ここ数ヶ月、資格取得を目的として職業訓練校に通っておりますコダシマです。30年ぶりに学生気分を味わっておりますが、主に Illustrator と Photoshop を本格的に学び直しています。ちなみに、そこでは Mac を使っています。

【実機レビュー】高コスパ Ryzen 7 5700U 搭載 miniPC TRIGKEY S5 の気になる点を徹底調査!

一緒に学んでいる生徒の中には、自宅に Mac はおろかコンピュータすらお持ちでない方もおられ、そんなとき案件で知った情報をもとに Amazon をはじめとした各種 EC サイトや、中古情報、さらにはお家の PC の拡張などなどをお伝えすると「初めて知った」「世の中にはこんなのもあるんだ」「やっぱり詳しい人がいると違うな」などたくさんのお言葉をいただいております。中には、私の情報をもとに新規で PC を購入された方もおられ「お役に立てて幸いです」と思う日々を過ごしております。

そんな折、またしても「やばいやばい!お値段バグってる!」というミニ PC のお話です。

Trigkey S5 AMD Ryzen 7 5700U 搭載 ミニ PC の紹介です。

Ryzen 7000 シリーズが登場している今となっては、型落ち感は否めませんが、何事もイメージだけで決めつけてはいけません。Ryzen 5000 シリーズも充分ゲームをプレイできるくらいのスペックを持っています。

しかも Amazon で価格を見たら、めっちゃ安い!!!コダシマの見立てだと、このマシンで十分な人は多いはずです。もちろん Illustrator や Photoshop だって当然使えます。それなりのスペックを持ったコンピュータは欲しいけれど、あんまりお金かけられないし…、ちょっとパワーのあるサブ PC が安く欲しい、なんて方には最適ではないでしょうか?

そんなミニ PC を早速見てみましょう。

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TRIGKEY S5

【実機レビュー】高コスパ Ryzen 7 5700U 搭載 miniPC TRIGKEY S5 の気になる点を徹底調査!

実はブランド名の読み方がわからなくて、担当の方に伺いました。「トリッキー」と発音するのが正解だそうです。

で、その TRIGKEY の S5 を今回ご紹介いたします。

ちなみに Trigkey は、2021 年に設立された、中国の深セン市に拠点を置く深セン AZW テクノロジーのブランドのひとつで、主に米国を中心とした国際市場への展開を拡大しています。Trigkey は、オフィススペースを節約する「ミニデスクトップ」にて、特にオフィスシーンを改善することに専念しています。同じく AZW テクノロジーのブランド Beelink のサブブランドだと思われますが、違ったらごめんなさい。個人的にはちょくちょく見かけるブランドです。

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https://trigkey.com/

扱っているミニ PC は N100 プロセッサを搭載したエントリーモデルを展開する Green シリーズと、モバイル向け AMD Ryzen プロセッサを搭載した、比較的パフォーマンスの高い AMD シリーズがラインナップされており、今回はこの中から AMD シリーズ S5 をご提供いただきました。

TRIGKEY S5 のスペック

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Speed S5 のスペックをチェックしてみましょう。

製品名Trigkey S5
CPUAMD Ryzen™ 7 5700U (8C/16T) 最大 4.3GHz, L2 4MB, L3 8MB
グラフィックスAMD Radeon™ Graphics 8core 1,900MHz (Radeon RX Vega8)
映像出力HDMI×1, DisplayPort×1
ストレージ500GB M.2 NVMe 2280 SSD (最大 2TB 対応)
メモリ32GB (16×2) SO-DIMM DDR4 3200MHz
電源アダプタ入力: 100-240V AC, 50/60Hz, 出力: 19V/3.42A
サイズ126×113×42mm
ワイヤレスWi-Fi6(802.11ax), Bluetooth 5.2
OSWindows 11 Pro*
インターフェースUSB-A 3.2 Gen2×3, RJ45 1000M (Ethernet)×1,
3極 Audio ジャック, USB Type-C×1, USB-A 2.0×1

まずいちばんの特徴は搭載プロセッサ。冒頭でも触れましたが、AMD Ryzen 7 5700U という、モバイル向けで省電力モデルのプロセッサが搭載されています。ぶっちゃけ型落ちプロセッサという印象が否めませんが、8コア16 スレッドで、最大動作クロック周波数が 4.3GHz という、とてもパワフルなプロセッサです。

