Windows 10へのアップグレードに失敗しないためにやっておくべき下準備をまとめてみました。Windows 10へのアップグレード後にも快適にパソコンを使いつづける準備にもなるので、参考にしていただけると嬉しいです。

5 Step Windows 10カンペキインストール

Windows 10

Windows 10へアップグレードを大きく5段階のステップで準備します。手順は以下の通りです。順を追って解説します。

Step 1. システムの更新

システムやセキュリティの不具合を修正する更新プログラムをインストールしておきましょう。不具合を修正することでより安全に使うことができます。

更新プログラムをインストールする「Windows Update」はシステムエラーやセキュリティホールを修正する重要な役割を担っています。特に「重要な更新」は、すべてのパソコンに必須のアップデートになるので必ず適用しておきましょう。

Step 2. バックアップの作成

Windows 10へのアップグレード中にエラーが発生してしまうと、最悪の場合にはシステムドライブ上のすべてのデータが消失してしまいます。万が一のエラーに備え、ドライブ上の別のパーティションや外付けドライブなどにシステムドライブのバックアップを作成しておくことをお勧めします。

Windows 7 / 8 / 8.1のどれでもシステムドライブのイメージを作成する機能があるので、この機能を使えば復元も簡単に行えます。

Step 3. フォルダの保存先を変更

「ユーザー」フォルダを標準のままの「C:」ドライブに保存しておくと、OSに不具合などトラブルが起きた場合に巻き添えをくらい、データを消失してしまうことがあります。普段からシステムとデータを別なドライブにしておくことをお勧めしますが、特にアップグレード前には別パーティションへ移動しておきましょう。データを守るための定番作業です。

Step 4. ハードディスクのデフラグ

デフラグを行って、データの整理整頓をします。ハードディスクは読み書き作業を繰り返すうちにデータが断片化してしまいます。データの断片化がひどくなるとドライブの読み込みや書き込み速度が遅くなってしまいます。デフラグを行うことでデータが整理され読み書きの速度が回復します。定期的にデフラグを行っている場合にでも、特にアップグレード前にはデフラグを行っておくことをお勧めします。

Step 5. Windows 10のインストール

いよいよWindows 10をインストールします。インストール専用メディアを作成しておくとアップグレードでもクリーンインストールでも使うことができ、やり直しする際にも使えるので非常に便利です。

Windows 7 / 8 / 8.1ではタスクバーのアップグレード通知からWindows 10をインストールすることができますが、インストールメディアは作成することができません。

Microsoftのサイトから「MediaCreationTool」をダウンロードすることで、インストールメディアを作成することができます。インストールのやり直しも楽になるので是非インストール用のメディアを作成しておきましょう。

 

OSのインストールはただでさえ時間のかかる作業です。トラブルで余計に時間をかけてしまう前に、一手間かけて意外と多いインストール中のトラブルを未然に回避しましょう。

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