Linux の世界でもローカライズがかなり進み、日本語環境を整えるのもずいぶん簡単になった。
とはいえ海外で開発された Linux だと、日本語を快適に使える環境にするためにはどうしてもひと手間加えなければいけない。
そんなとき日本で開発された、いわば「国産」といえるディストリビューションならインストール直後から完璧に日本語環境を使うことができる。
日本で開発された「国産」Linux を集め、個人的な一言レビューを加えてみた。
Plamo Linux
今では数少ない Slackware Linux をベースにした Linux 。
開発当初は「初心者でも簡単に日本語環境を構築できる」ことを目指して開発されていた。
しかし現在では、初心者向けの部分は他にまかせ、過度なブラックボックス化や自動化をせずに、極力シンプルな保持に努めるようになった。
インストールも初心者にはハードルが高い。
Linux の持つ「ホビー性」を大切にする考えを基に開発が続いているとのこと。
ちなみにPlamo 3.0までは NEC PC-9801 / 9821 シリーズに対応している。
僕は、まだしっかり触れたことがないのでレビューはこのくらいで…。
ディストリビューションの概要
- ベース: Slackware
- アーキテクチャ: x86_64
- デスクトップ環境: LXDE, LXQt, MATE, Xfce
推奨環境(LXDE)
- CPU: i468アーキテクチャ以上
- RAM: 1GB
- ストレージ: 5GB以上
- グラフィック: XGA(1024 x 768)
個人的な意見ですが、
一度は使ってみたいと思いつつも、インストールで挫折してしまっている軟弱者です。
Live DVD を作って起動すると「あれ?インストールGUIでできるの?」って安心。
…したのもつかの間、なにやらテキストいっぱい出てきた。
ぉう。これが Plamo Linux のインストーラーか。
そうだそうだ、昔は OS のインストールといえばみんなこんなのだった。
Linux とはいえ Debian とか Ubuntu とかばっかり使っていると、この手のインストーラが苦手になってしまう。
最近の OS のインストーラーって、ものすごく親切なんですもの。
今回、VirtualBox へのインストールを試みたのですが、どうもうまくいかなかったのでまた改めて挑戦してみます。
Plamo Linux って、初心者には厳しいなぁ。
それでもエンジニアを目指す人だったり、職人気質の人はお試しあれ。
ウェブサイト: http://www.plamolinux.org/