スペック的にはまだまだ十分現役で使えるプロセッサだと思います。

で、プロセッサがモバイル向けなので、グラフィックスは内蔵のものです。AMD のプロセッサは、特にデスクトップ向けのものに関しては、ナンバーに G が付くもの以外には基本的に GPU は含まれません。別途グラフィックカードが必要になります。(※自作される方はご注意ください。)

一方のモバイル向けは、APU アクセラレーテッド・プロセッシング・ユニット(Accelerated Processing Unit) という、CPU と GPU を統合させたプロセッサが使われています。ということで、この S5 にはモバイル向けのプロセッサ Ryzen 7 5700U が搭載されているため、 8コア 1,900MHz で動作する AMD Radeon Graphics が含まれています。

ちなみに Ryzen 5000 シリーズには Radeon RX Vega 8 が搭載されているようです。ゲームもできるパフォーマンスを発揮する APU です。

このあとベンチスコアをチェックした結果をお知らせいたしますが、プロセッサを見ただけでも、だいたいのことはできるミニ PC だと言えます。コダシマなら向こう5年間は使いますね。

RAM は 16GB (8GB×2)  SO-DIMM DDR4 3200MHz を搭載し、ストレージは 500GB の M.2 NVMe 2280 SSD が搭載されています。最近は 32GB RAM だったり 1TB ストレージだったりが多くなっていますが、価格を抑えるには RAM やストレージを抑えたモデルの存在も欠かせないと思います。

ちょっと手間はかかりますが、もちろん RAM とストレージの増設ができ、RAM は最大 64GB (32GB×2)、ストレージは最大 2TB の M.2 SSD に加え、 SATA SSD (もしくは 2.5 インチの HDD) が拡張可能です。こちらも 2TB まで拡張可能ということで、ストレージは最大 4TB まで拡張することができます。

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インターフェイスについて、正面には USB Type-A 3.2 Gen2 ×2ポート、USB Type-C ×1ポート、3極オーディオジャック。

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背面には RJ45 (Ethernet) ポート ×1、USB Type-A の 3.2 Gen2 ×1ポート、2.0 ×1ポート、DisplayPort ×1、HDMI ×1、電源です。

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ご覧いただいた通り、映像出力は 4K 60Hz をサポートする HDMI 2.0 と、4K 144Hz をサポートする DisplayPort さらに、映像出力に対応した Type-C ポートを備えており、ミニ PC でありながら同時に 3 台のモニターに接続することができます。とは言ってもコダシマは、今のところモニターは2台までで充分です。3台目くらいからカーソルを迷子にしてしまうので、控えています。

それと、コダシマ家ではまだ Wi-Fi 5 のルーターを使っているので、実証できませんが 最大 2400Mbps (2.4Gbps) の Wi-Fi 6 に対応とのこと。Wi-Fi6 では「高速化」「省エネ」「安定性」を実現するために、従来の規格とは異なる新たな技術が採用されています。安定した高速通信を望まれる方は、ぜひココもチェックしておきましょう。

というスペックで、だいぶできることが多そうな、なかなか強いミニ PC でございます。

ご予算をあまりお持ちではないけれども、できるだけパフォーマンスの高い PC が欲しいという方にはちょうど良い選択肢ではないでしょうか。ってか、コダシマ AMD 好きです。

TRIGKEY S5 のベンチスコアチェック

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ベンチスコアのチェックもしてみましょう。まず、ネット上にある情報で、スペックの比較をしてみました。比較したのは、コダシマ家で現役稼働中の自作 PC との比較です。

自作1号機 – Intel core i5-9400F, GeForce GTX 1660Ti, 64GB DDR4 RAM

自作2号機 – AMD Ryzen 5 5600G, Radion RX 6600, 80GB DDR4 RAM

Trigkey S5 – AMD Ryzen 7 5700U with Radion Graphics, 16GB DDR4 RAM

そして、それを PassMark でチェックしてみた結果がこちら。

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当然ですが、デスクトップ向けのプロセッサに比べ、ミニ PC やノート PC に搭載されるモバイル向けプロセッサのパフォーマンスは低いです。今回は同世代の Ryzen 5 のデスクトップと Ryzen 7 のモバイルという比較をいたしました。あくまでもコダシマの見解ですが「この程度しか差がないのか」というのが一発目の印象です。

