今回は、モバイルモニターが欲しかったところに、15.6インチ IPS 液晶 Full-HD モバイルモニターを提供してもらったので、モバイルモニターが欲しかった理由とそのモバイルモニターについてお話していきます。
結論。
結論: 出先でもデュアルモニターって快適でしかない。
なぜモバイルモニターが欲しかったかというと「作業効率アップ」の一言につきます。
Lepow 15.6インチ IPS 液晶 Full-HD モバイルモニター
今回紹介するのは Amazon’s Choice にもなっている Lepow 15.6インチ IPS 液晶 Full-HD モバイルモニターです。
この Lepow というメーカー、モバイルモニターとしては割と知名度が高いメーカーのようで、インターネットを見てみるとけっこうレビューを見ることができます。
なので、あんまり他と被らないよう努めてレビューしてみます。
梱包はとてもしっかりしており、高級感すら感じます。
モバイルモニターを紹介する前に、まずは少し語らせてください。
普段、ブログの執筆や画像編集、動画編集の際には、モニターを2台以上使っています。
一方のモニターで資料を開き、一方のモニターで作業する、みたいな感じです。
複数のモニターに慣れてしまうと、もう画面一つなんて狭くて狭くて仕方ありません。
いちいち画面を切り替える手間が、煩わしいったらありゃしません。
ストレスです。
そうなると自動的に「出先でも画面を増やしたいなぁ」と思うわけです。
テレビにつないだりしていた時期もありますが、違うんですよ使い勝手が。
使い勝手の良いデュアルモニター環境をもっと手軽に、となるとモバイルモニターの出番になるわけです。
でも、一言でモバイルモニターといっても、Amazon なんかを見てみるとわかるとおり
とてもたくさん売られています。
その中から、自分の用途にあったものを選ぶポイントといったら
- モニターのサイズ
- 画面解像度
- 重さとバッテリーの有無
- 接続方法の種類
ではないでしょうか。
ちょっとココらへんも語りたいと思います。
モニタのサイズ。
サイズはいちばん好みが分かれるところだと思います。
現在のモバイルモニターの主流は13.3インチと15.6インチ。
コダシマの場合、当初ディスプレイサイズは13インチ程度を考えていました。
本来であれば、13インチくらいのノートPCが好きです。
だいたい A4 サイズくらいに収まるので、ノートとか本なんかと一緒にしておくとちょうどよい感じです。
コダシマは13インチくらいのサイズは、「大きすぎず」「小さすぎず」というイメージがあります。
持ち運ぶなら断然13.3インチです。
ですが最近、13インチくらいので Full-HD (1920×1080) 表示すると小さいんです。
これってけっこう致命的で、以前は大丈夫だと思っていましたが、最近はとても疲労を感じてしまいます。
家で使うデスクトップマシンは、小さくても21インチ以上のモニターを使っているためか
13インチ程度は余計に小さく感じるようになりました。
小さい文字を読み続けているのって、すごく疲れるんです。
最近ではモバイルモニターも携帯性よりも視認性を重視して15インチ以上のものに魅力を感じるようになりました。
解像度は 4K とかも売られていますが、Full-HD でも充分です。
4K も広くてきれいかもしれませんが、コダシマ的には Full-HD でも全く問題ありません。
てかコスパが良いですしね。
また、モバイルモニターではタッチ機能がついているものも見かけます。
便利そうですが、正直なくても困らないですし、タッチ機能が必要ならばタブレットでいいと思います。
個人的には必要性を感じません。
タッチ機能があると高くなるしね。
ということで、コダシマは15.6インチのタッチ機能なしのがいいです。
重さとバッテリーの有無。
で、今度は重さの話。
サイズが大きくなると、サイズに比例して重たくなります。
モバイルモニターの重さとなると、バッテリーの有無が気になるところです。
結論から言えば、モバイルモニターにバッテリーはなくてもいいと思います。
あたりまえですがバッテリーが積まれていると重たいです。
バッテリー搭載機であれば「電源の取れない場所でも使うことができる」というメリットはあります。
ですが今の世の中、出先でも電源が取れることが多いです。
新幹線でもスマートフォンが充電できたりします。
ファストフード店でもノートPCを使うことができたりします。
なので、バッテリーが積まれていなくても、わりと大丈夫そうな気がします。
そこまで問題はないんじゃないかな?
