PCの頭脳「CPU」

PCの性能をはかる上で、いちばんの基準「CPU」です。
CPUはプロセッサとも呼ばれています。

個人的にプロセッサという呼び方が好きなので
このブログではプロセッサと呼ぶことにします。

プロセッサーの種類

プロッセッサのメーカーとしてはIntelAMDが有名ですが、
特にIntel社製のプロセッサを搭載したPCが多く存在します。

そこで、Intel社のプロセッサについて勉強してみましょう。

Intel社のプロセッサではCoreシリーズがメインです。

このシリーズは「Core i○」のように表記されており
単純に数字が大きい方が処理速度が高いと思って間違いありません。

つい最近、モバイルPC向けのプロセッサ「Core M」が発表され
Coreシリーズは大きく4種類です。

  • Core i3
  • Core i5
  • Core i7
  • Core M

この4種類はほとんどのPCに搭載されており
PCを選ぶ際の基準のひとつです。

また、タブレットPCなどで使われるAtomシリーズもたくさんシリーズがありますが
最近になりシリーズの統合が図られ大きく3種類になります。

  • Atom x3
  • Atom x5
  • Atom x7

このCoreシリーズ、Atomシリーズの他にもIntel社では
CeleronやPentiumなど、たくさんのプロセッサがあります。

目移りしますね。

また、当然ではありますがプロセッサは
発売された時期(世代)により性能が変わってきます。

なので、過去に発売されたCore i7より最近のCore i5の方が
高性能だったりすることもあります。

この世代の違いを知るには、プロセッサ・ナンバーと呼ばれる
いわゆる製品番号の違いで知ることができます。

やっぱり数字が大きくなるほど高性能ですが
もっと具体的にプロセッサの性能を知るには

  • キャッシュ
  • 動作周波数
  • コア数/スレッド数
  • 消費電力

これらそれぞれの機能によってトータル的な機能が決まります。

もう少しプロセッサについて勉強してみましょう。

 

キャッシュ

使用頻度の高いデーターを蓄えておくことにより
読み込みの頻度を抑えて処理速度をより高速にする機能のひとつです。

 

動作周波数

動作周波数は「クロック周波数」とも呼ばれ
コンピュータ内部の各回路間で処理の同期を取るためのテンポのこと呼びます。
この値が高いほど処理能力が高いです。

 

コア数/スレッド数

コアとは演算処理をする回路のことです。

最近のプロッセッサの多くはマルチコアプロセッサと呼ばれる
2つ以上のコアをひとつにしたプロセッッサです。

コアの数を増やし、並列処理させることで性能を向上させます。

2つのコアを持ったプロセッサを「デュアルコア」
4つのコアを持ったプロセッサを「クアッドコア」
とよばれています。

また、コア数と同時に「スレッド」というものがありますが
このスレッドとはプログラムの最小の実行単位をよびます。

それぞれのコアでこのスレッドをいくつ処理できるかで
プロセッサの性能が決まります。

コア数にしろスレッド数にしろ多い方が基本的には高性能とされていますが
処理内容に得手不得手があるため、利用するアプリケーションによっては
思ったほどの性能を発揮できない場合もあります。

残念ながらコア数もスレッド数もただ多いだけではダメなのです。

 

消費電力

PCも電化製品なので当然ですが電力が必要になります。

プロセッサの場合には、処理能力が高いほど消費電力も高くなります。

ディスクトップPCであれば電気料に跳ね返り
ノートPCではバッテリーでの稼働時間に跳ね返ってきます。

つまり、処理能力が高いプロセッサのPCほど電力を多く使うということです。

特にノートPCなどでは、バッテリーの持ちが重要になるため
プロセッサの性能と消費電力のバランスがPC選びのキーになります。

 

まとめ

さて、プロセッサひとつとっても注意すべき点がいくつもありますね。

用途にあったPCを選ばなければムダに電力を使ってしまい
ノートPCであれば貴重な稼働時間を削ってしまいます。

ディスクトップPCであれば高い電気料を払わなければいけなくなります。

どちらに比重を置くかはあなたの自由ですが
必要なものを必要なだけ選ぶことが何よりも大切だと思います。