以前ヤフオクで落札していた Lenovo ThinkCentre M72e Tiny を、現役復活させるためスペックアップしました。

Lenovo ThinkCentre M72e Tiny とは?

まず今回用意した ThinkCentre M72e Tiny について紹介します。

ご存じの方も多いかと思いますが Lenovo のビジネス向け小型デスクトップ PC です。

ボクが持っていたマシンは最小構成のもので、プロセッサは Celeron G470 2.00GHz, RAM 4GB のモデルでした。

RecalboxBatocera.linux を走らせるために使っていたものなので、初期構成のまま使っていました。

ThinkCentre M72e Tiny の初期構成は以下の通り。

  • CPU: Celeron G470
  • RAM: DDR3-1600 (PC3-12800) 4GB
  • HDD: 500GB
  • ODD: Non

ThinkCentre M72e Tiny 3856HYJ 製品仕様書

ですが、ヤフオクでなんとなく入札した Core i5-3470T が落札できたので、ちゃんとデスクトップ PC として使うようにカスタマイズすることにしました。

やったのは CPU 交換と、 RAM 増設、 SSD 化です。

仕様のチェックとパーツの準備。

仕様書によるとチップセットが Intel H61 Express チップセットなので少し制限が多いです。

そして対応するプロセッサは Sandy Bridge 世代とのこと。

しかし上位モデルでは Ivy Bridge 世代である Core i5-3470T が搭載されていることから、ヤフオクで見つけて入札していました。

電源の都合上 (TDP: 35W) Core i5-3470T が上限になるようです。

で、RAM が DDR3 で、最大 16GB まで搭載できるようなので、TIMETEC の DDR3L 8GB を2枚準備しました。

ストレージは、SATA の仕様が残念ながら 6Gbps をサポートしていないため何でも良かったのですが、まだ開封していなかったシリコンパワーの A55 256GB が残っていたので、それを使うことにしました。

ThinkCentre M72e Tiny のカスタマイズ。

ThinkCentre M72e Tiny のカスタマイズについては動画を見てもらったほうが早いと思うので…。

まとめ。

ということで今回は Lenovo ThinkCenter M72e Tiny のプロセッサ交換、 RAM 増設と SSD 化を行いました。

メジャーブランドのビジネス向けマシンは、内部へのアクセスが楽なものが多いのですが、コンパクトなこのマシンも内部へのアクセスが非常に楽でした。

コンパクト設計なので、もう少し難易度が高いかと思っていましたが、思っていた以上にシンプルな構造だったのでデスクトップとノートのいいとこ取りみたいな構成なため、初見でも迷わず作業できました。

少し前のマシンにはなりましたが、コレくらいのスペックであれば重たくなってきている Web サービスも快適に使うことができるうえ、あまりゴリゴリなのは無理ですが、簡単な動画編集程度であればこなすことができます。

中古市場でも価格がこなれて来たので、興味のある方は試してみてはいかがでしょうか?

使用したパーツおよびグッズ