まずはbit:ビットから覚えましょう。

2つの選択肢の中から1つを選ぶのに必要な情報量が 1ビット(1bit)です。

これが二進数の最小単位ですね。

nビットの情報量では2のn乗個までの選択肢からなる情報を表現できます。

…なんのことやらさっぱりですね(汗

実際に計算してみましょう。

例えばn=5として計算すると
5ビット=2の5乗(2×2×2×2×2)=32通の選択肢からなる情報の表現が
ということになります。

これがどれくらいかというと
アルファベット25文字を表現する場合に
最低限必要になる情報量(16<26<32なため)です。
※4ビットだと16通の選択肢なので足りません。

 

byte:バイト

特別な指定がない限り1バイト=8ビットです。

そして、この1バイトが情報の処理や伝達、記憶の最小単位です。

ちなみに1バイト(=8ビット)は256通の選択肢からなる情報の表現ができます。

 

ここからがちょっと厄介 Kbytes:キロバイト(KB)

キロバイトとは、1000(10の3乗)バイトまたは1024(2の10乗)バイト。

「キロ」は通常の単位では1000倍を意味(例えば1キロメートルは1000メートル)しますが、PCの世界ではもともとが二進数でしょりするため2の倍数の方が処理しやすく、慣用的に1024倍(2の10乗)の意味で使われてきました。

おおよそ同じくらいに見えますが精度を求めると、この誤差は大変大きくなります。

よって、ここからの単位は場合によっては注意する必要があります。

 

聞いたことある?megabyte:メガバイト(MB)

メガバイトとは、100万(10の6乗)バイトまたは約105万(2の20乗)バイト。

「メガ」も通常、単位の接頭辞は1000(10の3乗)倍ごとに決められており、「メガ」は100万(10の6乗)倍を意味しますが、2進数では慣用的に1024倍(2の10乗)ごとに接頭辞を付けることが多く、この命名法では1024倍がキロ、104万8576(2の20乗)倍がメガとなります。

 

結構見かけるgigabyte:ギガバイト(GB)

ギガバイトとは、10億(10の9乗)バイトまたは約10億7374万(2の30乗)バイト。

「ギガ」は通常、単位の接頭辞は1000(10の3乗)倍ごとに決められており、「ギガ」が10億(10の9乗)倍を意味しますが、2進数では慣用的に1024倍(2の10乗)ごとに接頭辞を付けることが多く、この命名法では1024倍がキロ、104万8576(2の20乗)倍がメガ、10億7374万1824(2の30乗)倍がギガとなります。

 

最近見かけるterabyte:テラバイト(TB)

テラバイトとは、1兆(10の12乗)バイトまたは約1兆995億(2の40乗)バイト。

「テラ」は通常、単位の接頭辞は1000(10の3乗)倍ごとに決められており、「テラ」が1兆(10の12乗)倍を意味しますが、2進数では慣用的に1024倍(2の10乗)ごとに接頭辞を付けることが多く、この命名法では1024倍がキロ、104万8576(2の20乗)倍がメガ、10億7374万1824(2の30乗)倍がギガ、 1兆995億1162万7776(2の40乗)倍がテラとなります。

 

 

まだまだあるよpetabyte:ペタバイト(PT)

ペタバイトとは、1000兆(10の15乗)バイトまたは約1126兆(2の50乗)バイト。

「ペタ」は通常、単位の接頭辞は1000(10の3乗)倍ごとに決められており、「ペタ」が1000兆(10の15乗)倍を意味しますが、2進数では慣用的に1024倍(2の10乗)ごとに接頭辞を付けることが多く、この命名法では1024倍がキロ、104万8576(2の20乗)倍がメガ、10億7374万1824(2の30乗)倍がギガ、 1兆995億1162万7776(2の40乗)倍がテラ、1125兆8999億0684万2624(2の50乗)倍がペタとなります。

 

もっとあるよEB、ZB、YB

もっと大きな単位も当然存在します。

まとめて一覧にしてみます。

 単 位  10進数 2進数
byte(バイト) 1byte=8bit
KB(キロバイト) 1byteの1,000倍 1バイトの1,024倍()
 MB(メガバイト) 1KBの1,000倍  1バイトの1,024倍
 GB(ギガバイト) 1MBの1,000倍  1バイトの1,024倍
 TB(テラバイト) 1GBの1,000倍  1バイトの1,024倍
 PB(ペタバイト) 1TBの1,000倍  1バイトの1,024倍
 EB(エクサバイト) 1PBの1,000倍  1バイトの1,024倍
 ZB(ゼッタバイト) 1EBの1,000倍  1バイトの1,024倍
 YB(ヨッタバイト) 1ZBの1,000倍  1バイトの1,024倍

YB(ヨッタバイト)なんて途方もない単位ですね。

…でも20年ほど前はTB(テラバイト)も途方もない単位だと思われていましたが、最近では個人でも1TBを超えるHDDなどのストレージを買うことができるようになりました。

なので、近い将来に見かけるようになるかもしれませんね。