えで日本語入力ができるようになります。

ココらへんの完成度の高さもありがたいですね。

一言コメント。

そもそも何故 CentOS のサポート終了がそこまで騒ぎになったのでしょうか?

CentOS 自体は、CentOS Stream への移行をアナウンスしていました。

その CentOS Stream は、「RHEL 開発の直前を追跡する」「継続的に配信されるディストリビューション」とされていましたが、多くのエンジニアはココが引っかかったのでしょう。

コダシマが聞いても「RHEL のベータ版」「ローリングリリース」という、安定環境を最も重視するサーバーで好まれない言葉が並びました。

開発中であり未知のリスクが潜んでいる ものを使えと言われても、本番環境じゃ怖くて使えやしません。

ということで、従来の CentOS のポジションに匹敵する OS の開発に注目が集まりました。

その中の一つがこの AlmaLinux です。

REHL 系のスタンダードになりそうですね。

AlmaLinux OS - Forever-Free Enterprise-Grade Operating System
An open-source RHEL fork built by the team at CloudLinux, inspired by the community.

4位:KaOS (Independent)

https://kaosx.us/

Qt と KDE Plasma に重点を置き、ゼロから構築された Linux ディストリビューションです。

パッケージ管理に Pacman を採用しローリングリリースということで、どうしても Arch Linux ベースと思われがちなのですが、こちらはベースを持たない独立したディストリビューションです。

プロジェクトサイトでもそれを強調しています。

その証拠に(?)パッケージ管理は Pacman ですが、Arch のリポジトリを使うことはできません。

ちなみに KaOS では独自で用意されている3つのリポジトリしかありません。

パッケージについては他のディストリビューションにくらべ少ないのは残念ですが、必要最低限は手に入れることができます。

デスクトップ OS としての機能は充分で、見た目も美しいディストリビューションです。

システム要件

Processor64bit
Memory4GB+ (8GB+) RAM
Storage30GB+ (40GB+)

日本語入力は?

KaOS はライブ環境でも日本語でテストすることができますが、インストーラーは日本語対応していません。(残念)

また日本語入力環境についても、インストール後にパッケージのインストールや設定などを行う必要があります。

設定自体は、面倒ではあるもののそれほど難易度は高くありません。

入力の設定は Arch Linux や以前の Manjaro の設定が応用できます。

パッケージをインストールして、環境変数の設定ファイル (.xprofile) を編集するやつですね。

ステップアップに挑戦してみると良いでしょう。

一言コメント。

開発者は UNIX ベースの illumos カーネルへの以降も検討しているようです。

ユーザーにとって最良の環境を提供できるのであれば、カーネルは Linux だろうが BSD だろうが Solaris だろうが何でも良いと言うのが開発者の考えのようです。

そして、最良の環境を考えた上で採用されたデスクトップが KDE ということ。

将来的にカーネルの変更があったとしても、デスクトップの変更は無いとしています。

ちなみに Unetbootin と Rufus は KaOS と互換性がありません。

これで、けっこうハマりました…。

インストールメディアを作成するときには注意してください。

KaOS – A Lean KDE Distribution
Tightly integrated rolling and transparent distribution for the modern desktop, build from scratch.

3位:Pop!_OS (based on Ubuntu)

https://pop.system76.com/

Linux コンピュータメーカーSystem76 が開発する Ubuntu ベースの Linux ディストリビューションです。

デスクトップには GNOME Shell をベースにカスタマイズされた COSMIC が採用され、操作性と生産性が向上しています。

またボタンひとつでタイル表示できる機能も備えているのも特徴的です。

Nvidia ドライバを予めインストールしているエディションもあったりと System76 が強調する通りクリエイターやエンジニア向けといえるディストリビューションです。

システム要件

Processor64bit
Memory2GB+ RAM
Storage16GB+

日本語入力は?