コダシマはこの結果をみて、電力や発熱のことを考えると、用途によってはモバイル向けのプロセッサの方が良いかもしれないと思いました。きっと同じく考えるユーザーも少なくないように思います。

無理して電力を垂れ流すよりよっぽどいいんじゃないかと思うのは、コダシマだけじゃないはずです。

それと、流石に第 9 世代の Core i5 だと、世代が離れすぎた感はありますが、逆にいうと、それでも Intel のシングルスコアの高さが目を引きますね。シングルコアの Intel と、マルチコアの AMD という図式はしばらく変わることはないでしょう。

ってことで、PerformanceTest で検証してみました。

PerformanceTest

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トータルの性能 (Rating) で見る限り、やっぱりモバイル向けかぁ…と思いましたが、CPU 性能を 見ると、同世代のデスクトップ向け Ryzen 5 とほぼ同等ということがわかります。ただし、やはりというべきか、内蔵グラフィックスの性能差は否めません。ココがレイティングスコアを落としたところでしょう。

これによって、もしかしたら 3D ゲームでパフォーマンス不足を感じるかもしれませんが、とは言え、このサイズで大きなデスクトップに迫る勢いのパフォーマンスは圧巻です。つまりは、ゲームとかでなく一般的な作業であれば、普段コダシマがメインで使っているマシンと大差ないということを物語っています。

https://www.passmark.com/products/performancetest/download.php

Geekbench 6 

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Geekbench での CPU の計測結果です。PassMark で見た結果そのままですよね。Geekbench も PassMark も CPU スコアをメインにしていますからねぇ。結果が似てしまうのは当然といったところでしょう。

次に Compute (グラフィックス) の結果です。

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Ryzen 5 5600G 搭載のマシンには現在 RX 6600 を使っていますが、その前は RX 6400 を使っていましたので、参考までに一緒に比較してみました。

Ryzen 5000 シリーズに搭載されている内蔵グラフィックス AMD Radeon RX Vega 8 (Renoir) Graphics も、プロセッサによって動作クロック周波数が異なるため、同世代のプロセッサでもスコアが変わってきます。というか、先程の PerformanceTest で弱かった結果が反映されているという印象を受けました。

https://www.geekbench.com/

Cinebench R23

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計測結果については、いずれの結果とも酷似しているため、深くは語りませんんが、同世代のデスクトップ向けと比較すると…、とはいっても Ryzen 5 と Ryzen 7 の違いはあります。なんと表現したら良いかわかりませんが、コダシマ的にはデスクトップ向けのほうが一段上の性能のようなイメージです。

デスクトップ Ryzen 7 ≧ モバイル Ryzen 9

デスクトップ Ryzen 5 ≧ モバイル Ryzen 7

デスクトップ Ryzen 3 ≧ モバイル Ryzen 5

一概にはいい切れませんけれどね、ざっくりこんなイメージを持っているというお話です。

※あくまでも個人の意見です。

https://apps.microsoft.com/store/detail/cinebench/9PGZKJC81Q7J?hl=ja-jp&gl=jp

ドラゴンクエストX ベンチマークソフト

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この辺のスペックだと、ドラクエベンチでは「快適」以上ではないでしょうか。

設定を最高にしても「とても快適」の評価が出ました。

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これくらいのゲームであれば、全く問題ないでしょう。

https://hiroba.dqx.jp/sc/topics/detail/c042f4db68f23406c6cecf84a7ebb0fe/#up2

FINAL FANTASY XV ベンチマーク

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逆に、Final Fantasy はハードですね。ココらへんから分かれ目になってくるところでしょう。内蔵グラフィックスでは少々厳しいです。実際に、標準品質の Full-HD 解像度だとスコア 1970 で「動作困難」の評価でした。

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最も軽量になるよう、軽量品質で 1280×720 解像度で試してみると、評価が「普通」になります。

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ってか、FINAL FANTASY XV ベンチマークの概要を見ると NVIDIA の文字ばかりで AMD とか Radeon の文字が見られません。もしかして相性が悪いのかな?なんても思いましたが、とはいえ、グラフィックスボードの追加無しで、これだけのスコアが出るのって、スゴくないですか?

