Teclast P40HD
スペックを紹介して参ります。
廉価版のシリーズなのですが、実はなかなかのものです。
メーカー | TECLAST |
商品モデル番号 | P40HD |
OS | Android 12 GMS認証 |
CPU | Unisoc T606 (2×A75@1.6GHz, 6×A55@1.6GHz) |
GPU | Mali-G57@650MHz |
RAM | 6GB LPDDR4X@1600MHz |
ストレージ | 128GB |
ディスプレイ | 10.1 インチ IPS WUXGA (1920×1200) |
10 点マルチタッチ 224ppi | |
カメラ | 背面: 5MP/前面: 2MP |
ワイヤレスタイプ | Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac, 2.4GHz/5GHz, Bluetooth 5.0 |
2G (GSM): B2/B3/B5/B8; 3G (WCDMA): B1/B2/B5/B8; | |
4G (TDD): B34/B38/B39/B40/B41; 4G (FDD): B1/B3/B5/B7/B8/B20 | |
バッテリー | 6000mAh |
重量 | 920 g |
プロセッサは Unisoc T606 。
この T606 というプロセッサは、1.6GHz で動作する高性能のコア Cortex-A75 ×2 コアと、1.6GHz で動作する省電力の Cortex-A55 ×6 コアの 8 コアで構成されているプロセッサです。
Unisoc のプロセッサーも、ここ最近でモデルチェンジが行われているようで、数年前の主力であった T618 よりも小さいナンバーでも、スペックは T618 に匹敵する、もしくはそれ以上の性能を発揮します。
プロセッサの性能を数値で評価する PassMark でチェックしてみたところ、なんとこの T606 のスコアは T618 のスコアを上回っておりました。
価格は低くなり、性能は高くなっているというところです。
PassMark での比較
- PassMark – T606: 2660 – https://www.cpubenchmark.net/cpu.php?cpu=Unisoc+T606&id=4974
- PassMark – T616: 3152 – https://www.cpubenchmark.net/cpu.php?cpu=Unisoc+T616&id=5211
- PassMark – T618: 2506 – https://www.cpubenchmark.net/cpu.php?cpu=Unisoc+T618&id=4033
んで、T606 の GPU は Mali-G57 と、これまたミドルクラスのものではありますがアップグレードされた GPU でございます。
上位製品の Mali-G77 と同様に「Valhall (ヴァルハラ)」アーキテクチャを採用しており、スマートフォン上で家庭用ゲーム機ようなグラフィックを実現するものでございます。
※北欧神話における主神オーディンの宮殿。厨二病を患った方を中心に好まれそうなネーミング。
RAM は 6GB とまずまずの容量。
詳細はわかりませんでしたが、チップセットやベンチスコア的に LPDDR4X なのは間違いないです。
ストレージは 128GB と大容量。
ストレージの種類については変更の可能性があるとのことなのですが、eMMC5.1/UFS2.1/UFS2.2 のいずれかが搭載されています。
いずれも速度的にはとても高速なので使い勝手は良いでしょう。
1TB までの micro SD カードにも対応しています。
ディスプレイは 10.1 インチの FHD というかアスペクト比 8:5 (16:10) の WUXGA (1920×1200) です。
※意外とココを突っ込む方がおられるので…
画素密度 224 ppi と、今では当たり前のようになっていますが、なかなかの密度です。
カメラは背面 5MP、前面が 2MP と数字だけを見ればまぁまぁですが、毎度のこと、タブレットのカメラにはあまり期待しないほうが無難です。
いくつかサンプルを撮影してみました。
特別キレイというわけでもないですが、書類などに使う資料用だったり、スキャナー代わりだったりには十分な性能です。
オンラインミーティングで使う端末としても十分な画質です。
ワイヤレスインターフェースは、Wi-Fi 2.4GHz/5GHz に対応、Bluetooth は 5.0。
んで、バッテリーは 6000mAh とタブレットとしては中堅クラス。
アイドル状態で 500-600mA 、Call of Duty とかのプレイで 1000-1500mA くらいの電力消費だったのを考慮すると、連続使用で 4 時間くらいってところでしょう。
あとは、通話 SIM 対応というところですね。
後ほどもう少し詳しく触れますが、最近の中華タブレットでは当たり前になってますね。
タブレットが電話になるって妙な感じがしてましたが、改めて考えてみると技術的には何ら問題がなく、むしろコレだけリモート会議やらが一般的になった世の中だと、ダブレットを電話機代わりにする理由はあっても、そうしない理由が無いようにも思います。
ちなみに、製品の到着まで Amazon の製品ページを眺めていましたが P40HD 2023 アップグレード版という文字がありました。
製品名を変えずに中身の変更が行われたと言うことですかね。
スペックを見るだけでも必要な性能は持ち合わせていそうです。
ということで、実際に使ってみましょう。