インストールが終わると日本語表示されるようになるけれども、このままだとまだ日本語入力ができない。
KaOS の日本語入力設定をする。
それでは、日本語入力できるように設定しよう。
KDE システム設定
まず、メニュー一覧から「設定」>「KDEシステム設定」で設定画面に入る。
KDE システム設定では「地域の設定」をクリックして進める。
地域の設定
地域の設定では「 Language 」の項目で、プラズマ翻訳を設定する。
ウィンドウ右下にある「 Add language… 」をクリックし翻訳したい言語(ここでは日本語)を追加する。
一覧の中程に「日本語」がある。
追加すると「日本語(Default)」と表示される。
ウィンドウ右下にある「適用」をクリックすると、以下のように
” Your Changes will take effect the next time you log in. (変更は次回ログインしたときに有効になります。)”と表示される。
Octopi で入力メソッドを追加する。
パッケージ管理 Pacman のグラフィカル・ユーザー・インターフェイスのフロントエンドである” Octoi “で入力メソッドを追加する。
今回は” fcitx “+” mozc “の組み合わせで設定するので、検索窓に” fcitx “と入力し、パッケージ検索する。
表示されたパッケージをインストールする。
(fcitx-anthyもあるけれど、今回はパス)
インストールするパッケージは以下の通り。
- fcitx
- fcitx-gtk2
- fcitx-gtk3
- fcitx-mozc
- fcit-qt5
- kcm-fcitx
僕は今回、以上のパッケージをインストールしたけれども、KDE では Qt が使われているので、追加は
- fcitx
- fcitx-mozc
- fcit-qt5
- kcm-fcitx
でよかったのでは?と思った。
後日GTKなしでテストしてみた。
やっぱりなくてもちゃんと動作してくれたので、追加のパッケージは上記の4つで良い。
必要なパッケージにチェックを入れたら「コミット」または「Ctrl+M」で、反映させる。
「コミット」をクリックすると、依存関係にあるパッケージも選択されるので、合わせてインストールする。
root 権限での認証が必要になる。
「ターミナルで実行」をしたので、以下のようにターミナルが出現した。
パッケージインストールについて確認があるので、「Y」を入力し、インストールを続ける。
ちなみに、あのゲームのパックマンをイメージした、進捗を表すメーター(?)が、ちょっと可愛い。
パッケージインストールの途中で、
To enable fcitx configuration GUI install kcm-fcitx.
adding the folowing lines to a startup script file like .xprofile
will make citx work along with gtk/qt input method modules and support xim programs
export QT_IM_MODULE=fcitx
export XMODIFIERS=”@im=fcitx”
(fcitx設定GUIを有効にするには、kcm-fcitxをインストールしてください。 次の行を.xprofileのような起動スクリプトファイルに追加します。 citxをgtk / qtインプットメソッドモジュールと連携させ、ximプログラムをサポートするようにします。)
と青文字で表示される。
とりあえず、インストールするパッケージは合っていたようだ。
.xprofile の作成。
表示されたメッセージの通り” .xprofile “が必要になるので、ホームフォルダにファイルを作成する。
ファイル名の入力ウィンドウが開くので、ファイル名を” .xprofile “として「OK」をクリックする。
tテキストエディタなら何でもよいが、右クリックのメニュー一覧からだと” Kate “がよい。
ファイルの内容は、先ほどのメッセージにあった通り、
export QT_IM_MODULE=fcitx export XMODIFIERS="@im=fcitx"
再起動して設定を反映させる。
再起動させると、日本語入力まであと少し。
さい最後に入力メソッドの設定を行う。
入力メソッドの設定。
キーボードのアイコンの上で右クリックすると、入力メソッドについてのメニュー一覧が表示されるので「設定」を選択する。
入力メソッドの設定では「現在の入力メソッド」欄にある「Mozc」を、ウィンドウ右側にある矢印で最上位に移動させる。
これで、日本語入力ができるようになった。
個人的な意見ですが、
独自系のディストロなので、日本語入力環境の設定にはちょっと自信がなかった。
しかし Fcitx をインストールした時に、ヒントが出てくれたのはありがたい。
このヒントがなかったら、” .xprofile “も作らず、ずっと日本語入力できないままだったかもしれない。
Arch 系の Manjaro でも” .xprofile “を作成したので、ここでもやっぱり「Arch 系かな?」という思いにかられてします。
また入力メソッドをインストールした際に、
- fcitx-gtk2
- fcitx-gtk3
この2つもインストールしたが、KDE は Qt で作られているので、この2つはインストールしなくてもよかったかも知れない。
あとで検証してみよう。
KaOS では、入力メソッドを使う際に
- kcm-fcitx
が必須になるようなので、こちらは確実にインストールしておこう。
ちょっと手間はかかったものの、KaOS でも 僕の好きな Fcitx + mozc の組み合わせの日本語入力環境ができた。
KDE のデスクトップ OS を探しているのであれば、選択肢のひとつに挙げても問題ないディストロだと感じた。
興味のあるあなたは、ぜひお試しあれ!
▼ KaOS をチェック▼
Website >> https://kaosx.us