最新の Manjaro Linux を最新の macOS 風にカスタマイズしてみた。

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最新の Manjaro Linux を最新の macOS 風にカスタマイズしてみた。
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macOS はとても魅力的です。

macOS を使いたいのであれば Mac を買うのが間違いないです。

ですが、それが叶わない人も少なくはないでしょう。

高度なユーザーエクスペリエンスを追い求める Apple の製品は、決して安価とはいえません。

今回は気分だけでも macOS を味わいたい人向けの記事です記事です。

もともとは新しい Manjaro のスナップショットについて紹介しようと思っていましたが、最近 Twitter でツイートしていたとおり、ニセ macOS というか macOS もどきへのカスタマイズにハマっていました。

ちょうど Manjaro もデフォルトのデスクトップが、軽量デスクトップとして人気の高い Xfce デスクトップだったので、この Manjaro を macOS BigSur のようにカスタマイズする方法を説明します。

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初期設定。

まずはこれだけでも macOS っぽい雰囲気になる設定をします。

パネルの設定。

デフォルトの Xfce デスクトップでは画面上部にパネルが設定されていますが、Manjaro をはじめとして、ディストリビューションによっては画面下部にパネルが設定されているものがあります。

まずはパネルを画面上部に設定しましょう。

パネルの設定の詳細については、また後で詳しく説明します。

ウィンドウマネージャの設定。

ウィンドウのボタンレイアウトを macOS っぽく左側に配列するために、ウィンドウマネージャの設定を変更します。

ボタンの変更項目のところでドラッグ・アンド・ドロップで編集します。

これだけで、少し macOS っぽい雰囲気になりました。

Plank をインストールする。

macOS の特徴でもあるドックランチャーを再現するために Plank ドックランチャーをインストールします。

ちなみに、コマンドでインストールする場合には

$ sudo pacman -S plank

です。

パネルを追加する方法もありますが、アニメーションもありませんし、何より使い勝手が違います。

なのでシンプルで軽快に動作する Plank をインストールしました。

Plank がインストールできたらさっそく起動してみます。

すると画面上に得体のしれないラインが出現。

これは「ウィンドウマネージャー(詳細)」の設定を変えることで消すことが出来ます。

「コンポジット処理」タブにある「ドックウィンドウに影を落とす」のチェックを外すと消えます。

見た目的にはこっちのほうが良いですね。

Plank の設定は、アプリケーションが起動しないところで右クリックでもいけますが、けっこう難しかったりします。

コマンドを叩いて設定画面を開いたほうが場合によっては速いと思います。

$ plank --preferences

ここはお好みで設定してみてください。

Plank の自動開始設定。

続けて Plank の自動開始設定をします。

Plank はそのままだと再起動や再ログインの際に毎回起動させなければいけません。

Plank が自動的に起動してくれる設定をしましょう。

「セッションと起動」⇒「自動開始アプリケーション」「+追加」

  • 名前: Plank
  • 説明: Plank
  • コマンド: plank
  • トリガー: on login

Plank をインストールするとだいぶ macOS っぽくなりますね。

今回は Plank を紹介しましたが、ドックランチャーは他にも Cairo-dock や Latte-doc 、manjaor だと deepin-dock などもあるので、好きなもの選ぶと良いでしょう。

もっと macOS っぽくする。

もっと macOS っぽくするためにグローバルメニューをインストールしてみましょう。

Vala Panel Appmenu をインストールします。

ValaPanel Project / vala-panel-appmenu
Global Menu for Vala Panel (and xfce4-panel and mate-panel)

Manjaro では以下のパッケージをインストールしました。

  • vala-panel-appmenu-commond
  • vala-panel-appmenu-registrar
  • vala-panel-appmenu-xfce
  • appmenu-gtk-module

ディストリビューションによって必要なパッケージが若干異なる様です。

インストールされているパッケージの差なんでしょうね。

Debian/Ubuntu ベースや open SUSE では

  • appmenu-registrar
  • xfce4-appmenu-plugin

も追加しました。

ちなみに openSUSE は rpm 形式のパッケージが使われているので、Fedora でもいけるかと思ったのですが、公式リポジトリには同様のパッケージが見当たらず、なんだかうまくいきませんでした。

openSUSE のパッケージを流用したらできるのかな?

