定番 Linux ディストリビューション Ubuntu の公式フレーバー Xubuntu が、LTS(長期サポート版) 18.04.2 を2019年2月15日にリリースした。

Xubuntu とは?

Xubuntu 18.04.2 がリリースされたので、

Xubuntu はデスクトップ環境に、軽量で安定したデスクトップ環境 Xfce が使われている。

デスクトップ、ラップトップ、ネットブックを最大限に活用したい人に最適。

モダンな外観と、毎日の効率的な使用に十分な機能が備わっている。

今回の変更点は?

今回も Ubuntu を筆頭に、以下の Ubuntu ファミリー全てが同時にリリースされた。

  • Kubuntu
  • Lubuntu
  • Ubuntu Budgie
  • Ubuntu MATE
  • Ubuntu Kylin
  • Xubuntu

主に 18.04.1 から見つかったバグの修正と、新しいハードウェアで使用するためのハードウェア有効化スタックが含まれている。

また、それどれのエディションのデスクトップ環境のバグ修正も行われている。

変更概要→ https://wiki.ubuntu.com/BionicBeaver/ReleaseNotes/ChangeSummary/18.04.2

Xubuntu の概要

  • ベース: Ubuntu
  • アーキテクチャ: i386, x86_64
  • デスクトップ環境: Xfce
  • パッケージ管理: APT (dpkg)

主なアプリケーション

  • ブラウザ: Firefox
  • メール: Thunderbird
  • オフィス: LibreOffice
  • マルチメディア: Parole media player

Xubuntu をインストールするのに最小スペックは?(推奨)

プロジェクトサイトにシステム要件の記載がなかったため、同様に Ubuntu + Xfce の Ubuntu Studio を参照とした。

  • CPU: Pentium 4, Pentium M, または AMD K8 1.0 GHz (Core 2 Duo 1.6 GHz 以上)
  • RAM: 1 GB (4 GB 以上)
  • DISK: 10 GB 以上

Website → https://xubuntu.org/

個人的な意見ですが、

Xubuntu は Ubuntu 公式フレーバーの中でいちばん好きなディストロ。

個人的に Xubuntu が好きというより、Xfce が好き。

Ubuntu Studio も Ubuntu + Xfce の組み合わせ。

さらに非公式派生である Linux Lite も同じ組み合わせ。

Ubuntu 系の他にも Xfce を使っているディストロは多く、開発側から見ても好まれているのかもしれない。

Ubuntu フレーバーの選び方として、クリエイティブに使いたいのであれば Ubuntu Studio を選び、もう少し汎用的に使うのであれば Xubuntu といったところ。

いずれにしろ Xfce というデスクトップ環境は、軽量性や安定性などのバランスが非常に良く、何より扱いやすい。

RAM の消費量も Lubuntu には負けるものの、 Ubuntu MATE とは互角の勝負。

ブラウザを起動し Youtube を視聴した時に計測した数値は 1.9 GiB (およそ 2 GB) のうち 49% (およそ 931 MB) が最高値となった。

Xubuntu 18.04.2 がリリースされたので、

この結果は Ubuntu MATE よりも RAM の消費量が少ない。

にも関わらず、PowePC 版や Raspberry Pi 版がないのは残念極まりない。

個人的にはいちばん初心者向けのデスクトップ環境だと考えている。

▼インストールの参考に▼