基本的に日本語のサポートはされていますが、21.04 の時点ではインストールの直後に手直しが必要でした。

一言コメント。

ブログや動画で何度も言っていますが、以前は Ubuntu の焼き増し程度にしか思っていませんでした。

しかし最近の Pop!_OS ときたら、すっかり Ubuntu とは違う使い心地のディストリビューションになりました。

同じ Ubuntu 系の Linux Mint は Windows ライクな見た目で、操作方法も Windows ライクになっています。

一方の Pop!_OS は、COSMIC デスクトップになり見た目こそは Windows っぽく(?)なりましたが、操作方法は違います。

それは Pop!_OS 独自とも言えるかと思います。

クリエイターやエンジニア向けということが強調されていますが、実際にソフトウェアだけでなくハードウェアドライバの対応など他のディストリビューションよりも一歩抜きに出ている印象を受けます。

Pop!_OS by System76
Imagine an OS for the software developer, maker and computer science professional who uses their computer as a tool to discover and create. Welcome to Pop!_OS.

2位:Garuda Linux (based on Arch)

https://garudalinux.org/index.html

インドで開発されている、Arch Linux ベースのディストリビューション Garuda Linux です。

ちなみに「ガルダ」とはインド神話に登場する、炎のように光り輝き熱を発する神の鳥の名前です。

火の鳥とか鳳凰みたいなイメージでしょうか?

ガルーダのイメージ。

神の鳥の名前を持つだけあって、かなり開発に力が入っているようです。

非常に多くのデスクトップ環境のエディションが用意されていますが、フラグシップは KDE デスクトップのエディションのようで、KDE エディションでは更に Dragonized、Dragonized Gaming、Dragonized BlackArch の3つのバリエーションで提供され、

デフォルトでネオンサインのようなデザインが特徴のテーマ「Sweet」がプリセットされています。

Dragonized Edition

dr460nizedエディションは、暗く、ぼやけた、完全に没入型のプラズマ体験を提供します。

ワークフローはMacに似ており、アプリメニューがトップバーに直接焼き付けられています。

Dragonized Gaming Edition

文字どおり、ゲーム関連のパッケージがふんだんに盛り込まれたエディションです。

BlackArch Edition

こちらは Arch ベースと言っても、セキュリティ指向の BlackArch をベースに、大量のサイバーセキュリティツールを提供し、侵入テストやセキュリティ研究者のために開発されたエディションです。

システム要件

Processor64bit
Memory4GB+ (8GB+) RAM
Storage30GB+ (40GB+)

日本語入力は?

日本語対応していますが、入力の設定は Arch Linux や以前の Manjaro の設定が応用できます。

パッケージをインストールして、環境変数の設定ファイル (.xprofile) を編集するやつですね。

Manjaro 以外の Arch 系は、未だこの作業が必要ですね。

面倒ですが勉強と思って作業しましょう。

一言コメント。

コダシマの勝手な印象は「インド版 Manjaro 」でした。

細かいことを言うと違うところが多いのですが、GUI インストーラーでインストールできることと、様々なデスクトップのエディションを用意するところなど、システム的なところよりはユーザーに提供する姿勢が似ているように感じました。

デスクトップのテーマもキレイなのですが、アイコンが見慣れないので目的のアプリをいつも以上に探してしまったり、アニメーション効果が多かったりと個人的にはずっと使っていると疲れちゃいます。

なので、末永く使うには調整が必要ですね。

あと、今回 Dragonized をインストールしたのですがブラウザ (Firefox が Fire Dragon とかなってました) とかツール関連程度しかインストールされていません。

必要なパッケージは「Setup Assistant」を使ってインストールします。

ぜんぶ英語表記だったのですが、アプリの名前だと英語が苦手でも結構分かるもんです。

が、オフィスとかグラフィックスとかカテゴリ全部、何をインストールするかを選択して、それからダウンロードとインストールが始まるため結構時間がかかると思います。

不要なアプリをインストールしなくて済むのは良いかもしれません。

が、もちろんあとからでも追加できるので時間があるときにセットアップしておきましょう。

とても精力的に開発されているため、今後も目が話せないディストリビューションであるのは間違いありません。

インドの底力はスゴイっす!