何回も言っているかもしれませんが、ホントこれで充分なユーザーは多いはずです。

とかいうと、今更 Ryzen 5000 シリーズとか言われそうですけれどもね。

http://benchmark.finalfantasyxv.com/jp/

TRIGKEY S5 でゲームしてみた

個人でゲームを楽しむには充分なパフォーマンスを発揮してくれました。

Street Fighter V

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そろそろ6の購入も検討しているのですが、もうちょっとVで比較したいと思います。単体でプレイすると、比較的ストレス無く楽しむことができます。Eスポーツガチ勢には向いていないと思われます。ガチ勢はガチなマシンをお選びください。

Monster Hunter Rise

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ようやくセールでモンハン買いました。普通にプレイできますね。楽しいですねモンハン。

といった感じで、ガチ勢向きでないのは明らかですが、PC ゲームの入門機としても良さげな感じです。

とりあえず始めてみたいという方は、ココからでも良いかな?思います。

Windows ライセンスのチェック

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Windows ライセンスについてもチェックしてみましょう。

というのも、安価な PC の場合、再インストールの際にアクティベートが通らないことがあります。OEM でないライセンスの場合に起こるようです。ですが、システムの不具合とかで、再インストールしたくなることもあるでしょう。チェックしておくに越したことはありません。

早速やってみましょう。

プロダクトキーのチェック

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ではまず、コマンドプロンプトを使って Windows のプロダクトキーを確認してみます。Windows のプロダクトキーがわからない場合、コマンドプロンプトからプロダクトキーを調べることができます。ただし、この方法で確認できるのは OEM ライセンスだけです。

逆に言うと、これで確認できないものはリテールキーやボリュームライセンスだったりするわけです。

  • リテールキー:Microsoftストア、またはリテールストアからWindows 10を購入する場合は、このキーを受信します。
  • OEMキー:OEM、またはパソコンのメーカーはMicrosoft社と契約を結び、これらのメーカーが発売したパソコンにはこの種類のキーが搭載されます。
  • ボリュームライセンス(MAK/KMS):法人はマイクロソフトボリュームプログラムによってWindowsライセンスを一括購入する場合は、ライセンスの種類はボリュームライセンスです。この種類のライセンスの下には、またMAK及びKMSがあります。

OEM キーであれば問題がないので、今回はこの方法が有効です。ベンダー製PCならば「WMIC」コマンドを使って確認できます。手順は次のとおりです。

  1. [Windows]+[R]キーで[ファイル名を指定して実行]ダイアログを開き、「cmd」でコマンドプロンプトを起動させます。もしくは、Windows 画面の下にある「Windows」スタートボタンから、「Windows システムツール」を見つけて、その中にある「コマンドプロンプト」を起動させます。
  2. コマンドプロンプトが表示されたら、次のようなコマンドを入力して「Enter」キーを押して実行します。
    wmic path SoftwareLicensingService get OA3xOriginalProductKey
  3. プロダクトキーが表示されます。
    「OA3xOriginalProductKey」と書かれた項目の下にある25文字列がプロダクトキーです。

が、今回、確認できませんでした…。

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OEM ライセンスではないようです。ちょっと気になりますねぇ…。

一応、ダメ元でレジストリにあるバックアップキーを控えてはおきます…。(意味深)

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SSD の差し替え

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では、S5 の SSD を差し替えます。底面にあるビラビラのおかげで、底面のパネルが取り外しやすいですね。

ストレージの増設用スロットがあります。

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Beelink のときは M.2 のでしたが、これは SATA です。

Beelink のは、SATA のに変更する場合はメーカーに問い合わせる必要がありましたが、もしかしたら、メーカーに問い合わせれば M.2 のにできるって話ですかね?気が向いたら問い合わせてみましょう。

では、SSD を取り替えます。

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手元に Gen3x4 のがあったのでこれを使います。

クリーンインストール

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で、Windows 11 をクリーンインストールします。

復元機能でライセンスのアクティベートってできるんですかね?