というのが正直な感想。
バッテリーがないぶん軽くなります。
もちろん軽いと持ち運びが楽です。
大きくて重たいとか最悪です。
せめて大きかったら軽くあるべきです。
てか、USB Type-C のおかげで、電源の供給も同時に行われるようになっている製品が多いです。
対応する機種にも依存しますが、これだと荷物も減りますね。
HDMI 接続だとどうしても電源が必要にはなってしまいますが、先程も触れたとおり
どっからか電源を取ることができる場所が増えています。
また、バッテリー搭載機だとバッテリーが劣化した場合、バッテリー交換や買い替えなどを考える必要があります。
そう考えると、バッテリーがないほうが取り回ししやすいというか使い勝手が良いんじゃないかな?と思います。
どうしてもバッテリーが必要な場合は、ちょっと本末転倒気味にはなりますが、
モバイルバッテリーを別途用意することで問題は解消されます。
バッテリーの有無に関しては個人の好みによるところが大きいですが、コダシマ的にはナシの方向です。
接続方法の種類。
んで、接続するための端子類がどうなっているかも選ぶ際のポイントになるかと思います。
Amazon とかを眺めてみると、ほとんどが Mini HDMI と USB Type-C という構成。
3.5mmのオーディオジャックがついているものもあります。
USB Type-C の登場で、かなり便利になりました。
対応機種なら、これ一本で接続が終わります。
電源も必要ありません。
それと無敵な HDMI 端子。
テレビやビデオなどは HDMI 端子のおかげで、随分と手軽になりました。
HDMI を使う場合は電源を別に取る必要がありますが、電力的にタブレット程度のものでまかなえるものがほとんどです。
モバイルモニターといえど Mini HDMI があれば、ここ10年くらいのパソコンやゲーム機なんか手軽に接続できてしまいます。
端子類は人によって好みやこだわりがあるでしょうが、USB Type-C と HDMI 端子があれば
最近のデバイスなら、接続で困ることはないでしょう。
ということで、モバイルモニターの選び方のポイントは
こんな感じではないでしょうか。
パッケージ内容:
- Lepow Type-Cモバイルモニター*1
- Mini HDMI to HDMI ケーブル*1(出力用)
- Type C-Type Cケーブル*1(出力用&給電用)
- Type C-USB Aケーブル*1(給電用)
- ACアダプター*1(給電用)
- スマートケース*1
- 保護フィルム*1(貼り付けキットも付き)
- 取扱説明書*1
ようやくレビュー。
前置きが長くなりましたが…
なんだろう、こう言っちゃなんですが「思ったよりしっかりした作り」です。
正直、手元に届くまでもう少し安っぽい作りかと思い込んでました。
本体は高級感のある金属製です。
仕様は次の通り。
商品仕様
- 色:グレー
- 本体重量: 770g
- サイズ: 15.6インチ(16:9); 44.5 x 26.5 x 9 cm
- パネルタイプ: IPS
- 解像度: 1920*1080
- NTSCカバー率: 45.37%
- コントラスト比: 1000:1
- 最大表示色: 1670万色
- リフレッシュレート: 60 Hz
- 輝度(標準値): 300 cd/m2
- 応答時間: 5ms
- 入出力端子: Mini HDMI、イヤホンジャック側のType-C(給電&映像出力フル機能)、ダイヤルボタン側のType-C(給電のみ)、3.5mmオーディオ
スタンドになる専用のカバーがついています。
マグネット式になっていて、裏表を間違えると、ちゃんと取り付けることができません。
地味ですがなかなか役に立ちます。
サイズ感
てか、この大きさでこの薄さって、液晶パネルとバックライト以外ないって感じですね。
LED の進歩で省電力化とコンパクト化が実現された良い例でしょう。
コダシマはよく知らないのですが、ノートPC 向けディスプレイ規格 (eDP) の統一化が進んだことで変換基盤の設計が簡略化されて、比較的容易にボータブル液晶を作れるようになったとのことです。
大きさは A4 サイズをもう少し幅広に感じです。
重さは、なんとか計測しました。
重さ 770g とありましたが、実際には 709g しかなく、カバーをつけても 1,120g ととても軽いです。
大きさとバランスのためか、1kg 程度でもとても軽く感じます。
対応機種。
それと、Amazon の商品説明でパソコンの対応機種についての記載がありました。
コレは説明書にも書かれていたものです。
んで、「あれ?パソコンの対応機種やたら少なくね?」と思ったのですが、これって USB Type-C 一本で繋げられる機種は USB Type-C 3.1 gen 2以上の端子付きのようです。
このモバイルモニターは 5V2A 以上の電源が取れないとだめのようなので、おそらくそのせいなのでしょう。
実際にウチには2台 Chromebook (ASUS C223N と C101P) があるのですが、どちらも一覧にはなく「全然使えないの?」と、ダメ元で USB Type-C で接続してみました。
結果は、電源こそ必要にはなりますが、ちゃんと使うことができました。
たぶん電源さえ確保できれば、汎用のデバイスドライバで動くんでしょうね。
