ドイツ産 Arch 系ディストロ SwagArch の日本語入力環境を整える。

ドイツ産 Arch 系ディストロ SwagArch の日本語入力環境を整えるLinux
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今回は、前回インストールしたドイツで開発されている Arch 系ディストリビューション SwagArch だけれども、まだ日本語入力ができない。

そこで今回は、日本語入力環境を整える。

SwagArch の日本語化3ステップ

結論から言えば、 Manjaro と同じ作業で完了する。

Manjaro で日本語入力をする設定。
GUI でインストールできる Arch Linux 系ということで Linux 界隈では話題殺到の Manjaro Linux 。僕がLinux関連でよく参考にするサイトDistroWatch.comでも、最近12ヶ月の間(2018年8月現

やることは3ステップ。

  • インプットメソッドのインストール
  • .xprofile の作成
  • .bashrc の編集

一連の作業を、順を追って解説する。

 

インプットメソッドのインストール

個人的に Fcitx + Mozc の組み合わせが好きなので、関連するパッケージをインストールする。

Pacman を使い以下のパッケージをインストールする。

  • fcitx
  • fcitx設定(Fcitxを選択すると依存関係で設定される)
  • fcitx-configtool
  • fcitx-gtk2
  • fcitx-gtk3
  • fcitx-mozc
  • fcitx-qt4
  • fcitx-qt5

依存関係にあるパッケージも合わせてインストールする。

ちなみに opencc: optional engine to do chinese convert (中国語変換を行うためのオプションエンジン)についても聞かれるので、任意で選択すると良い。

またコマンドを使う場合は以下の通り

$sudo pacman -S fcitx-mozc fcitx-gtk2 fcitx-gtk3 fcitx-qt4 fcitx-qt5

このブログでは GUI 操作をメインで紹介しているけれども、実はコマンドでインストールするほうが楽かもしれない。

 

.xprofile の作成

ここからは隠しファイルを表示して操作する。

まず Xwindow システムで必要になる .xprofile を用意する。

ファイル名を「.xprofile」とし、以下の内容を入力・保存する。

export LANG="ja_JP.UTF-8"

export XMODIFIERS="@im=fcitx"

export XMODIFIER="@im=fcitx"

export GTK_IM_MODULE=fcitx

export QT_IM_MODULE=fcitx

export DefaultIMModule=fcitx

 

.bashrc の編集

こちらはすでに存在するファイルのため、いろいろと記述されているけれども、その最後に以下の内容を追記する。

export GTK_IM_MODULE=fcitx

export XMODIFIERS=@im=fcitx

export QT_IM_MODULE=fcitx

 

再起動

以上の作業が終わり、再起動させると日本語入力ができるようになる。

 

個人的な意見ですが、

Manjaro の日本語入力環境を整えたことがあるのであれば、難しいことはない。

しかしいちばん最初触れる Linux としては、ハードルが高いかもしれない。

個人的には2番目、3番目に使ってみるのがベターかも。

また今回は日本語入力環境としてFcitx + Mozc の組み合わせにしたが、インプットメソッドは他に、

  • iBus
  • IIIMF
  • SCIM
  • uim

がリポジトリには用意されている。

Arch には思いのほかインプットメソッドの種類があるので、好きなものを選ぶと良い。

また日本語入力システムも、

  • Anthy
  • SKK

があるので、より自分好みの使い方ができると思う。

しかしながら環境が整うほど、 Manjaro か SwagArch か悩ましくなる。

以前紹介した ArcoLinux や Archman よりも、SwagArch の方が Manjaro に使い勝手が似ているように感じる。

というか、僕の使っている環境が SwagArch に似ていたのかな?

軽量で安定性の高い Linux を探している方には、オススメのディストロなのは間違いない。

コメント

  1. もとちきん より:

    こんにちは、ホームページの方は初めてコメントします
    中古でパソコンを購入しcpu交換した後に入れる軽量ディストリを探しているので参考になりました。
    が、lubuntu、antix,Manjyaro、そして今回のSwagArchと逆に悩んでしまっています笑
    この悩みもまた楽しいところですね

    • もとちきんさん
      こちらでもコメントありがとうございます!
      軽量LinuxだとRAM容量さえなんとかなれば
      かなり快適に使えますからね!
      僕のイチオシはやっぱりManjaroですねー。
      Arch Linuxのイメージがかなり変わったきっかけのディストロです。
      ManjaroにVirtualBoxを入れて
      いろいろなLinuxを試してみたりもしてますよ。
      それとDebian系ならantiXですね。
      RAMに余裕があるならMXもオススメです。
      MXは18になってから安定したというかなんというか
      ずいぶんよくなった感じを受けます。
      …という感じで、アレもコレも使いたくなるので
      ウチにパソコンが増えて仕方ない…(苦笑

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