SolydXK は Xfce と KDE でできている。

2019年1月5日

SolydXK はネーデルランドで開発された Linux 。

ネーデルランドと言われても、正直ピンとこない人が僕も含め多いと思う。

正式な国名を「オランダ王国」といい、英語では「Kingdom of the Netherlands」という国。

僕はチューリップと風車のイメージしかなかった国だけれども、西ヨーロッパとカリブにある4つの国が対等の立場を保ち王国を構成しているという、なんとも興味深い国。

出典 https://www.ikyu.com/global/nl/

ちなみに◯原兄弟の兄の方が、この国をたいへん気に入り何度も旅行しているとか。

そんなオランダで開発された Linux ディストリビューション SolydXK を紹介したい。

SolydXK(ソリッドエックスケー)って?

SolydXK をご存じない方のために、ざっくり説明するとルーツは LMDE というディストロ。

もとは2012年に Linux Mint の Debian 版である LMDE の非公式エディションの KDE と Xfce の環境として始まった。

しかし同年11月には LMDE での KDE および Xfce エディションの開発が終了した。

SolydXK は KDE と Xfce のサポートをするために開始された。

ちなみに SolydK は KDE エディションを指し、

SolydK は高機能なKDE
SolydK は高機能なデスクトップ環境KDE。

SolydX は Xfce エディションを指す。

SolydXは軽量なXfce
SolydXは軽量なデスクトップ環境Xfce。

Web サイトなどで使われている” SolydXK ”という名称は両方の名前を合わせたものを意味する。

更新は Debian のテスト版パッケージのスナップショットに基づく「アップデートパック」による3ヶ月ごとのローリングリリースというのがこの SolydXK 。

 

ディストリビューションの概要

  • ベース: Debian (Stable)
  • アーキテクチャ: x86_64(AMD64)
  • デスクトップ環境: KDE, Xfce

 

SolydXをインストールするのに必要なスペック

システムについての記載がなかったので Debian を参考。
(カッコ内は SolydK の推奨環境)

  • CPU: 1GHz 以上のプロセッサ
  • RAM: 1GB 以上 (2GB 以上推奨)
  • ストレージ: 20GB 以上 (30GB 以上推奨)
  • グラフィック: 1024 x 768 (XGA)
  • ブロードバンドインターネット接続

 

パッケージ管理システム

  • パッケージ形式: deb
  • アップデート方式: APT
  • パッケージ管理: dpkg

 

主なアプリケーション

  • ブラウザ: Firefox
  • メール: Thunderbird
  • オフィス: LibreOffice
  • マルチメディア: VLC メディアプレイヤー

ウェブサイト→ https://solydxk.com

 

個人的な意見ですが、

ローリングリリースということでおよそ3か月ごとにアップデートは行われるけれども、イメージファイルのリリース(スナップショットとか)は多くない。

多くても1年に2度ほど。

なのでいつもスルーしてしまうディストロなのだけれども、最近は個人的に Debian 系のディストロと Xfce のデスクトップ環境にはまっていたので、今回使ってみることにした。

普段はあまりやらないけれども、今回はあえて比較のために Xfce 版の SolydX と KDE 版の SolydK の両方を試してみた。

インストールについては別の記事で詳しく紹介するけれども、結論から言うとインストールは手順も項目も LMDE と同じ。

というか、全体的に LMDE と似ている。

LMDE (Linux Mint Debian Edition)

 

それよりもありがたいのは、日本語環境について。

LMDE もそうだけれども、インストール時に日本語を選択すると、インストール直後から日本語入力までできる。

これは日本人として非常にありがたい。

プリインストールされているアプリはブラウザとメールクライアント、オフィススイートくらいのシンプルな構成になっている。

でもインストール直後に起動される” Welcome (システムの項目にならんでいる)” で、カテゴリー別に必要なアプリがインストールできるようになっているので、なんの心配もない。

SolydXKはXfceとKDEでできている。

また Debian 系なので、もちろん Synaptic もある。

困ったときには Synaptic を使えばなんの問題ない。

ディストロ自体は X と K の違いはデスクトップ環境くらいで、基本的な使い方はほぼ一緒。

というか、やっぱり LMDE とも似ている。

ただしデスクトップ環境の違いは大きく、X と K では求められるスペックが異なる。

プロジェクトサイトに具体的なシステム要件記載がなかったため、Debian などのシステム要件を参考に VirtualBox で試した。

実際にインストールする場合と異なる結果になることもあるだろうけれども、Xfce であれば RAM 1GB 程度、ストレージ 20GB 程度でも、わりとサクサク動いてくれる。

一方 KDE は、やはりより高いスペックが必要となり RAM 2GB 以上、ストレージ 30GB 程度が必要と思われる。

(CPU についても記載がなかったため、 Linux でよく見られる 2008年以降に製造されたマシンで問題ないと思われる)

やっぱりルーツだけあって LMDE とはよく似ている。

でもデスクトップ環境以外にも雰囲気が異なる。

例えば、ご存知の方も多いと思うが、 LMDE (というか Linux Mint ) はすぐに使えるグラフィックやマルチメディアなどのアプリがたくさんインストールされている。

あらかじめインストールされているのと、そうでないのの違いは大きいと思う。

たくさんアプリが入っているのもありがたいけれども、個人的には使わないアプリが入っていると、なんだかもったいない気持ちになるので、空の状態から追加していくほうが好きかな。

万能選手の LMDE に比べ、若干の独自性を感じられる SolydXK 。

袂を分かったそれぞれのディストロは、ユーザーの好みやマシンスペックに対応しうるサードパーティ的存在になったのかな?

軽くてサクサク動いてくれるディストロが好きな僕は SolydX がおすすめ。

ちょっとマイナーなディストロをお探しの方、ぜひお試しあれ。

ウェブサイト→ https://solydxk.com