ってか、逆に Chromebook の電源供給用の Type-C ポートに接続すると Chromebook も充電できてしまいます。
結構ありがたいかも。
スマートフォンの場合はパソコンとは異なり、ちゃんと使えるのは映像出力対応機種に限られます。
Google Pixel 3 が使えなかったのは、ちょっと意外でした。
あと、ダメ元で対応機種の一覧すらないタブレット (Teclast T30) も試してみました。
こちらはやっぱり映像出力に対応していないため無理でしたね。
でも、たしかにスマホに繋げられるのって便利かもしれませんが、
冷静になって考えてみたらパソコンやゲーム機ならともかく、スマホとかタブレットを
外部モニターにつないで使うってかなり特殊なケースじゃないかな?と思います。
正直、コダシマには使い道が思いつきません。
なので、スマホに繋げられなくても個人的には全く困らないですね。
でも、Galaxy とか一部の対象のスマホだと、簡易的にパソコンのように使えるものもあります。
コンバージェンスってやつです。
コレはやってみたいかも。
でも Galaxy シリーズって、中古でもまだ結構いい値段するので、遊ぶだけに買うのは考えちゃうね…。
んで、Windows や macOS についてばかりのレビューが多い中、あえて Linux で試すのがこのチャンネル。
HDMI 接続ですが、これならやっぱりというべきか、ちゃんと認識してくれました。
配線の都合で専用のスタンドとかも欲しくなりますが、手軽に縦長にできるのも良いですね。
使い慣れた環境を出先でも再現できるとなると、用もなく外出したくなりますね。
使用感。
Amazon やネットでのレビューを見ると「青が強い発色」というコメントをいくつか見かけました。
単体で見てみると全くわかりません。
てか、デュアルモニターにして並べてみても、コダシマにはわかりませんでした。
しかし、デザインや写真などの現場では色調に関してシビアなので、そういった場面では
もしかしたら不向きなのかもしれません。
プレゼンとかなら、むしろ抜群の機動性と視認性が重宝すると思います。
プロジェクターとかよりも全然鮮明に見ることができますからね。
しかも IPS 液晶で最大178°の視野角があるため、少しくらい斜めになっても問題ありません。
ただし、音声の出力には期待しないほうが良いです。
基本的に音は小さめで、音が出ているかをモニタリングする程度ですね。
3.5mm オーディオジャックを使えば少しはマシになるかと思います。
画面の反応速度についてはレトロゲーム (HDMI 接続でレトロゲームをするならレトロフリークが最強!) で試してみましたが、動きの速いシューティングゲームでもしっかり認識することができました。
んで、今さっき話していた音についてですが、ファミコンや PC エンジンとかならちょうどよいですね。
まとめ。
ということで、今回は Lepow 15.6インチ IPS 液晶 Full-HD モバイルモニターを紹介しました。
皆さんはレビューを見るとき、
- 良い評価から見ますか?
- 悪い方から見ますか?
コダシマは悪い方から見ます。
悪い評価を見て、万が一ハズレを引いたときに許容できるかどうかを判断します。
心の準備とでも言いましょうか。
このモバイルモニターもそんな感じで、ある意味「何が起こっても大丈夫」的な心構えで
商品が届くのを待っていました。
しかしながら、手元に届いて使ってみると、とても満足です。
「Lepow さんありがとー!」
1週間ほどガッツリ使ってみましたが、満足の一言です。
以前は Macbook Pro 13 インチと iPad Pro 12.9インチで、デュアルモニター環境を構築していた時期もありました。
その時も満足度は高かったのですが、とにかく重たかった印象のほうが強いです。
現在では日常的に、古い軽量のノートPC (Ultrabookとかね) に Linux をインストールして使っていて、コレに合わせてこのモバイルモニターを持ち歩く感じでした。
感想としては、Macbook ときよりも重さを感じません。
重さを調べてみたトコロ、当時使っていた Macbook Pro は 2,020g で今使っているノートPCは、重いもので 1,120g、軽いものだと 926g 。
iPad Pro 12.9 インチは 713g で Lepow のモバイルモニターは 770g (メーカー発表)、ケースを合わせても1,120g。
総重量 2,733g と今の重い方の組み合わせの 2,240g とだと 500g くらいの違いになります。
体感は間違っていませんでしたね。
また、Linux でも iPad とも接続できるようですが、なかなか大変そうなのでやってません。
軽くて、手軽に接続できる上、表示もきれいで音も出る。
あれこれ使わない機能がたくさんついて、無駄に高くなってしまっている製品が多くなっている中で、用途が「モニターだけ」というシンプルな製品は、逆に魅力的です。
パソコンを繋いだりゲーム機をつないだり、用途が絞られていたほうが使う頻度が高くなっているって面白いですね。
いやー
ほんとに良かったです。
「Lepow さんありがとー!」
気になる方は Amazon でぜひチェックしてみてください!
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