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興味があるので、これで復元してみます。

初期設定が終わったところで、ライセンスを確認してみます。

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だめでした…。

レジストリにあるライセンスのバックアップというものも試してみたのですが、ライセンスが通りません。

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世にプロダクトキーをチェックするソフトウェアが販売されていますが、これはどうやらレジストリにあるライセンスのバックアップを読み込んでいるだけの物が多いようです。

そのため、今回のようなケースには全く役に立ちません。場合によっては、お金の無駄遣いになるだけなのでお気をつけください。

ライセンスの件について、メーカーに問合せてみると、再インストールの場合、シリアルナンバーを伝えることでアクティベーションコード(つまり、プロダクトキーね)を教えてくれるとのことでした。

ちょっとグレーな気もしないではないですが、対応策はあるので再インストールもなんとかなりそうです。

TRIGKEY S5 に Linux インストールしてみた

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https://manjaro.org/

ってことで、ライセンス認証とか気にならない Linux をインストールしてみました。

「AMD プロセッサにインストールするのは Arch Linux 系でしょ!」ということで Manjaro をインストールしてみました。

解説:Steam DeckROG Ally に搭載されているのが AMD プロセッサで、Steam Deck が採用している OS は SteamOS 3.0 は Arch ベースだからです。(ROG Ally の OS は Windows 11 で

ってなことで、Manjaro がインストールできたら Steam をインストール。はじめから SteamOS をインストールすれば?とかいうツッコミはスルーします。

Steam のインストールは問題ありませんでしたが、起動には結構時間がかかりました。

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またゲームの起動にも時間がかかったのが気になりましたが、ゲーム自体は Windows でのプレイと印象は大きく変わりませんでした。

TRIGKEY S5 のお値段

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といったところで、気になるお値段なのですが…、レビュー動画の編集に時間がかかっているうちに Amazon での在庫がなくなってました…。(今は、あるかも

でも、安心してください、ありますよ!

プロセッサが Ryzen 7 5800H にアップグレードした S5 Pro なら在庫があります!

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5700U は省電力モデルなのに対して 5800H はモバイル向けの中でもハイパフォーマンスモデル。

消費電力は高くなりますが、動作クロック周波数も高く、パフォーマンスが向上しています。また、内蔵グラフィックスのクロック周波数も高くなっているため、全体的に見てパフォーマンスが向上しています。

そして、そのお値段、なんと 55,800 円!じゃなく、いまなら 11,000 円 OFF クーポンがあるので 44,800 円!

5 万円以下で、このパフォーマンスのコンピュータが手に入ってしまいます!

ちなみに、こちらは、紹介していた S5 と同様に 16GB RAM、500GB ストレージですが、それを 32GB RAM、1TB ストレージにしたモデルも有り、そちらはなんと 63,800 円でなんと 12,000 円 OFF クーポンあり!

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5700U が 5800H に勝てるところは電力消費くらい。

うん、S5 の在庫の補充を待たず、S5 Pro で良いと思います。

Trigkey S5 のまとめ

【実機レビュー】高コスパ Ryzen 7 5700U 搭載 miniPC TRIGKEY S5 の気になる点を徹底調査!

今回は Ryzen 7 5700U 搭載のミニ PC、Trigkey S5 を紹介しましたがいかがでしたでしょうか?

終わりの方は S5 Pro の紹介になってしまいましたが、いずれにせよ破格のミニ PC だったと思います。

ぶっちゃけライセンスのところだけ、なんだかちょっとグレーな印象を受けてしまいましたが、それ以外については充分な性能を持ったミニ PC だと言えます。何度もお伝えしている通り、それなりのスペックは欲しいけれども、かけられるお金がない方なんかは、コレくらいのミニ PC が良いと思います。

リアルに、最近は「イラレ&フォトショ使える PC 欲しい!…けどお金が!」という方向けに製品を探しておりますが、そんな方に勧められる1台です。というか勧めてます。

最新のモデルばかりが正義じゃないと思うので、身の丈に合った製品をお探しのアナタにおすすめの1台かと思います。

といったところで、レビューを締めたいと思います。

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