【実録】謎の中国メーカー “Incar” を追う! #android

【実録】謎の中国メーカー "Incar" を追う! #androidAndroid
【実録】謎の中国メーカー "Incar" を追う! #android
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この PC-FREEDOM では、最近 Android スマホや Android タブレットを扱う機会が多くなりました。

特に新製品の販売を積極的に行っている中国製品の物ばかりですが、その中であることに気が付きました。

今回は、その気がついたことについてお話していきたいと思います。

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ブランド戦略?

気になったことと言うのは、特に Android タブレットを販売している各社が「メーカー」という言葉を使わずに「ブランド」という言葉を使っているということです。

またそれと同時に、デバイスのチェックアプリで見てみると、それらタブレットのメーカーの欄には共通の文字がありました。

つまり、Amazon などで販売されている多くの Android タブレットは、あるメーカーによって生み出され、複数のブランドで販売されているということです。

調べてみると、TECLAST や BMAX などガジェット界隈で少しは名の知られたメーカーの製品にも含まれています。

ココまでのことで考えてみると、今までメーカーだと思ってみていた企業の多くはただのブランドだったということなのでしょうか?

ご存じの方もおられるかと思いますが、世の中には OEM や ODN といった製品の生産方法もあります。

しかし最近では米中関係の悪化をはじめとして、世界情勢がとてもきな臭い状態にあります。

いろいろと邪推してしまうのは私だけではないはずです。

その真相を知るべく、中国の IT 事情について調べてみました。

中国の IT 事情

実は数年前から気になることがあり中国の IT 事情について調べていました。

その詳しい内容については後日、別動画で紹介したいと考えていますが、軽く紹介しておくと、中国は何年も前から欧米型のテクノロジーからの脱却を試みています。

国の政策としてたくさんの資金がそのために使われています。

特にパソコンやスマホなどのハイテク機器における品質の飛躍的な進歩は、その影響もあることでしょう。

飛び抜けて高性能というわけでもないですが、品質も高くなりデザインも洗練されてきている今、過剰な性能よりも見た目やコストパフォーマンスで製品を選ぶユーザーは少なくありません。

デザインが良く、必要なだけの性能を手軽な値段で提供するブランドがあれば、それを喜ぶユーザーもまたいるのが現実です。

また、それらのデバイスを利用するためのオペレーティング・システムの開発も中国では積極的に行われています。

中国ではハードウェアの面でも、ソフトウェアの面でも、全て国産で賄う準備をすすめているというのが現状のようです。

世界の工場

歴史的には、産業革命以降の経済力や国際的な地位を示す言葉としてかつてのイギリスは「世界の工場」と呼ばれていました。

20世紀にはアメリカと日本が、そして21世紀初頭から中国を指す言葉となっています。

1990年代以降、豊富な労働力を低賃金で確保できる中国に多くの外国企業が進出し、工業生産が大幅に伸びた結果、安価な製品が大量に世界各地へ輸出されるようになったことで呼ばれるようになりました。

その中で特徴的な生産方法が「OEM」です。

OEM (Original Equipment Manufacturing)

委託者が製品の詳細設計から製作や組み立て図面にいたるまで受託者へ支給し、場合によっては技術指導も行うのが「OEM」という生産方法です。

OEM 生産は技術提携や販売提携と並んで企業の経営効率を高める目的で採用され、食品・衣料・家電・自動車など広範囲に普及しています。

OEM 生産による委託者のメリットは、その製品の市場導入期においてはブランドの知名度向上に役立ち、市場成長期では生産能力不足をカバーし、市場成熟期・衰退期では製品構成を維持しつつ、新商品の開発に集中することができることなどがあげられます。

また、生産のための設備投資が最小限だったり、場合によっては不要となるため、資金的負担が少ないというメリットもあります。

一方、受託者のメリットは、生産余力の活用、また市場導入期においては自社技術水準の向上が見込まれ、市場成長期では量産効果の享受、市場成熟期・衰退期ではある程度の量産維持などがあげられます。

受託者は協力工場という下位の立場に置かれますが、技術、知的財産を自社の経営に活用し、企業の成長が図れる可能性もあります。

一見すると、デメリットが無いようにも見えますが、それぞれにデメリットは存在します。

委託者にとっては生産を外部に依存するため、生産が生み出す利益は得られないというデメリットがあります。

現実問題として、受託者が支給された製造技術や品質管理、生産ノウハウを吸収・習得し、将来委託者の競合となる可能性があります。

また受託者のデメリットとして、製品の販売を行わないため、自社ブランドが市場に浸透しにくく、同時に価格の支配権を失う可能性が高いです。

さらに委託者からの低価格要請を受け収益率が下がる恐れもあります。

これらのデメリットは、生産部門だけに特化した OEM の特徴と言えます。

ODM (Original Design Manufacturing)