Garuda Linux Official website
Garuda Linux is an appealing Arch Linux based Distro with BTRFS (modern filesystem), Linux-zen kernel, auto snapshots, gaming edition and a lot more bleeding-e...

1位:EndeavourOS (based on Arch)

https://endeavouros.com/

これまた Arch Linux ベースのディストリビューションです。

以前存在した Arch Linux ベースのディストリビューションである Antergos の精神的な後継者になるべく開発が始まりました。

UNIX をフリーで使えるよう Linux が開発されたのと似てる気がしますね。

GUI インストーラーでインストールできるところとを始めとして、見た目的には Manjaro に似た雰囲気を持ちますが、Arch リポジトリや AUR (Arch User Repository) を利用するところなどを見ると、より Arch Linux に近い仕様になっています。

Arch Linux と Manjaro の間ぐらいの立ち位置でしょうか?

また、インストールの際にたくさんあるデスクトップ環境から好きなデスクトップをインストールできるのも特徴ですね。

システム要件

Processor64bit
Memory1GB+ (2GB+) RAM
Storage12GB+

日本語入力は?

最近は様々なツールも追加されているので、日本語入力についてもあるか探してみましたが、この動画の作成段階では見つけることができませんでした。

ですが、基本的には Arch Linux や以前の Manjaro の設定が応用できるので大きな問題は無いでしょう。

一言コメント。

プロジェクト発足当時からとても精力的に開発をしているディストリビューションです。

最近では開発メンバーも増え、より一層勢いを増している印象を受けます。

その証拠に DistroWatch.com のページヒットランキングでも常に上位にあり、最近ではベスト5入を果たしたほど。

今回のランキング3位で紹介した Pop!_OS と競り合っている状況が続いています。

ぶっちゃけ、Linux 初心者向けでは無いと思います。

が、コマンド操作などに興味を持ち、ただのデスクトップ OS としてでなく道具として Linux を使い始めるための入り口の教材としてはとても適しているかと思います。

Endeavour (努力・試み) の名前が示すとおり、今後もとどまることを知らない勢いで開発が続くことでしょう。

今後の活躍に期待が持てるディストリビューションだと思います。

EndeavourOS
A terminal-centric distro with a dynamic and friendly community in its core

おまけ:helloSystem (based on FreeBSD)

https://hellosystem.github.io/docs/

開発がスタートしたばかりの、まだまだベータ版のディストリビューションですが、macOS ライクなシンプルさ、優雅さ、使いやすさに重点を置いた FreeBSD ベースのクリエイター向けのデスクトップシステムです。

デスクトップからもわかるように Mac からの移行をターゲットとしているようです。

システム要件

Processor2GHz+ 64bit
Memory4GiB RAM
Storage???

日本語入力は?

現時点で日本語対応していません。

日本語入力どろころか表示も未対応です。

今後に期待しましょう。

一言コメント。

macOS のベースは BSD だったかと記憶しています。

いまでは全く別物と言っていいほどカスタマイズされてはいますが、いずれ UNIX 系であることは間違いありません。

そのためこの OS も BSD を選んだのかな?という感想を持ちました。

デスクトップについても、初期の Apple から脈々と流れる UI 設計についての哲学を参考にしているようです。

が、決してレプリカの作成を目的としているわけではないようです。

helloSystem を知ったときには Windows と ReactOS の関係に似ている?かと思ったのですが、いろいろ調べてみるとそうではなさそうですね。

BSD は以前ほどの賑わいが無いように思うので、この helloSystem が台風の目になれば今後BSDも面白そうですね。

hello — helloSystem documentation
helloSystem/hello
Desktop system for creators with a focus on simplicity, elegance, and usability. Based on FreeBSD. Less, but better! - helloSystem/hello

まとめ。

今回は Next ブレイクするであろうディストリビューションを勝手にランキングしてみました。

いずれも魅力的なディストリビューションなので、興味がある方は是非チェックしてみてください。

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