気が向いたらやってみます。

必要なパッケージをインストールした後は、グローバルメニューを反映させるためにコマンド操作をしなければいけません。

プロジェクトの説明欄に必要なコマンドが紹介されています。

以下のコマンドを実行しましょう。

$ xfconf-query -c xsettings -p /Gtk/ShellShowsMenubar -n -t bool -s true
$ xfconf-query -c xsettings -p /Gtk/ShellShowsAppmenu -n -t bool -s true

Manjaro でコマンドを実行した際にエラーが出ることがあります。

バージョンのせいかもしれませんが、エラーが出る場合は以下のパッケージをインストールしてください。

sudo pacman -S xfce4-whiskermenu-plugin

パネルの再設定。

グローバルメニューもインストールしたので、パネルをより macOS っぽく設定していきます。

パネル上部で右クリックし、

「パネル」⇒「パネルの設定」⇒「アイテムタブ」でパネルに表示するアイテムを編集します。

今回は主に AppMenu の追加が目的なのであまり手をかけませんが、よりこだわったアイテム選びでパネル内容を macOS に近づけるのも良いでしょう。

肝心の AppMenu Plugin の追加は「+」ボタンをクリックして表示された一覧の中からクリックしてアクティブ状態にし、ウィンド下部にある「+追加」ボタンをクリックすると追加されます。

アイテムの追加ウィンドウは閉じるボタンをクリックしない限り表示されているので、うっかり追加ボタンを連打しようものなら、同じアイテムがたくさん追加されてしまいますので気をつけましょう。

追加したアイテムはいちばん下に表示されているので「↑」「↓」で任意の場所に移動させます。

あとは使わないアイテムの削除や、必要なアイテムの追加をしておきましょう。

作業が一通り終わったら再ログイン、または再起動して設定をしっかり反映させましょう。

動作確認してみる。

ここでグローバルメニューの動作確認をしてみます。

Manjaro にプリインストールされている LibreOffice と GIMP で、グローバルメニューが反映されているか見てみます。

LibreOffice についてはほとんどのディストリビューションで問題なくグローバルメニューが反映されていました。

GIMP も多くのディストリビューションでは大丈夫でしたが、一部グローバルメニューが反映されないディストリビューションがありました。

ちょっと微妙です。

またいくつか試しにパッケージを追加してみたのですが、Manjaro の場合は公式リポジトリにあるパッケージは概ねグローバルメニューに反映されていました。

同じソフトウェアでも Flatpak のものや AUR のパッケージは逆にダメなもばかりでした。

これってパッケージを選ぶポイントになるかもしれませんね。

やっぱり、グローバルメニューが使えるようになると一段と macOS っぽくなった気がします。

さらに macOS っぽくする。

さらに macOS っぽくするためにデスクトップの設定やテーマを設定していきましょう。

まずアイコンの整列方法を変更します。

「デスクトップ」⇒「アイコン」タブにある「アイコンの切り替え」を「右上から垂直」に変更します。

これでアイコンの並び方は macOS といっしょです。

次に必要な壁紙やテーマなどをダウンロードします。

URL は以下の通り。

壁紙:

mcOS BS Layout for Latte Dock
Latte Dock, amazing piece of software very customizable.With the possibility of creating both, a top panel and dock, with everything you need to...

テーマ:

WhiteSur Gtk Theme
MacOS Big Sur like theme for Gnome desktops-----------------------TIPS:Nvidia users are recommended to use the solid version-----------------------Kde theme:...

アイコン:

WhiteSur icon theme
WhiteSur icon theme for linux desktops----------------------------Based on: OSX_ONE:

カーソル

McMojave cursors
This is an x-cursor theme inspired by macOS based on capitaine-cursors

Alt:

WhiteSur cursors
WhiteSur cursors

壁紙はファイルサイズが大きめなので、ダウンロードに時間がかかります。

その間に他のをダウンロードしましょう。

テーマはいっぱい並んでますが、今回は最新の macOS Big Sur 風のコチラの2つをダウンロードしました。

  • WhiteSur-dark.tar.xz
  • WhiteSur-light.tar.xz

ダウンロードの際に「プログラムで開く」を選択し、書庫マネージャーを使って展開もいっしょにやってしまいます。

設定がラクになるよう、展開先としてホームディレクトリ「 themes」「 icons」という名前のディレクトリを用意しておきました。

テーマはその名の通りthemes へ、アイコンとカーソルは icons へ、ダウンロードし展開します。

ここまでできたら、テーマを反映させるためにホームディレクトリに移動(またはコピー)します。

隠しファイルに移動(またはコピー)するので、あらかじめ表示できるようにしておきます。

ダウンロードしたテーマの中には Plank のテーマも含まれているので、まずはそちらを専用のディレクトリに移動(またはコピー)します。

Plank のテーマを格納するディレクトリは以下の通り。

  • .local/share/plank/themes

それぞれのテーマの中に Plank という名前のディレクトリがあるので、それが Plank 用のテーマになります。

どちらも同じ名前なので、わかりやすいようにディレクトリ名をそれぞれのテーマ名にリネームしておきましょう。

他のテーマとアイコンのディレクトリは、そのままリネームします。

あたまに「.」を付けるだけOK。

  • .themes (テーマはコチラにコピー)
  • .icons (アイコンとカーソルはコチラにコピー)

それではテーマを反映させましょう。

まずは外観。

スタイルの一覧の中から先程インストールしたテーマを選びます。

今回は WhiteSur-dark を選択します。

次にアイコン。

こちらも一覧の中から WhiteSur-dark を選びます。

フォント類は今回省きます。

ウィンドウマネージャのスタイルの変更を忘れていました。

テーマの一覧から WhiteSure-dark を選びます。

最後にカーソル。

カーソルのテーマ変更はマウスとタッチパッドで行います。

テーマタブに移動して、先程インストールした McMojave Cursors を選択します。

ココまででずいぶん macOS に近づいたと思います。

あとはダウンロードに時間がかかっていた壁紙を設定すれば、今回の設定は終わりです。

壁紙は任意の画像を右クリックし「壁紙に設定」を選択すれば反映されます。

もう知らない人が見たら macOS だと思い込むレベルにはなったかと思います。

さらにダメ押し。

さらにダメ押しで、macOSっぽいファイルマネージャーとログイン&ロックスクリーンを設定してみましょう。

Manjaro の場合にはファイルマネージャーもより macOS っぽいものに変更しておきましょう。

それっぽく見えるのは「Nautilus」です。

コマンドでインストールする場合には。

sudo pacman -S nautilus

です。

さらにグリーターを追加してみましょう。

ログインとロックスクリーンの構成

lightdm-webkit2-greeter のインストールAUR にある lightdm-webkit2-theme-glorious をビルドします。

コマンドでインストールする場合は以下の通り。

sudo pacman -S lightdm-webkit2-greeter
pamac build lightdm-webkit2-theme-glorious

パッケージをインストールしたら、次に設定ファイルを編集します。

管理権限でファイルシステムにアクセスし「/etc/lightdm/lightdm.conf」を編集します。

このファイルの変更する箇所は…

greeter-session=lightdm-gtk-greeter ⇒ greeter-session=lightdm-webkit2-greeter

sudo nano /etc/lightdm/lightdm.conf

もう一つのファイルも編集しておきます。

/etc/lightdm/lightdm-webkit2-greeter.conf

このファイルの webkit-theme の antelgos を glorious に変更します。

webkit-theme = antelgos ⇒ webkit-theme = glorious

sudo nano /etc/lightdm/lightdm-webkit2-greeter.conf

個人的にはあんまりグリーターをみることがありませんが、これによってさらに macOS に近づける事ができました。

まとめ。

今回は Manjaro Linux を macOS っぽくしてみました。

作業したのは

  • パネルの設定。
  • ウィンドウマネージャーの設定。
  • Plank のインストールと自動起動設定。
  • グローバルメニューのインストールと設定。
  • パネルの再設定。
  • テーマのインストールと設定。
  • ファイルマネージャーの変更。
  • グリーターのインストールと設定。

です。

他のディストリビューションでも似たように設定できるので、興味のある方は試してみてください。

ちなみに、今回わりとうまく設定できたのは

  • Xubuntu
  • Linux Mint Xfce edition
  • Zorin OS

グローバルメニューが一部のアプリケーションにしか対応しなかったのは

  • MX Linux
  • SparkyLinux
  • openSUSE Xfce

いろいろダメダメだったのは

  • Fedora Xfce

でした。

もっと細かく必要なパッケージやら依存関係をチェックすれば、上手くいくこともあるかと思いますが、ちょっとそこまでやる気力はありませんでした。

とにかく Xfce デスクトップのディストリビューションの多くは macOS 風にカスタマイズできるはずです。

macOS の雰囲気を味わいたい方は、ぜひお試しあれ!

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