Microsoft Windows のバイナリ互換を目指す ReactOS の最新版となる 0.4.11 が、2019年3月4日にリリースされた。
ReactOS とは?
Windows のバイナリ互換のフリー OS 。
以前、以下の記事でも紹介していたので、合わせて貼っておく。
今回の変更点は?
大きく以下の点が改良された。
- カーネルの改良
- アプリケーションの起動と停止
- USETUPの改良
- ネットワーキング
- 安定性とテスト
- サードパーティの同期
▼より詳しい情報は▼
Website >> https://www.reactos.org/project-news/reactos-0411-released
主なアプリケーション
今回のリリースには、わずかなアクセサリのみでアプリケーションがほぼインストールされていなかった。
ReactOS をインストールするのに必要なスペックは?(推奨)
- CPU: Pentium 以上
- RAM: 64 MB (256 MB 以上)
- DISK: 450 MB (5 GB 以上
- モニタ: 640 × 480 (VGA) 以上
▼より詳しい情報は▼
Website >> https://reactos.org/wiki/Installing_ReactOS
個人的な意見ですが、
安定性が高くなったと言うことらしいので、早速試してみることにした。
BootCD イメージと LiveCD イメージが配布されているが、LiveCD はあくまでもテストのみで、インストールができない。
起動画面で言語を設定した後、以下のようにライブかインストールかを選択できるウィンドウが表示されるが、 LiveCD で起動しているときにインストールを選ぶとエラーになる。
インストールをするのであれば BootCD を用意しなければいけない。
しかも LiveCD だと、日本語設定してもフォントが入っていないらしく”□”でしか表示されない。
なので今回、BootCD を VirtualBox にインストールしてテストしてみた。
インストールの詳細については次回紹介する。
その前に、インストール自体は特別問題はなかったけれども、ドライバをインストールする際に問題が発生した。
問題があったのは以下の3つ。
- Audio Device on High Definition Audoi Bus
- Ethernet controller
- System device
特に Ethernet controller が使えないとなると、アプリケーションの追加もできない。
ドライバについては以下を参考にしてみたけれども、いまいちよくわからない。
Install a driver
Website >> https://reactos.org/wiki/Install_a_driver
いろいろ調べてみて” VirtualBox Guest Additions “をインストールするといいらしいので、やってみることにした。
▼こちらのサイトさま▼を参考にさせていただきました。
http://reactos.2chv.net/wiki/?VirtualBox+Guest+Additions%A4%F2%A5%A4%A5%F3%A5%B9%A5%C8%A1%BC%A5%EB%A4%B9%A4%EB
が、ここでも問題発生。
VirtualBox Guest Additions のインストールの最中にクラッシュする。
もう心が折れそう。
他社製ドライバパックも配布されているので、今度時間があるときにでもそちらを試してみようと思う。
Snappy Driver Installer
Website >> https://sdi-tool.org/?lang=en
それか、どれか実機で試してみよう。
とりあえず今回はここまで。
次回はインストールの手順を紹介する。
早く 1.0 がリリースされないかな。
▼ReactOS をチェックする▼
Website >> https://www.reactos.org/