そして、この OEM の発展形とも言える ODM というものがあります。

委託者のブランドで製品設計・生産を行う手法で、主に中国、台湾の企業、携帯電話業界・パソコン業界を中心に見られます。

基本的なところは OEM とよく似ていますが、OEMでは受託者側に製造のみ委託するのに対し、ODM の場合は商品企画までも受託者側に任せてしまいます。

ODM では、サンプルができ上がるまでの作業を任せることになるため、委託者側は大幅に作業負担が減るというメリットがあります。

また、商品開発を行うためのデザイナーなどの担当者を雇う必要がないため、人件費の削減が可能です。

これらの理由から、新興ベンチャーなどでは ODM によって製品を提供する場合が増えています。

現在では、いずれも一般的な生産方法ですが、この方法を意図的にコントロールし、逆に様々なブランドに製品を提供していると考えたらどうでしょう?

それを思わせるメーカーの存在に気が付きました。

それが「incar」です。

謎のメーカー

そのメーカーの存在には、数々のアンドロイドタブレットを、複数のデバイスチェックアプリでチェックしていた際に気が付きました。

なぜなら、ブランド名の他にメーカー名があり、ブランド名とメーカー名が一致しないのです。

そして、そのメーカー名にある名前が「Incar」です。

OEM もしくは ODM によって生産されているのであれば、メーカーとブランドは別物で、それ自体は不自然なことではありません。

また OEM や ODM を装って、さまざまなブランド名を提示して、ユーザーの受けが良いブランドを残していくと言うのも考えられます。

直接目にしたものだけでも4つのブランドで incar の名前を確認しました。

それだけなら何てことはないのですが、疑問に思ったのが「インターネット上に”Incar”の情報が全くない」のです。

もしかしたら私の探し方が悪かったのかも知れませんが、Tor ブラウザで DuckDuckGo、中国ということで百度などを使ってみても、どうしてもたどり着くことができませんでした。

OEM メーカーと言えど企業案内のページ程度くらいの、何かしらの情報が存在するはずだと思うのですが、この Incar の場合にはそれを見つけることができないのです。

しかも、この名前のせいで、ほぼ車載アイテムの情報ばかりになってしまいます。

OEM によって企業名が浸透しないというデメリットなのか、はたまた車載アイテムをスケープゴートとするための名前なのか、その真意はわかりません。

ただその中から、ひとつ気になる情報を見つけました。

InCAR

https://en.wikipedia.org/wiki/International_Committee_Against_Racism

企業との直接的な関係があるかはわかりませんが、InCAR = International Committee Against Racism (反人種差別国際委員会) という言葉を見つけました。

こちらの InCAR は、米国をはじめとして、世界規模の反人種主義を掲げていた組織です。

途端に政治色が強くなりました。

反人種主義国際委員会は、アメリカにおける反改革派のマルクス・レーニン主義共産党である進歩的労働党 (Progressive Labor Party, PLP) の「大衆組織」でした。

https://en.wikipedia.org/wiki/Progressive_Labor_Party_(United_States)

進歩的労働党は1962年1月、アメリカ共産党の分裂に伴い、進歩的労働運動として設立され、1965年春の大会で新しい名称を採用しました。

1960年代から1970年代初頭の反ベトナム戦争運動には、「民主社会のための学生同盟」の「労働者学生同盟」派を通じて関与していたという記録が残っています。

1973年、「民主社会のための学生同盟」の労働者学生同盟のセクションが維持できないことが明らかになり、学生に焦点を当てたものではなく、より長期的なビジョンを持つ新しいグループが必要になるとして設立されたのが反人種差別国際委員会 (International Committee Against Racism, InCAR) です。

組織自体は1996年に解散しているようですが、資料によると KKK やナチス、その他の白人至上主義者によって開催される人種差別的集会への抗議に積極的だった組織のようです。

この組織とのつながりは全くわかりませんが、何かしらの意図を感じてしまうのは気の所為なのでしょうか?

謎は深まるばかりです。

今回のまとめ。

今回は謎のタブレットメーカー”Incar”に触れてみました。

ただでさえ、グレートファイアウォールによって中国本土の包括的な情報統制が行われていると言われるなかで、中国国内の正確な情報を得るのは非常に困難です。

実際に別件も含めいろいろと調査していく中で、通信が切断されたり、また incar という名前のせいで、結局のところ目的の情報にたどり着くことができませんでした。

また調べていくうちに、この名前に何かしらの意図を感じてしまいました。

現時点でわかっていることは incar というメーカーが OEM や ODM によって、複数のブランドから Android タブレットを販売しているという事実だけです。

それ以外について、所在地も規模も一切謎です。

調べてみれば、調べて見るほど謎が深まってしまいました。

この記事をご覧になっている方の中で、もしも incar について、なにか情報をお持ちであれば、ぜひぜひコメントをお願いいたします!

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