自由の国と聞かれたら、あなたはどこを思い浮かべますか?
僕は断然フランスです。
フランス国旗が意味する「自由」「平等」「友愛」。
ほら「自由」が最初にきてるでしょ!
Voyage はそんなフランスで開発されている Linux ディストロ。
Voyager とは
2018年11月16日に、Voyager GE 18.10 が発表された。
もともと Xubuntu ベースで開発されていたディストロだったが、今回のリリースではベースが Xubunt から Ubuntuに変更された、新しいバージョン GE が発表された。
Xubuntu ベースの Voyager については以下の記事でも紹介している。
この GE 、ベースが変更されたためデスクトップ環境も Xfce から GNOME Shell へと切り替わっている。
またベースにした Ubuntu も LTS の 18.4 ではなく、9ヶ月サポートの 18.10 が使われている。
これら変更の理由は、まず GNOME Shell が柔軟性と拡張性の面でより優れていることがあげられている。
また Ubuntu 18.10 がベースとなった理由として、18.4 で使われている GNOME Shell 3.28 よりも 18.10 で使われている 3.30 の方が、リソースを使わずより優れているためとのことだ。
Xubuntu ベースの Voyager 18.04 、Debian をベースにした 9.4 に加えた、新しい方向性のバージョンとして発表されたようだ。
Voyager Live の概要
ベース: Ubuntu
アーキテクチャ: x86_64
デスクトップ環境: GNOME
パッケージ管理: dpkg
Voyager Live をインストールするのに必要なスペック
CPU: 2 GHz デュアルコア以上のプロセッサ
RAM: 2 GB 以上 ( 3 GB 以上推奨)
DISK: 25 GB 以上
基本的なマシンスペックは、以前のバージョンと同等。
主なアプリケーション
ブラウザ: Firefox
メール: Thunderbird
オフィス: LibreOffice
グラフィック: GIMP
ほか
Linux では定番のアプリがそろっている。
個人的な意見ですが、
ベースになっているディストロが何なのかは、オフィスをいじったり Web ブラウジングしている程度では全く気にならない。
ふとした時、例えばシステムの概要を確認したときとかくらいに、はじめて「あぁ、Xubuntu から Ubuntu になったんだ」くらいのもの。
わずかな違いは見られるものの、見た目や操作性はほぼ以前のものを受け継いでいる印象を受ける。
もともと Xubuntu も Ubuntu の公式派生なので、目立つ違いと言ったらデスクトップ環境くらい。
まぁ、違いのわからない初心者だから仕方ないな。
でもイメージカラーも手伝ってか、より Ubuntu 感が強くなったような気もする。
ただ残念なのは、この GE には 32 bit 版が存在しない。
もう 32 bit は見限られたようだ。
まぁ、どのプロジェクトでも時間的にも人材的にも、もちろん経済的な面でも不足しているので仕方ないことだろう。
さらに言えば Voyager 開発チームのターゲットである Mac ユーザー (僕の勝手な想像です) が使う Mac のほとんどが 64 bit だという事実も否めない。