Linuxにはたくさんの優れた点があります。
なぜディスクトップOSとしてLinuxをつかうのか?
その5つの理由を解説します。
1.無料
Linuxは無料で使うことができます。例えばUbuntuは開発者が「永久無料」と発言しています。
ちなみにWindowsの最新バージョンである「Windows 10」のパッケージは13,800円。Mac OSは基本的に無料アップグレードですが、ハードウェアとセットでしか使うことができません。いちばん安価なモデルのMac miniでも58,800円の出費が必要になります。
2.軽量
Linuxはさまざまなディストリビューションがあります。Ubuntuは最新技術を積極的に取り入れているディストリビューションなので起動と活用にはそれなりのスペックが必要になっています。しかし、Ubuntuの軽量な派生版であれば古いパソコンでも快適に利用できます。
また、ソフトウェアでも高機能な画像編集ソフトで有名な「GIMP」などはもともとLinux環境で作られているソフトウェアなのでWindows上で動かす時よりも軽量と言えます。
3.長く使える
Debian GNU/LinuxにはStable版(安定版)、Debian GNU/Linuxの派生であるUbuntuやさらにその派生であるLinux Mintには通常版と長期サポート版(LTS版)があります。それぞれサポート期間がことなりますが、Ubuntuの通常版は9ヶ月のサポートですが、LTS版は5年のサポート期間があります。有料のOSであるWindowsにも負けません。
4.アップデートが楽
多くのLinuxディストリビューションではパッケージ管理システムによりソフトウェアの更新などを一括で行うことができます。Ubuntuではソフトウェアセンターからインストールしたソフトウェアは、すべてUbuntuが更新の管理をしてくれます。
Windowsにも同じようなアプリストアはありますが、人気のソフトの多くはここでは公開されておらず、手動で更新チェックしてアップデートする必要があります。
5.ウィルス対策不要
厳密に言うと「Linuxだから安全」というのは語弊がありますが、現状ではウィルスの感染源は少ないのでほぼ問題になりません。Linuxにもアンチウィルスソフト「ClamTK」や「COMODOAntivirus」などが存在しますが、お世話になる機会はほとんどありません。