基本ソフト:OS

Operating System の略で、基本ソフトのことを呼びます。

Microsoft 社のWindows やApple 社のMac OS X、オープンソースのLinux など
PCを構成するそれぞれの機器の管理や制御を中心として
多くのソフトウェアが共通して利用する基本的な機能などを含んだ
システム全体を管理するソフトウェアです。

…と言ってもなかなかイメージしにくいと思います。

そこで、わたしはOSを説明するときに
OSことをPCの「通訳ガイド」と呼んでいます。

 

PCの通訳ガイド

どういうことかというと
実際にPCへの命令(正確にはCPUへの命令)は
半導体の中の回路に電気が通っているか、そうでないかの2通。

つまり、数字で表すと0と1だけの世界です。

これを二進数と呼びますが、普通の人は全く理解できません。
(たまに理解する人がいますが、はっきり言って変態です)

そこで登場するのが、人の言葉をPCの言葉に通訳してくれる存在です。

おまけに文化も風習も違うPCには人が求めていることなど一切分かりません。

なので、通訳は同時にガイドすることも必要になります。

わたしたちが
「文書が書きたい」と言えば通訳ガイドはそれをPCに伝え、
PCから必要な指示を受け取り、文書の作成に必要な手配をし、
わたしたちにわかる言葉で文書作成の準備を提供してくれます。

わたしたちが
「文書を印刷したい」と言えば通訳ガイドはそれをPCに伝え、
PCからの必要な指示を受け取り、印刷に必要な手配をし、
わたしたちにわかる言葉で文書の印刷に必要な準備を提供してくれます。

わたしたちが
「絵を描きたい」と言えば…

というようなイメージです。

 

アプリケーション

アプリケーション(アプリ)という言葉もよく耳にすると思います。

OSの機能を利用し、OSの上で動作するプログラムのことをアプリケーションと呼びます。

先ほどの「通訳ガイド」の例でたとえると
現地のお店とか、施設などにあたるものだと考えてください。

わたしたちが
「絵を描きたい」と言えば通訳ガイドはそれをPCに伝え
PCは絵を描くために必要な場所と道具を用意するよう通訳ガイドにつたえ
それを準備した上で、通訳ガイドはわたしたちに提供してくれます。

なので、同じソフトウェアでもOSが違うと使えません。

もう少し分かりやすく言うと

  • CPUがアメリカ人だと通訳ガイドは英語を使い、ガイドしてくれます。
  • CPUがフランス人だと通訳ガイドはフランス語を使い、ガイドしてくれます。
  • CPUが中国人だと通訳ガイドは中国語を使い、ガイドしてくれます。

では、

「CPUがアメリカ人で通訳ガイドも英語、現地の施設がフランス語」だとどうでしょう?

つまり、通訳ガイドと同じ言葉を理解するプログラムでなければ
CPUへ通訳してもらうことができないということになります。